自身が率いるクインテッド作品も評価の高い Florian Pellissier をピアノ/フェンダーローズに、Yoann Loustalot(フリューゲルホルン)、〈Discobole Records〉主宰 Théo Girard(アップライトベース)、Malick Koly(ドラム)、のカルテット編成。静かに躍動するオープナー「Jazz Traficantes」(sample_1)、19分に及ぶ大作「Mexican Junkanoo Suite (Part 1, Part 2 & Part 3)」(sample_2は、Part 2あたりです)など、5,60年代の米モダン・ジャズ、バップ〜スピリチュアルに、美しい欧州コンテンポラリー・ジャズをブレンドした絶妙なバランスの作品たち。Blue NoteやVerve、CTIの殆どのアルバムが録音された、NYの伝説的スタジオVan Gelder studioにて録音されたとのこと。どこかヴィンテージ感のあるサウンド作りと繊細な録音には、このスタジオのエンジニアであるMaureenによる功績も大きい様です。 (AYAM)