- CD
- 2LP
Arushi Jain
Under the Lilac Sky
Plancha / Leaving Records
- Cat No.: ARTPL-157
- 2024-05-03
彼女の主な楽器である、パイプオルガンや、クワイアー、室内楽団などによるドローン、ミニマルミュージックのコンポーザーとして、最も注目されてきた若き女性コンポーザーKali MaloneがStephen O'MalleyとLucy Railtonをフィチャリングしてリリースした3LP。ELIANE RADIGUEの音楽を愛する人にも薦めることができる数少ないアーチストのひとり。 リリース時は即完売だったアナログ、2ND PRESS。ストックしました。 (サイトウ)
Track List
個人的にも近年大きな影響受けてきた音楽家、若くしてピエール・シェフェールに師事し電子音楽を学び、70年代にアメリカに渡り、チベット密教にも影響を受け、ドローン・ミュージックを追求し続けるエリアーヌ・ラディーグ。〈Lovely Music〉等からの作品群は、瞑想的な音楽のマスターピースとして静かに愛されてきました。彼女が近年取り組んできたOccamシリーズ、Occam XXVのフレデリック・ブロンディによる演奏がCD化されました。正のエネルギーに満ちた美しい音楽。スピーカーが振動する様まで美しい。パイプオルガン、ドローンの波動。クレア・M・シンガーとエリアーヌ・ラディーグ自身がライナーノーツを手掛けています。これまでの彼女の数々のマスターピースにも引けを取らない素晴らしいリリース。人類の遺産。ストックできました。是非。 (サイトウ)
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〈EDITIONS MEGO〉〈SLIP〉からもリリースするシドニー出身ベルリン拠点のギタリストJULES REIDY新作アルバムが〈SHELTER PRESS〉からリリース!通常の12音程の範囲を超えた純正律チューニングのギター、多弦ギターのサンプリング、フィールドレコーディング音源が重なるハーモニーの実験。自身のオートチューンボーカルも使用してますが低音に吸収され異質な轟音に。フォーク、ドローン、アンビエントの中間にあるサウンド、奇妙な感覚。 (Akie)
アープ・シンセサイザーを使用した1988年サンフランシスコNew Langton Artsでの録音「Kyema」、1991年の「Kailasha」、フランス、ニースのCIRMスタジオ1993年録音の「Koumé」の録音。
『(Kyemaは)「チベット 死者の書」、存在の連続性を構成する6つの中間状態(六道輪廻の中陰的なことだと思います)の喚起に触発されている。第2章の「Kailasha」は、(彼女が敬愛した聖者ミラレパの伝説でも知られる)ヒマラヤで最も神聖な山のひとつカイラス山を巡る、想像上の巡礼に基づいて構成されている。』『「Koumé」は3部作の最後の部分を構成し、死の超越を強調している。』 (解説より)
音の波同士が交錯して干渉し、微細なうねりを産み出していく、そして意識の同調を促すような覚醒的で美しい音楽。是非その音の表情が変化していく様、振動の変化を感じとれる音量で体験してみてください。個人的にも数年前に体験し繰り返し深く揺さぶられ最も影響を受けている音楽です。16 ページのブックレット、ライナーノーツにはDAVID BERHMANも寄稿しています。 (サイトウ)
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ケージ以降、フィリップグラス、スティーヴライヒ、テリーライリーと並び前衛ミニマル音楽の重要人物として、現在も尚多大な影響を与え続けるLA MONTE YOUNGの歴史的名作、初のリマスタリング公式アナログ再発が実現!1969年にミュンヘンのギャラリーにてライブ録音、持続正弦波とラーガ詠唱の重奏のAサイド。1964年にスタジオ録音、巨大なゴングと弓弦で奏でたBサイド。音の倍音構造、音響の知覚可能性に踏み入れた聴取の実践。リズムやメロデイのない持続音の中に変化を見出す、音と一体化を促す比類なき体験作品です、この機会に是非! (Akie)
ピエール・シェファーやピエール・アンリの元で電子音楽、テープミュージック、ミュージック・コンクレートを学び、アメリカに渡り、チベット仏教にも傾倒しながら、ドローンミュージックの素晴らしい音源を残し、今もなおご健在のエリアーヌ・ラディーグの1968年の音源と、1998年の録音を彼女の作品の再発を多く手掛けてきた伊〈Alga Marghen〉が再発。彼女のどの作品にも言えることだと思いますが、音に強度があり、精神を揺さぶるような振動、サイケデリックス、ノイズ、ドローン、微細に変化していきながら軌道を辿る美しい音の波動が感動的。聴かれ続けるべき実験音楽家の一人。 (サイトウ)
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A-SIDEは、インド古典声楽にインスパイアされたMARIAN ZAZEELAとのヴォイスドローン。B-SIDEは3つのサイン波からなるドローン。音と意識を同化して拡張するようなある種の究極。 (サイトウ)
70年代に、NYCの現代音楽、先鋭音楽に多大な影響を与えた古典インドの声楽家Pandit Pran Nathに、ラ・モンテ・ヤング達と共に師事し、ヴォイス・ドローン、またバグパイプによるドローンによるサイコアクティヴな音の効果を追求したヨシ:ワダの81年録音。自作の改造バグパイプ、ヴォイスを使ったパフォーマンス。EMの最初は、オリジナルマスターからのフルレングスバージョンでの最初でしたが、82年のSuperior Viaductのサブレーベルétats-Unisから、India Navigationのオリジナル盤を再現したLPリリース。 (サイトウ)
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オリジナルは同じく〈THE SILENTES〉サブレーベルである〈13〉から発表されたSTEFANO GENTILEの写真集『Il silenzio dei tuoi passi』に付属されたCDに収録されたもので、現在は廃盤。儚いソロキーにき瞑想を促すパッドのレイヤー、多種音響ソースを織り込んだアンビエント大作。フリップには2020年に84歳で逝去した新古典主義の作曲家HAROLD BUDDに捧げるアンビエントドローン作品を収録。 (Akie)
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Sugai Kenの同レーベルからの2020年アルバム「利根川」同様、今作では秋田県にある湖「八郎潟」にスポットをあてた美しきサウンドスケープ・アンビエント作品が誕生している。以前は日本で2番目に大きな水域であった八郎潟は、第二次世界大戦後、オランダ人技師ピーテル・ヤンセンとアドリアン・フォルカーの協力を得て、政府が大規模な排水工事を命じた。1977年の完成後、干拓地は八郎潟の面積の80%を占めるようになった。その結果、周辺地域から植物が広がり、鳥類をはじめとする野生生物の種類も増え、新たな生態系が確立された。このユニークな題材に対する畠山のアプローチは、排水路、尾形橋、草原保護区など、湖周辺の特定の場所からフィールドレコーディングを行い、その素材をもとに、彼の手腕であるドローンのようなシンセサイザーの持続音、アンビエンス優しいギターの音色と響き、繊細で緻密丁寧なミックス音響の施しと共に、八郎潟周辺の環境を反映する広大なアンビエント空間を作り上げている。全9トラック。
今作も、Sugai Ken「利根川」同様、八郎潟をテーマにした、失われていく日本の原風景へのイマジナリーな憧憬も強く感じさせてくれるかのような、日本とオランダの「水」にまつわる関係を考察する側面も持ち合わせたロマンチックなサウンドスケープ作品となっている。好調リリースが続くField Recordsからのナイス・リリース。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
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同じく〈MODERN LOVE〉からのソロデビューアルバム「Paradise 94」がリリースされた2018年以降、上記他にもSTEPHEN O’MALLEY,BEATRICE DILLON, ELLEN ARKBROなど名だたるアーティストとコラボレーションを重ね一躍に時の人となった才人LUCY RAILTON、その歩みの中で獲得した自由な精神性で作り上げた新作アルバム!これまで通りに直感に重きを置いたインプロヴィゼーション、そしてヴァイオリンデビュー作「Held In Paradise」や実験ポップ「Blush Study」など、新たな音楽性とインスツルメントを盛り込んだ多面的作品に。年末に新たなAOTY候補が滑り込んできました。限定プレス。 (Akie)
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ROBERT ASHLEYとTERRY RILEYを師事するなど 初期の実験音楽/電子音楽の先駆者であり、幾何学的な図形楽譜を書く作曲家 Joanna Brouk 。フルート、ヴォーカル、ドローン、クジラの歌などを織り交ぜながら、言葉では表現しきれないほどの底知れぬ憧れが表現された、神秘とエロティシズムに満ちたコンセプト・アルバム。 (AYAM)
ブリュッセル拠点のグループRAZENによる2018年にリリースされた全4曲約1時間のアルバム。ウッドベース、ショームという木管楽器、シンプルな構成の中世からある楽器モノコード、サントゥールという弦を叩いて演奏する楽器、ホンメルという弦楽器、サランギというインドの弦楽器など特殊な楽器を多種使い、音が混じりあっていく瞑想的な演奏をしています。倍音が特徴的で神聖な雰囲気のドローンに、ウッドベースが一定ではないミニマルに弦を弾き、かすれて聞き取れないような声のささやきが乗っていくような曲や、さざめく弦楽器のゆらめきを聴くドローン。美しくきらめいていくアルバムです。 (日野)
25歳にしてディープ発掘専科〈HIVE MIND〉からもリリースしている才能JUHO TOIVONEN手掛けるディープドローン、ピアノインプロヴィゼーション作品。未調律のピアノを自由に即興演奏、美しいメロディをループさせた「Kasveille」(sample1)を筆頭に、フィールドレコーディング音源もレイヤーしたノスタルジックサウンドスケープ。12分にも及ぶ長尺を残響させながらピアノを独奏させた「Eläimille」(sample2)など、アルバム包み込む曇り模様のLO-FI音響にも惹き込まれる。 (Akie)
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ストックホルム音楽大学にて作曲修士課程を卒業しているサウンドアーティストLO KRISTENSONがデビュー。アルトフルート、バロックヴァイオリン、バロックヴィオラの合奏編成。提供された部分的なスコアを各々のタイミングで演奏、その際に”呼吸パターンを意識”するように指示。自然に発生する摩擦と抵抗を利用して、演奏にダイナミックな音楽エネルギーを発生させたコンテンポラリー・クラシカル作品!肉体的、自然な音の間合いが心地よい。限定生産のため少量入荷です。 (Akie)
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Resonant Bodies「共振する身体」。二枚組、18曲のコンセプチュアルなフル・アルバムが到着しました。混沌から、正の波動が立ち現れてくるような冒頭から素晴らしいサウンドが展開されていきます。ドローン、音響、メロディ、精神と身体への音の作用。
「ある身体が振動して音を発し、それが別の身体に届いて振動し、新しい音を発生させ、さらに別の身体を振動させて別の音を発生させる...。無限に広がる身体のオーケストラが、それぞれの音の振動を掛け合わせ、「Resonant Bodies」のシンフォニーを創り出すと想像してください。共鳴はコミュニケーションの原理であり、音は人と人との絆や相互関係を構築するものです。「Resonant Bodies」の作品は、全体の一部であると同時に、全体を生み出すものでもあるのです。他の作品とは異なり、「Resonant Bodies」を完成させるのにかかった約2年の間、作品は徐々に完成し、前のレイヤーで発生した振動によって小さな音の粒子が加えられ、不完全で同期した音のオブジェクトが出来上がったのです。"コミュニケーション"」。 (サイトウ)
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電子音楽名門老舗〈EDITIONS MEGO〉と仏電子音楽研究所〈INA-GRAM〉共同企画”RECOLLECTION GRM”から派生した”PORTRAITS GRM”からの作品。2020年から2021年にかけてのGRMスタジオ滞在中に、なんと伝説的ラウドスピーカーオーケストラ”Acousmonium”の為に作曲録音されたもの(!)。その経緯もあってか、彼女を特徴づけているパイプオルガンによるミニマルドローンではなく、トロンボーンやバスクラなどの楽器、シンセサイザー(ARP 2500)、正弦波ジェネレーターを使用した複合音響アンサンブルに。グレゴリオ聖歌のような独特の音色のポリフォニー、正しく調整されたハーモニーは圧倒的。Bサイドなんかはハードコアまで到達しているように感じる。ファーストプレスを逃した方は勿論、電子音響マニアにまで是非届いてほしい名作です。推薦。 (Akie)
トニー・コンラッドは、映像作家で、1960年代のNYC前衛音楽の重要な遺産ラ・モンテ・ヤングが結成したTHE DREAM SYNDICSTE,「永久音楽劇場」にジョン・ケイルらと共に参加し、THE VELVET UNDERGROUNDの結成とその名前の由来に関わったことでも知られ、FAUSTとのミニマル・ミュージックの歴史的リリース「Outside The Dream Syndicate」を残している。しかし後の復活以前の正式のリリースはこれのみで長く音楽シーンから離れていて、伝説の存在だった。90年代に彼の熱狂的なファンだったJIM O'ROUKE達との共演で音楽シーンに復活し、未発表音源も彼らの手でリリースされる。この「Ten Years Alive On The Infinite Plain」は、71年にダンス、音楽、映像、文学などの前衛アーチスト集団として結成され、パフォーマンス・スペースとして現在まで続くTHE KITCHENで行われた72年の演奏。「Outside The Dream Syndicate」の前年。女流電子音楽家LAURIE SPIEGEL,RHYS CHATHAMとの演奏に、プロジェクターによるフィルム・インスタレーションの2時間にわたるパファーマンス。今回のリリースにあたってJIM O' ROUKEが90分弱の音源として編集、リマスターはCGB(DUBPLATE & MASTERING)が担当している。「Ten Years Alive On The Infinite Plain」は、GASTOR DEL SOL期のDAVID GRUBBSとJIM O' ROUKEと共に復活の年、95年に再演されている。この72年のオリジナルの録音は未発表だった幻の録音で待望のリリースとなる。彼は昨年惜しまれながら他界したが、「無限の計画」は、40年に渡り生きつづけている。 (サイトウ)
David Behrman、Catherine Christer Hennix、Urban Saxとの共演プロジェクトや、Black Truffle、Unseen Worldsなどからのソロアルバムのリリースでも知られるベルリンのサックス/インド・ペルシャのフルート奏者にしてドローン・アーチストWerner Durandと、アフリカ・ガーナの名ドラマーMustapha Tetty Addyに師事、その後イランのTombak/Daf名手Nemad Darmanに師事した、パーカッション奏者にして自作の管楽器や弦楽器、はたまたエレクトロニクスを操作するユニーク奇才Uli HohmannによるデュオFLOCKSによる、Jon Hassel「第四世界」や実験的クラウトロックから影響を受けながらもペルシアン・オリエンタル・パーカッション・トライバル・ドローン新たなアンビエント音楽世界を悠久探求する意欲作アルバムが、MALEEM MAHMOUD GHANIA & PHAROAH SANDERS、THE MASTER MUSICIANS OF JAJOUKA feat. BACHIR ATTAR、等、中東スピリチュアル・モダン名リリースの続く名レーベルZehraよりリリースされた!!!メディテーショナル・ヒプノティック神秘の世界。知覚の扉。かっこいいです。180g重量盤LP。全3トラック。お見逃しなくチェックをどうぞ。これはアナログの回る音でも堪能プレイしたい至極のレコードの誕生と思われます。 (コンピューマ)
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インド古典は一生かかっても追い切れないし、ダンスミュージック耳での解釈も困難なんですが、ついにこれをやっちゃう人が出てくるとは相変わらずLEAVING RECORDS凄いです。インド古典やモジュラーの知識が薄く、何が凄いとか新しいを描写できないのですが、シンプルに言えるのは素晴らしきアルバム。コムアイも注目してましたね。(Shhhhh) (Shhhhh)