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Sugai Ken
只 -Tada-
Sugai Ken
- Cat No: SGKN-001
- updated:2018-04-29
時空を超えたサウンドスケープ、21世紀のジャポニズム
静寂∞空間∞木々を行き来するアンビエント亜種
日本人クリエイター、スガイ・ケンによるフィールド・エレクトロニクス・ミュージック
『何かと何かが組み合わさって見たことがない光景を出現させることは、音楽の醍醐味だと思います。
SUGAI KENが『只 -Tada -』で見せてくれたことはまさにそれで、的確かつ丁寧に放った音たちが、重なり合ったり共鳴したりして作り出す世界に只只魅了されています。蚊の音もびよよーんという口琴の響きもサイレン音のような電子音も、只そこにある音として素晴らしい響きを出して、この音楽を構成しているのです。『只 -Tada -』を聴いていると、只管(ひたすら)とか只言(ただごと)なんて言葉も思い浮かびます。』 (ライター/原 雅明)
真夜中の名神高速道路は五十六億七千万年後には無料化して朱箔の速度に追いつけるだろうか。同時に、艶めかしい金魚に惚れちまう池の底に沈んだグイ呑みを想った。水中から眺める月夜の鱗のように散光する5篇の奇譚集。(威力 / DJ)
DJ SHHHHHに紹介してもらった1STも素晴らしかったSUGAI KEN、新作ミニアルバム「只」。ミニマルや現代音楽、電子音楽を消化している世代の、和、アジアのアイデンティティのアンビエント・ミュージック。神々や妖怪の密かに佇むいにしえの神秘性、不思議な空気感を見事に織り込んでいると思います。日本版、MONO FONTANA的なサウンドスケープがあったり、アンビエントの枠には収まりきらないようなTERRY RILEYへのオマージュ的な曲もあったりして、オススメのエレクトロニック・ミュージック、ディープなエンターテイメントです。 (サイトウ)