- LP
Prince Jammy
Destroys The Invaders
Greensleeves
- Cat No.: GREL29
- 2024-04-28
〈Thrill Jockey〉からアルバム「SONS OF」の2LP。入荷しました。2019年のEPでの二人のコラヴォレーション、Sam Prekop の2020年の「Comma」でもエレクトロニック・ミュージックに取り組んできた流れの集大成といったフル・アルバム。モジュラーシンセでのインプロヴィゼーション、実験的というよりは、快楽的なクラウトロック的な電子音楽、ダンスニュージック、テクノ。ダイアルつまみの洗濯機、二匹の黒猫、目つき悪め。サムのデザインのアートワーク。是非LPサイズで。 (サイトウ)
Track List
アルバム「Romantiq」は、フランクフルトのドイツ・ロマン派博物館グランド・オープンの為に、デジタル・アーティストRobert Seidelと行ったオーディオビジュアル・コラボレーションから発展した音楽作品で、オーガニックとデジタルの境界線をロマンティック且つエキゾチック、ノスタルジック・フューチャーに探求した覚醒と陶酔の見事なるドリーミー・エレクトロニック音楽作品となっている。どこか日本庭園、禅庭のような佇まいも感じ取れる全10トラック。レコメンド。アナログレコードLPようやくnewtoneでも入手できました。 (コンピューマ)
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こちらはテクノの登場以降となる93年の作品。ジョン・ケージ、ブライアン・イーノや、ジョン・ハッセル、テクノや当時のハウスとドラッグの関係性にも言及している自身のライナーノーツが興味深いので単体ページで引用しています。このアルバムも尾島由郎氏との共同プロデュース。オリジナルはワコール・アート・センターのリリース。よりシンセサイザーの比重濃いサウンド、ラストはサックスのカルテットのための「Lattice」。 (サイトウ)
〈松ノ実ト蟾酥〉からカセットでのリリース。フィールド音も交えたイマジナリーな電子音楽集。6曲と、ダウンロードオンリーの2曲も追加されたDLコード付き。京都らしい和紙と小箱のパッケージもとても良い。 (サイトウ)
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イタリアのレーベル〈SOAVE〉によって80年代のイタリアのミニマルシーンの素晴らしい音楽がたくさん紹介されていますが、このO.A.S.I.も例によって素晴らしい。色々な音楽が交じり合いながらもオリジナリティを確立していて、他に例えることができない特殊な音楽となっています。電子音やミュージックコンクレートの手法を使いながらもアフリカからの影響があるようでもあり、オリエンタルでエキゾな響きもある作品。1985年に発表された作品で、O.A.S.I.はこの一枚しかリリースしなかったようです。他の作品も聴きたかった。 (日野)
レバノンのギター+パーカッション+エレクトロニクスのトリオMALAYEEN。ロンドンのエスニック+エクスペリメンタル・ミュージックレーベルDISCREPANTからのアルバム。ストックしましたSUBLLIME FREQUENCIESからの再発でも知られるエジプトのギタリストOmar Khorshidにインスパイアされた、アラビック・サイケ! (サイトウ)
2人は特にテーマやコンセプトを決めずに2016年から不定期なセッションを開始。その録り溜めた音源をまとめ、満を持してリリースしたのがこちらの作品。タイトルの「Muster」はサンプル/パターン、「BEISPIEL」とは使用例という意味で、インフォメーションからも意図的に意味を持たせないようにしたデュオであることが分かります。編集も極力行われていないようですが、素のままのセッションを収録するという逆にコンセプチュアルな作品。収録している9曲は特に決まった方向は持っていないのにどこか一貫性も感じ、リラックスして作っているのが分かるようなじんわりと心地いい音楽。一聴していつの時代の音楽なのか分からないのも良い。 (日野)
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HUERCO S.が主宰を務める〈WEST MINERAL LTD.〉を拠点に、電子音楽一派として重要な地位を占めてきたNY音響職人たちが集結した作品。ミニマルに繰り返される耽美なベルループの間を環境音が漂うBILLINGTON & TRAMPOSH「Live January 13 2016」(sample1)、後に〈BOOMKAT EDITIONS〉からもリリースを果たすULLA STRAUSがパッド入りの低音のパルスを聴かせたアンビエント「Moon」(sample2)、抑揚するシンセ波が鼓膜を包み込み揺さぶるNAEMI「Procel (Original Mix) 」(sample3)など。NY現代電子音楽に特徴されるフィルターに浸した淡い空気感と戦慄美が凝縮。2LP仕様での復刻です! (Akie)
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京都の老舗茶問屋、宇治香園さんとの出会いによって進められたCOMPUMAと竹久圏のプロジェクト。COMPUMAがミックスCDとしてリリースしてきた「SOMETHING IN THE AIR」シリーズから派生して、初のオリジナル作品となります。竹久圏のギターのテクニカルな巧みさと、静寂さと揺るぎのない響き。フィールド・レコーディングで自然の中に音の素晴らしさを取り込みながら、音の質感と空気感、電子音と音響的/コンクレート的な加工で意味を組み替え、音世界に新たな次元、視点を組み込んだような面白い試み。コンピューマらしいユニークさと真摯さが同居していると思います。是非! (サイトウ)
DJとして、悪魔の沼の一員として、そして当店バイヤーとして長きにわたり日本のアンダーグラウンドミュージックを司ってきたCOMPUMA氏のソロ名義では初となるアルバム作品、そのリリースパーティでのライブ音源・映像を元に新たなる映像作品が完成!水という不定形な素材を扱い視覚的にも作品世界への没入を促した映像。会場の空気感が反映されたダブミックスとパフォーマンス、それらが三位一体に。アルバムとはまた違ったアプローチで電子音楽の領域を拡張していて興味深い。DVD本編に加えて、このDVDのみ収録となるセルフ・リミックス "View 2 Electro"(sample3)DLコードも付属。会場に来れなかった方にも是非届いて欲しい作品、推薦! (Akie)
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〈ARCHAIC VAULTS〉〈ROOM40〉において、ミュージックコンクレート、アメリカのミニマリズム、現代音楽の系譜を汲み取った快作を残してきた音楽家LISA LERKENFELDT新作!インフラ施設などにより人間の侵入が不可能になった地下空間を描いたコンセプチュアルな一枚。ピアノ、チェロ、テープループを使った音の反復。そして緻密な音響構築で、独自の深いハム音を響かせる音空間を形成。不規則なループポイントによる音の亀裂、フィールド録音が与える抽象性、リード楽器の美しさが相まった非現実的サウンドスケープ。 (Akie)
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DRAG CITYからの2LP。ラスト・ストック入手しました。 (サイトウ)
ヤン・イエリネックと仕掛けた架空の女性電子音楽家ULSULA BOGNERやGROUPSHOW、〈ENTR'ACTE〉からのアルバム「The Prepaid Piano & Replayed」も素晴らしかったアンドリュー・ペクラーが3年の月日をかけ作り上げたニューアルバム。MASAYOSHI FUJITA & JAN JELINEK のアルバムに続いて〈FAITICHE〉から。ブラジルの内陸部の先住民を調査した構造主義の作家レヴィ=ストロースの名著「悲しき熱帯」をアルバム・タイトルに戴いていて、〈FAITICHE〉は、「An album of synthetic exotica, pseudo-ethnographic music and manipulated field recordings 」と説明する。空想的なスピリチュアルの世界でもあります。サウンド・トリップ。DOLPHINS INTO THE FUTUREのファンにも推薦! (サイトウ)
エレクトロニカ期に登場し、架空の女流ヴィンテージ電子音家URSULA BOGNERや、サンプリング、コラージュを使ったGESELLSCHAFT ZUR EMANZIPATION DES SAMPLES等でのリリース、レーベルFAITICHEでのユニークな活動を続ける唯一無二の電子音楽家ヤン・イエリネック、この名義では12年振りとなるアルバムをリリース!ドイツ語で「between」に相当する単語「Zwischen」をタイトルに、もともとはドイツの公共ラジオの為に製作したものだそうです。ジョン・ケージ、カールハインツ・シュトックハウゼン、オノ・ヨーコら音楽家から、マルセル・デュシャン、ヨーゼフ・ボイス、スラヴォイ・ジジェクら芸術家、哲学者、詩人等々からLADY GAGAまでを対象に、それぞれの曲名で、ウィットな質問を投げかけるタイトルになっております。12年に渡りヴィンテージな電子音楽にオマージュしながらフレッシュな感覚を保ち、繰り返し聴き込めるある種のポップさをもって音楽をアウトプットするヤン・イエリネックの魅力です。推薦! (サイトウ)
CTM festivalでのサウンドインスタレーションを元にしたアルバム。「abtasten_haltenは、2本のVUメーター針の動きであるシンセサイザーモジュールのための自己生成的な作曲です。パーカッシブな音は、リズムの組み合わせに合体し、すべてランダムで繰り返しのないものとなる。このアルバムは、無限のリズムのバリエーションに対する瞑想のようなものである。」ストックしました! (サイトウ)
スペイン北東部カタルーニャを拠点とした〈BALMAT〉から予想外の切り込み、、レフトフィールドエレクトロニックミュージックに革命を起こした説明不要のカリスマµ-Ziqが登場!エッジ鋭いビートやカオティック展開など、PARADINASサウンドから離れたエレクトロニクス作品が完成。懐かしさを喚起する抒情的なコード進行。アンビエントには留まらず、ハウスミュージックまで披露している意欲作。トラックリストからも是非。 (Akie)
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レーベルオーナーSPECIAL GUEST DJとBEN BONDYによるユニット”XPHRESH”やEXAELらNY電子音響派が集結している〈EXPERIENCES LTD.〉のサブレーベル〈3XL〉より、〈BOOMKAT EDITIONS〉〈WEST MINERAL LTD.〉などから作品をリリースしてきた才人ULLAことULLA STRAUSの新作アルバム。ピアノやハープ、クリックノイズなどを抽象コラージュした「song」(sample1)、ナードな加工ヴォーカルをカット&ループさせた実験ポップ「sad face」など。ULLAに期待されるノスタルジックな音使いを保ちながら、一枚のアルバムで新しいアンビエント/電子音楽の形に挑戦している意欲作。 (Akie)
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サウス・ロンドンのミュージシャンで、現在もプロデューサーとして活動しているMICHAL TURTLE22歳の83-84年に録音された唯一のアルバムに収録されていた「Are You Psychic? 」。捩れのニューロマンチック・サイキック・エレクトロ。B-SIDEは未発表音源。シンセサイザー、リズムマシンにシロフォンを導入したアメイジングな一曲。 (サイトウ)
カルト音源の良質コンピのリリースが続く〈MUSIC FROM MEMORY〉が今回、2016年に1度フューチャーしたサウスロンドンのプロデューサーMICHAL TURTLEに更に踏み込んだコンピレーションをドロップ!その質の高さで話題を呼んだ前作「Phantoms Of Dreamland 」は、彼が93年に発表した唯一作である「Music From The Living Room」からも選曲したコンパイル作品でしたが、今回は全曲未発表の秘蔵音源で構成!ギター、シンセサイザー、パーカッション、あらゆる楽器を素晴らしい音感覚で紡いだアンビエント~バレアリック~ファンク、エレクトロニックサウンド。正直どの曲を試聴音源に選択すればいいのか迷ってしまうほどの上質コンピ、全曲素晴らしいです。トラックリストからも是非! (Akie)
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スレンテンの父にして、キング・タビー直系のダブ王のひとり、プリンス・ジャミーの80年代初頭のゲーム・センター、インベーダー・ブーム、シンセサイザー電子音のB級宇宙に便乗して作り出した、その後のスレンテンにも繋がるコンピューターライズド前夜の記録。バックはRoots Radics、スタジオはChannel Oneという王道というのも面白い。特にSide-Aでの電子効果音の乱れっぷりも最高なんです。レゲエ便り、そして電子音楽通信としても見逃せません。それぞれのタイトルも最高なのであります。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)