Arthur VerocaiやAirto Moreira、Flora Purimなど錚々たるブラジリアン・アーティストたちと共演キャリアのあるマリアが、当時の夫である 'シンセサイザーの魔術師'ことHugo Fattorusoと共に移住したウルグアイで録音され、プロデュースも担当した唯一のソロアルバム。ミルトン・ナシメント作のB4「Três Pontas」(sample_1)や、ジルベルト・ジル作のグルーブのあるA1「Toda Menina Baiana」(sample_3)、ボートに乗り、オールで水面をゆったりと漕ぐイメージでしょうか、水のSEが心地よくヒーリングなA3「Movimento dos Barcos」(直訳は'ボートの動き')など、マリアの透明感のある歌声をゆらめかせるエフェクトが各曲でゆらゆら。是非、ヘッドホンや良いオーディオ環境で体感してみることをおすすめします。 (AYAM)