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Kleptomaniac
365+1days Gnomon Volume.1,2,3 (Black Smoker/2022)
Black Smoker Records
- Cat No: GE_KL002
- 2023-01-31
音を奏でることも絵を描くこともできなくなっていたKPTMが、誕生日の出来事をきっかけに一歩を踏み出し、歩みつづけた365+1日の闘病絵日記3部作。
COMMENT: Lil Mofo
まだ10代だったある夜、歌舞伎町の雑居ビルの非常階段でスカウトされてから。毎週高円寺で朝までお茶したり、日本中ツアーに連れてってくれたり、ひとりぼっちだったわたしを仲間にしてくれて、面倒みてくれて、いつもほめてくれて。。どこまでも優しくしてくれた、大好きなかえさん/KLEPTOMANIAC先輩。
ペインター、コラージュアーティスト、プロデューサー、DJ、キュレーター、プロモーター、ライター、編集者、かえさんはいつも全開で忙しくしていました。アーティストでありながら、オリジナルなアイディアに無垢な価値観、広い知識に深い愛情をもって人と人をつなげ、現場を奔走し、日本のアンダーグラウンドシーンを裏方としても支え、より豊かなものにしたキーパーソンでもありました。
さらに特別だったのは、女性アーティストの存在や価値をシスターフッドの形成によってアピールしていこうと15年以上前から孤軍奮闘していたこと。男社会でもがき、ギリギリの生活をしながらも、信念を持ち身の回りの女性アーティストを常にフックアップして連帯を後押ししていました。たった15年前ですが、笑う人が多かった。女性の持つポテンシャルは低いと、口に出さずとも当たり前のように認識されていました。
こんなわたしも今でも人前でDJを続けられてるのは間違いなくかえさんのおかげです。かえさんのようにはなれないけれど、何がかっこいいかとか、一番大事にしている部分で最も影響を受けました。長い間療養中でまだ知らない人もいるかもしれないけど、わたしたちのヒーロー、不屈のミューズ、異形かつ真のBガール、かえさんのこと、この本を機にでも、ぜひ知ってもらえたら嬉しいです。
COMMENT:RUMI
ベンゾからの解脱を胸に、どんなに弱ってもなお、あらゆる呪縛を断ち切り自由であるために闘う女の記録。
私たちは忘れてるのかもしれない。自由であるために自分と向き合い、抗い続けることを。
COMMENT: SUIKO
彼女の毎日は”グノモン”(羅針盤)というキャラクターに置き換えられることでポップに描かれているがリアルだ。自らを襲うベンゾの呪縛を跳ね除け必死に生にしがみ続けてきた女の記録。
この女はすごい。生き抜く。
KLEPTOMANIAC
1979年広島県出身。アートと音楽。女性ART集団WAG.やBLACK SMOKER RECORDSなどさまざまな音楽/アートシーンで活動してきたが、ベンゾ離脱症状のため現在はリハビリ中。
詳しくはこちらをご覧ください。
日々消えゆく記憶と自我をつなぎ止めたリハビリ絵日記interview
KLEPTOMANIAC×浅沼優子
https://qetic.jp/interview/kleptomaniac-230105/444210/
まだ10代だったある夜、歌舞伎町の雑居ビルの非常階段でスカウトされてから。毎週高円寺で朝までお茶したり、日本中ツアーに連れてってくれたり、ひとりぼっちだったわたしを仲間にしてくれて、面倒みてくれて、いつもほめてくれて。。どこまでも優しくしてくれた、大好きなかえさん/KLEPTOMANIAC先輩。
ペインター、コラージュアーティスト、プロデューサー、DJ、キュレーター、プロモーター、ライター、編集者、かえさんはいつも全開で忙しくしていました。アーティストでありながら、オリジナルなアイディアに無垢な価値観、広い知識に深い愛情をもって人と人をつなげ、現場を奔走し、日本のアンダーグラウンドシーンを裏方としても支え、より豊かなものにしたキーパーソンでもありました。
さらに特別だったのは、女性アーティストの存在や価値をシスターフッドの形成によってアピールしていこうと15年以上前から孤軍奮闘していたこと。男社会でもがき、ギリギリの生活をしながらも、信念を持ち身の回りの女性アーティストを常にフックアップして連帯を後押ししていました。たった15年前ですが、笑う人が多かった。女性の持つポテンシャルは低いと、口に出さずとも当たり前のように認識されていました。
こんなわたしも今でも人前でDJを続けられてるのは間違いなくかえさんのおかげです。かえさんのようにはなれないけれど、何がかっこいいかとか、一番大事にしている部分で最も影響を受けました。長い間療養中でまだ知らない人もいるかもしれないけど、わたしたちのヒーロー、不屈のミューズ、異形かつ真のBガール、かえさんのこと、この本を機にでも、ぜひ知ってもらえたら嬉しいです。
COMMENT:RUMI
ベンゾからの解脱を胸に、どんなに弱ってもなお、あらゆる呪縛を断ち切り自由であるために闘う女の記録。
私たちは忘れてるのかもしれない。自由であるために自分と向き合い、抗い続けることを。
COMMENT: SUIKO
彼女の毎日は”グノモン”(羅針盤)というキャラクターに置き換えられることでポップに描かれているがリアルだ。自らを襲うベンゾの呪縛を跳ね除け必死に生にしがみ続けてきた女の記録。
この女はすごい。生き抜く。
KLEPTOMANIAC
1979年広島県出身。アートと音楽。女性ART集団WAG.やBLACK SMOKER RECORDSなどさまざまな音楽/アートシーンで活動してきたが、ベンゾ離脱症状のため現在はリハビリ中。
詳しくはこちらをご覧ください。
日々消えゆく記憶と自我をつなぎ止めたリハビリ絵日記interview
KLEPTOMANIAC×浅沼優子
https://qetic.jp/interview/kleptomaniac-230105/444210/
画家、トラックメイカーを主にBLACK SMOKER関連での活動や女性ART集団WAG.を主宰し数々の作品を生み出してきたKLEPTOMANIACが長い休止期間を経て遂に動き始めた!!
この絵本はゆるきゃら”ぐのもん”の世界。作者の毎日を綴った366日分の日記のような絵本。
心がほっこりするとともに、とても励まされ日を追うごとにだんだん力強くなっていく絵に胸が熱くなります。
なぜかって、作者のKLEPTOMANIACは長い間とっても辛い日々を送っていたんです。彼女は病院の処方するお薬の影響によって10年近く活動が出来なくなってしまっていたんです。この絵本はリハビリの為に書き始めた一年間の記録です。
個人的にも多大なる尊敬している先輩であり、アンダーグラウンドのシーンでたくさんのアーティストを発掘し、唯一無二の存在感で長年活動してきたKLEPTOMANIACが大変な毎日の中でも諦めずに前を向いて生き続ける姿勢にとても励まされます。体調が少しづつ良くなってきてこの本をリリース出来た事がとても嬉しいです。
ぐのもんの可愛さに癒されつつも、日本の薬害問題を突きつける本にも感じますしとても考えさせられます。
幅広い方に読んでいただきたいです。
(ここで言うお薬はベンゾジアゼピンです。離脱症状や詳しい説明はここには書ききれませんので詳しくはKLEPTOMANIAC×浅沼優子さんのインタビューの記事をご覧ください。) (〇MARU)