自家製で電化したエレクトリック・カリンバも使用し、サン・ラ直系のスピリチュアルでソウルでファンクでジャズでエキゾチックでアフリカな独自の世界観で唯一無二の音楽を作りだしていたフィリップ・コーラン、しかも彼が率いいたバックバンドはのちのアース・ウィンド＆ファイアにも繋がります。そんな彼の貴重すぎる今回の発掘音源は、名作「On The Beach」よりも前の音源となり、あそこへ至るまでの軌跡をたっぷりとお楽しみできます。教会音楽の１曲目、そしてビックバンド的な2曲目であり、サン・ラ直系のエスニックでエキゾチックなホーン隊のフレーズに先導される３曲目、電子カリンバもメディテーションにミニマルに響く4曲目、ラストはタイトル通りのアルマゲドンな集団即興が炸裂して幕を閉じます。そしてここからあの「On The Beach」へと繋がって行くのです。見開き紙ジャケ。 (コンピューマ)