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トウヤマタケオ
四辺は森として
Windbell
- Cat No: FOUR 140
- 2022-07-29
2013年にリリースされた自身の歌声をフィーチャーした前作「飛ばない日」から早8年、ピアニスト、トウヤマタケオ待望の新作ソロアルバム「四辺は森として」がWINDBELLより届けられた。今作はインストゥルメンタルアルバムとして素晴らしすぎる。侘び寂び沁み入る、凛とした静かなる傑作。
Track List
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1. 渡り migration
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2. 蝕 eclipse
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3. おひれはひれ rumors
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4. 車窓の雪 snow through the train window
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5. 秘密 secret
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6. 王と鹿 king and stag
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7. 給水塔 water tower
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8. 蜥蜴と影 lizard's shadow
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9. 軽蔑 despise
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10. 明るい部屋 camera lucida
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11. 掬う scoop
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12. 晦 in the dark
作曲と演奏:トウヤマタケオ
声(M4):当真伊都子
録音:林皇志、トウヤマタケオ
整音:林皇志 (Silence Audio Recording)
2019~2020 大阪・尾道
写真:三田村亮
意匠:清岡秀哉
リリースフォーマット:CD
カタログ番号:FOUR 140
レーベル:WINDBELL
定価:2400円(税込 2640円)
発売日:2021年7月21日(水)
前作「飛ばない日」のリリースは2013年9月のことでした。
実に8年ぶりとなるソロ・アルバム。
「飛ばない日」の録音を終え、長年暮らした大阪をはなれ、拠点を尾道に移した トウヤマは自身のソロ公演で遠路各地へと赴き、その合間には 阿部海太郎との数々の連弾公演、徳澤青弦とのthrowing a spoon、画家 nakabanとのlanternamuzica、8ビート偏愛ユニットPATO LOL MAN、 今年10周年を迎える岡山の廃校イベント”マチノブンカサイ”の「内山下ハイコー楽団」という市民楽団の楽団長として、翻訳家 柴田元幸、作家 古川日出男との公演、 舞台「100万回生きたねこ」、「わたしは真悟」、「テンペスト」、「夢の劇~ドリーム・プレイ」 そして、長年の友人でもあるエゴ・ラッピンのツアーにも合流。
過ぎてしまえばあっという間に8年が経っていたということになります。
この間自作曲をどうあたためていたのかは謎に包まれてますが今作も熟成ということばに
恥じない新曲12曲がアルバムのかたちにまとめられました。2008年の初来日時に再会したハウシュカ。滞在時の会話から彼が録音を手がけることになった2010年リリース作「三月のワルツ」。当時は「ポスト・クラシカル」「クワイエット・コーナー」 といったキーワードすら流通してなかった荒野でしたがこの間に二時間近くの公演も ひとりで楽しませることができるパフォーマーとしての魅力もいっそう磨きがかかったように思います。
手癖、技巧に走らぬシンプルで透徹した筆致、実演じっくりお楽しみください。
音楽を巡るリスニング環境も激変しましたが、
音を空気中に放ち、ただ聴く時間の尊さにかわりはない ということに
応えてくれるアルバムだと思います。
声(M4):当真伊都子
録音:林皇志、トウヤマタケオ
整音:林皇志 (Silence Audio Recording)
2019~2020 大阪・尾道
写真:三田村亮
意匠:清岡秀哉
リリースフォーマット:CD
カタログ番号:FOUR 140
レーベル:WINDBELL
定価:2400円(税込 2640円)
発売日:2021年7月21日(水)
前作「飛ばない日」のリリースは2013年9月のことでした。
実に8年ぶりとなるソロ・アルバム。
「飛ばない日」の録音を終え、長年暮らした大阪をはなれ、拠点を尾道に移した トウヤマは自身のソロ公演で遠路各地へと赴き、その合間には 阿部海太郎との数々の連弾公演、徳澤青弦とのthrowing a spoon、画家 nakabanとのlanternamuzica、8ビート偏愛ユニットPATO LOL MAN、 今年10周年を迎える岡山の廃校イベント”マチノブンカサイ”の「内山下ハイコー楽団」という市民楽団の楽団長として、翻訳家 柴田元幸、作家 古川日出男との公演、 舞台「100万回生きたねこ」、「わたしは真悟」、「テンペスト」、「夢の劇~ドリーム・プレイ」 そして、長年の友人でもあるエゴ・ラッピンのツアーにも合流。
過ぎてしまえばあっという間に8年が経っていたということになります。
この間自作曲をどうあたためていたのかは謎に包まれてますが今作も熟成ということばに
恥じない新曲12曲がアルバムのかたちにまとめられました。2008年の初来日時に再会したハウシュカ。滞在時の会話から彼が録音を手がけることになった2010年リリース作「三月のワルツ」。当時は「ポスト・クラシカル」「クワイエット・コーナー」 といったキーワードすら流通してなかった荒野でしたがこの間に二時間近くの公演も ひとりで楽しませることができるパフォーマーとしての魅力もいっそう磨きがかかったように思います。
手癖、技巧に走らぬシンプルで透徹した筆致、実演じっくりお楽しみください。
音楽を巡るリスニング環境も激変しましたが、
音を空気中に放ち、ただ聴く時間の尊さにかわりはない ということに
応えてくれるアルバムだと思います。
様々な距離感で空気中を音楽として漂いながら、ポスト・クラシカル、コンテンポラリー、ジャズ、エレクトロカ、などの枠を軽く超えたCDとしての存在感と尊さ、童話的世界観も内包した心地よさに深く魅了される。全12曲。トラックリストからもぜひともどうぞ。推薦盤CDとさせていただきます。 (コンピューマ)