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サヌカイト - 古代石の自然律 (Sanukaito - Stone Sounds Of The Paleolithic Era In Japan)

  • Cat No: VZCG-685
  • 2021-01-06

昨年出会って魅了された一枚。ストックしています。日本のフリージャズ、前衛音楽のパイオニアの一人でもあった土取利行が1986年に録音、リリースした「サヌカイト - 古代石の自然律」。「天上の鐘の音」とも喩えられる古代石サヌカイトが奏でる音、そしてその場の覚醒的な空気感も閉じ込めた録音。伝わって欲しい。

70年代に前衛ジャズのドラマーとして近藤等則、坂本龍一らと音楽活動し、ミルフォード・グレイブス、デレク・ベイリー、スティーヴ・レイシー、阿部薫といったフリージャズのレジェンドとも共演した音楽家、土取利行。アフリカやアジアの民族音楽の研究、そしてパートナーの桃山晴衣とともに明治大正の演歌や古代の音楽の研究し取り組む。香川県出身でもある土取が、讃岐青ノ山山頂でサヌカイトの石琴を演奏、録音し、彼の「古代3部作」の2作目「磬石(サヌカイト) 古代石の自然律」としてリリースされた86年のアルバム。サヌカイトは香川県を中心とした日本の限られた地域でしか産出されない世界でも珍しい鉱物で、旧石器時代から使用され、非常に硬度が高く、叩くと高く澄んだ音がするので、カンカン石とも呼ばれ、浄化や邪気を払う効果が信じられている。日本伝統文化振興財団から、SHM(スーパー・ハイ・マテリアル) CDでリマスター再発。共鳴のゆらぎ、禅的ともいえるような覚醒、サヌカイトの音の響がもたらす澄んだ空気感をより深く感じ取れると思います。そして音色を超えた時間感覚、演奏、奇跡のようなサウンドを産み出しています。日本から産まれた音楽の素晴らしい遺産。 (サイトウ)

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