- LP
SOYUZ
Force of the Wind
MR BONGO
- Cat No.: MRBLP262
- 2024-05-10
ミルトン・ナシメント や アルトゥール・ヴェロカイ彷彿の美旋律。ベラルーシ拠点のユニットSOYUZの3rdアルバム。ゲストにはカエターノやジルベルトジルの再来と謳われる天才、ブラジルのSessaも参加(sample 2)。
Track List
Track List
フォーク、アンビエント、ニューエイジ、サイケデリックが優しく混ざり合うサウンドと、 お年を召した方ならではの拙く可愛らしい歌声。70年代にリリースしたデビュー作を含む作品たちは、どれも当時はあまり評価されず(ちょうどビートルズが『Let it be』をリリースした年です)表舞台から退いていました。90年代から再評価の波が訪れ、2005年に『TOMORROW, TOMORROW & TOMORROW』、2010年には『Still Some Light』と未発表だった過去音源の編集盤をCDでリリース。00年代に入り、WILCOやJim O’Rourkeにカヴァーされたりと 後続のミュージシャンの後押しもあり、やっとこの秘宝のような才能が広く知られるようになりました。昨年には Steve Gunn や Mary Lattimore によるBill Fayクラシックのカヴァー作もリリースされています。本人が自身の音楽を "混沌とした時代のための、心を落ち着かせる賛美歌" と称していいる通り、疲れ果てた時やリラックスタイムに聴き浸りたい作品。 (AYAM)
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サイン波、エレクトロニクス、フィールドレコーディング素材、自身の繊細フォーキーなヴァーカル、Sophie Cooperによるテープエコーされたトロンボーンも印象的なメランコリックにゆらゆらと漂う音の調和が成された15分にもおよぶSide-A「Tokyo Photograph」(sample1)、そして、正弦波のテープ・エコーによるダビー効果ミニマル桃源郷エレクトロニクス、足で爪弾いたギター、尺八の音色もポエティックにハーモニーされたSide-B「The Unlearning」(sample2)のRICHARD YOIUNGSならではのロバート・ワイアットの世界観とも通じるような神々の領域を彷徨い漂う2トラックを収録。本人によるグリッド・レイアウトとタイピングされたジャケット・アートワークも美しい。 (コンピューマ)
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BARIS KやOrient ExpressionsのCem Yıldız達のユニット、イスタンブールのオブスキュア・ダンス・ユニットINSANLARとHONEST JONS, そしてRICARDO VILLALOBOSのコラヴォレーション。このリカルドのミックス、16分超えの2 VERSION。リカルドでしかなしえない素晴らしい世界です。 (サイトウ)
”LEVITATION”や”Desert Daze”など世界各地のフェスから引く手数多、ライブをすれば即ソールドアウトというカルトな人気を誇る現行ガレージサイケ5人組バンド”幾何学模様(Kikagaku Moyo)"二作目のスタジオアルバムがリイシュー!サイケデリックでありながら郷愁色濃いフォーキーなサウンドスケープ、この後一層多種ジャンルを取り込み複雑化していく彼らの根源のグルーヴが切り取られた名作、この機会に是非。 (Akie)
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ジョアン・ジルベルトに代表されるボサノヴァや70年代MPBブラジル音楽、フラメンコ、アメリカン・フォーク&ロック、ポール・サイモン、エリオット・スミス、アシッドフォークなニック・ドレイク、ティム・バックレーの音楽などに多大なる影響を受けながら、南米アルゼンチン出身の両親と北欧スウェーデンでの日常を経て世に出された、彼のラテンアメリカ・フォークロア的スピリチュアル瑞々しく繊細で緊張感に満ちたアコースティック・フォーキー・シンプルな音世界が、冬の夜空に静かに浸透し宇宙に木霊する。全10曲。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
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第一弾「Ballads」も大反響だったTIME IS AWAY(ELAINE TIERNEY、JACK ROLLO)監修コンピレーションから新作!今回はNOISE IN MY HEAD主宰〈EFFICIENT SPACE〉より。文学の魔術師イタロ・カルヴィーノの小説や中世の寓話を音楽的に再現すべく選曲・編纂。フォークや実験電子音響、室内楽まで。カスミトリオや陳明章、SLAPP HAPPY、HARRY PLUNKET-GREENEに至る世界各地、年代も様々なセレクションをラインセンスを取得しコンパイル。感情的で神秘的。スコットランド出身のアーティストPENNY DAVENPORTのアートワークも沁みます。トラックリストからも是非。 (Akie)
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所属の人気バンド Bala Desejo のMPB、トロピカリアなスタイルから離れ、JoyceやNara Leaoらから脈々と受け継がれる 瑞々しく透明感のあるギターとヴォーカルが素晴らしい。血なのでしょうか。コーラスの重なり、息遣い、うっすらと躍動するリズム、どれもがひたすらに美しい4曲。後世に残る一枚だと思います。ハープやストリングスを迎えた、ネオクラシカルなボーナストラック「Dó A Dó」もトラックリストから是非ご試聴ください。 (AYAM)
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現在はニューヨークを拠点に活動する新進気鋭のSSW。Judee SillやJoan Baezなどの70年代SSWや、DelfonicsやThe Supremesといった60年代ソウルグループ、そしてAlton EllisやPhyllis Dillonようなレジェンド・レゲエ・アーティストなどがインスピレーションの源となっているとのことですが、本人が特に語っているわけでもないLinda PerhacsやVashti Bunyanを彷彿させるアシッド・フォーク的なエフェクトのアプローチと、天性の声質が何より魅力的。どのトラックもクライマックスには幾重にも重なる音やコーラスのレイヤーが万華鏡のように押し寄せてくる。。効きます。今年2月にはこれらの作品を再構築したEPがリリースされる予定でまた楽しみです。大注目 (AYAM)
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アコースティックギターの響きと牧歌的フォーキーなSSW的パーソナル内省的作風、サックスを中心としたジャズ・アンサンブル、エレクトロニック・ミニマルなリディム・アプローチが唯一無二のコズミックな内省的小宇宙を作り上げてくれている。全7曲。 (コンピューマ)
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ドイツ、先鋭ジャス、新たな領域を切り開くFAZER周辺素晴らしいレーベル〈Squama〉からリリースされたモンゴル出身ミュンヘンをベースに活動しているシンガーEnjiの新作アルバムが到着しました。当店ベストセラーの2021年の「Ursgal = Урсгал」以来となるアルバムです。前作同様FAZER/SQUAMAの創設者Martin Bruggerがプロデュース、Paul Brändle(ギター)、Matthias Lindermayr(トランペット)らFazerのメンバー、そして〈Squama〉からもリリースされたブラジルのクラリネット奏者ジョアナ・ケイロスと、彼女のアルバムでもドラムを担当しているMariá Portugalも参加。二人の魅力も随所に見られ、このあたりの交流も展開が楽しみ。東洋の寓話のような世界、ヨーロッパ、現代ブラジルの洗練。魅惑。 (サイトウ)
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来日も果たしたアヴァンポップグループ”TARA CLERKIN TRIO”新作!ダブやミニマルがキーになっていたこれまでの作風に加えて、少し方向性が変えた90年代、トリップホップの流れも汲んだ新領域の一枚。ダビーな音空間とブレイクビーツ、漂うな鍵盤リフ、透明感溢れるボーカルが三位一体となった「World In Delay」(sample1)。アシッドベースがスパイスになった実験フォーク「Marble Walls」(sample2)など。前衛精神とポップ美学、そこに歴史も加わったイメージ、ずっと聴ける作品。 (Akie)
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David Bowieのバックバンド・メンバーとしても活動していたというSSW/俳優/作家でもあるEmm Grynerによる、Fleetwood Mac、Doobie Brothers等1970年代後半から80年代初頭ヨットロックへの愛を感じさせてくれる名カバー。 (コンピューマ)
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パンク、ドリル、グラインドコア、ジャングル、フォークに至る幅広い作風とその才能によりARTHUR RUSSELLの名も引き合いに出されるマンチェスターの異能RAT HEART、今回はスロウコアアルバムをローンチ!エフェクトペダルとエレキ、ヴォーカルの三要素で作り上げた2枚組。リバーブを効果的にコントロールしたローファイな音空間、そして感情がダイレクトに反映されたブルージーなパフォーマンス。ハードコアに純な表現。 (Akie)
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DEMDIKE STAREが主宰する先鋭電子音楽名所〈DDS〉の最新ワーク!ギタードローンダブに傾倒した前作からまた一変、フォークなアプローチの新作が到着。スウェーデンのニッケルハルパ(ヴィオラとハーディガーディのハイブリッドのようなもの)を使用、その牧歌的演奏にテープループやフィールド録音、スポークンワードを捩じ込んだ具体音楽×民族音楽。残響弦とカリンバを重ねる、それを朽ちかけたテープに録音。フォーキーなアコースティック楽器が機械的に感じる瞬間、最終的に郷愁も全てドローンに帰結させる展開には鳥肌。 (Akie)
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フォークやポップに括りえぬ独特のサウンドスケープでカルトな人気を誇る東京拠点不定形ユニットテニスコーツの名作がアニバーサリー復刻!日本、オーストラリア、イギリスと3ヵ国にまたがり、18ヶ月の歳月を費やしたレコーディング。閃きの中で生まれるピュアな旋律、アコースティックジャムに現れるエレクトロニクス、フィールド録音の異質さ。テニスコーツとLAWRENCE ENGLISHの前衛精神が結びつき不協さえも純真にしてしまう唯一無二のサウンド。今回の復刻にあたり、当時のセッションのダイナミクスに忠実にリマスタリングも施されています。推薦です。 (Akie)
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手製カセットテープにてコピーされ友人たちの間のみで流通した楽曲、リリースされなかった曲など激レア音源を含めた、伝統的アラブ歌謡エキゾティズムと西洋SSWフォーキー&ソウルフルな音世界が唯一無二のスノビズムなバランスで織りなされる時空を超えたタイムカプセルのような、繊細で内省的にして独自の美しさを持つ17曲の珠玉宇宙。貴重写真、中東のパリとも言われた当時のベイルート音楽シーンを紐解く詳細な資料ともなるライナーノーツ8Pブックレット&DLコード付き。何年もかけて遂に本人とコンタクト、アラブ圏の知られざる貴重音源を次々と発掘復刻する名レーベルHABIBI FUNKの入魂作。2021年のグレイトリリース。後期の楽曲でのシンセサイザーも効いている。トラックリストからも是非ともどうぞ。祝アナログ・リプレス。 (コンピューマ)
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70年代にリリースしたデビュー作を含む作品たちは、どれも当時はあまり評価されず(ちょうどビートルズが『Let it be』をリリースした年です)表舞台から退いていました。90年代から再評価の波が訪れ、2005年に『TOMORROW, TOMORROW & TOMORROW』、2009年には『Still Some Light』と未発表だった過去音源の編集盤をリリース。00年代に入り、WILCOやJim O’Rourkeにカヴァーされたりと 後続のミュージシャンの後押しもあり、やっとこの秘宝のような才能が広く知られるようになりました。昨年にはSteve GunnやMary LattimoreによるBill Fayクラシックのカヴァー作がリリースされるなど、時の流れや流行の変化に影響されることなく普遍的な作風であることが、いよいよ証明されてきた気がします。 (AYAM)
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京都の老舗茶問屋・宇治香園が音と光で茶を表現する”Tealightsound”シリーズは、これまでにアキツユコ、植野隆司(テニスコーツ)、大野松雄、SUGAI KEN、CARRE、Enitokwa、Compuma & 竹久圏といったレーベルとしての意志を強く感じさせてくれる作品を創業記念作品としてリリースしてきた。今回そのmmm(ミーマイモー)編としてリリースされる「ぐりんぐりん」は、「お茶」という稀有なお題のもと、普段の作風からはほんの少しだけ距離を置いて作られた不思議な番外編。童話的日常フォーキー、エレクトロニカ・エクスペリメンタル/クラウトロックでサイケデリック・アンビエント実験性が、日本語と英語による言葉、歌声の魅力を共にミニマルに絶妙なバランス求心力で織りなされる素晴らしき傑作となっている、一気に世界観に惹き込まれ魅了される。アートワーク含めてTealightsound初めての日本語をフィーチャーしたひとつの理想的ともいえる音楽が鳴っているとも思わされる全6曲ミニアルバム。
外出自粛が実施される中、坂本慎太郎、嶺川貴子、辻村豪文(キセル)、王舟らとのリモート共作シリーズを通してじわじわと培ってきた新たなDTMボキャブラリーが、今回のソロ音源では彼女の原点であるギター弾き語りと並行してSFチックかつメディテイティブに展開される。アートワークは音楽を視覚化する「score drawing」も手掛ける小林紗織(aka 小指)によるもの。 (コンピューマ)
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作曲/編曲家、歌手のAlex Chumak、マルチ・インストゥルメンタリストのMikita Arlou、ドラマーのAnton Nemahaiが率いるベラルーシのミンスク出身のクリエイティブ集団、そう、SOYUZはブラジルのユニットではないのです。70年代のMPBから受けた影響を表現した今作は、ロシア語とポルトガル語で歌われ、ブラジル的でありながらブラジル的でなく、ヴィンテージでありながらコンテンポラリーなサウンド、ミナス音楽、アシッド・フォーク、MPBなどを驚くほど美しく折衷された傑作。 (AYAM)