Tag: JAZZ
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鈴木勲
オランウータン
ソニー・ミュージックソリューションズ
- Cat No.: MHJL-358
- 2025-09-05
世界的に高い人気を誇る不世出のジャズベーシスト名手レジェンド、OMAさんこと鈴木勲が「ブロー・アップ」リリース以降、一曜人気ベーシストとなり、鬼才・森剣治を迎えたニューカルテットを率いて1975年4月4日に録音された強力作TBM第4弾「オランウータン」が嬉しいアナログLP復刻(数量限定盤)!
まずは、アルバムタイトル曲にして、冒頭フリー・セッションを経ての壮大なるドープ重厚なるジャズファンク名曲B2「オランウータン 」(sample1)をどうぞ。
スウィンギンな推進力、重厚グルーヴィンなA1「ブルー・ロード」(sample2)
中本マリの激渋ブルージー艶やかなヴォーカル歌声にも、渡辺香津美によるアーバンギター・ソロにうっとりするA2「ホエア・アー・ユー・ゴーイング?」(sample3)も素晴らしい。オマさんチェロ・ソロに静謐ディープに誘われる、どこか和を感じさせてくれるスピリチュアル・メロウ・バラードなB1「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」も珠玉。
鈴木勲:ベース、チェロ、エレクトリックピアノ、森剣治:アルトサックス、フルート、バスクラリネット、渡辺香津美:ギター、河上修:ベース、守新治:ドラムス、中本マリ:ヴォーカル。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP (予約)
Jamael Dean
Oriki Duuru
Stones Throw
- Cat No.: STH2507
- 2025-09-03
若き才能が描くソロ・ジャズ・ピアノの新境地、LA出身のジャズ・ピアニスト Jamael Dean (ジャメール・ディーン)のロサンゼルスでの一夜限りの演奏を完全収録した2LPがリリース。即興が紡ぐ「ピアノの詩」、Thelonious MonkやSun Raらへの敬愛とオリジナリティが交錯する即興録音。オリジナル、即興、スタンダード再解釈が一体となったピアノ・ドキュメント。
2024年5月4日、ロサンゼルスの 2220 Arts + Archives にて、ジャズ・ピアニスト Jamael Dean がグランドピアノの前に座った。その日、彼は何を弾くか決めておらず、指が鍵盤に触れた瞬間から即興が始まった。1時間にわたり、オリジナル曲、即興演奏、そしてジャズ・スタンダードの再解釈を縦横無尽に織り交ぜたソロ・ピアノ・セットが展開された。
『Oriki Duuru』(ヨルバ語で「ピアノの詩」の意)は、その夜の演奏をノーカットで収録した作品である。
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Eliana Glass
E
Shelter Press
- Cat No.: SP160lp
- 2025-09-02
ジャズシンガー/ピアニストのEliana Glassが初のフルアルバム『E』をリリース。各曲にひとつの人生が凝縮された、濃密でオフビートな、うっとりと魅了される官能の一枚が素晴らしい。Felicia Atkinsonが運営する〈Shelter Press〉の2025年新作。
オーストラリア生まれ、シアトル育ち、現在はニューヨークを拠点とするEliana Glassが、幼少期に両親が弾くピアノを下に潜り込んで別視点で体験し夢中になった体験を呼び起こすようにして生まれた記憶装置的作品。スタンダードから前衛ジャズ、フリー・インプロヴィゼーションへの敬愛を彼女の日常生活を通したニュアンスに。実験的で即興的な演奏に、曖昧に溶け込む電子サウンド。ため息のバラードや簡素なフォーキー、アネット・ピーコック「Dreams」やカーラ・ブレイ「Sing Me Softly the Blues」の新解釈、そしてエチオピアの修道女ピアニスト、エマホイ・ツェゲ・マリアム・ゴブルーへのトリビュート「Song for Emahoy」も収録した、魔法にかけられる11曲。1979年製Moog Opus 3でのソロ演奏も行っているといい、ブラジル音楽にも魅せられポルトガル語でも歌えるようです。今後も楽しみな方。トラックリストからもぜひ。 (足立)
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Clay Kin
Vevey
Squama Recordings
- Cat No.: SQM034
- 2025-09-01
様々な民族音楽の影響も伺えるパーカッション、エレクトロニクス。曲名は録音した地点の方位だと思われ、主に山や森の奥深く屋外で即興的に録音され、鳥のさえずり、水のせせらぎ、子供たちのおしゃべりなどのフィールドレコーディングを交えた、躍動感溢れる瑞々しい魅惑のサウンドが産まれています。是非じっくりチェックしてみてください。
先鋭ジャズとエレクトロニクスがクロスする、ドイツの先進レーベル〈Squama Recordings〉から、Enjiの最新作のキーマンの一人でもあり、Valentina MagalettiやHerbert、ECMのColin Vallonはじめ多くのセッションに参加しているスイスのパーカッショニストJulian Sartoriusと、We Jazz等に合流しているUKの電子音楽アーチストDan Nichollsによるプロジェクト Clay Kinのデビュー作。素晴らしい一枚。再ストックしました。180g重量盤グレーのカラー・バイナル。 (サイトウ)
Track List
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Dezron Douglas & Brandee Younger
Force Majeure
International Anthem
- Cat No.: IARC0038
- 2025-08-28
NY在住のベーシスト名手DEZRON DOUGLASとハープ奏者名手BRANDEE YOUNGERによるロックダウン真っ只中NYハーレム彼らのアパート・リビングルームでのライブストリーム・セッション音源をまとめた作品がINTERNATIONAL ANTHEMよりリリースされた!ファラオ・サンダース、ジョン&アリス・コルトレーン、ザ・スタイリスティックス、ジャクソン5、ケイト・ブッシュ、スティング、カーペンターズ等カバー曲のセレクト&演奏と静謐な佇まいが珠玉美しい。レコメンドとさせていただきます。
Pharoah Sanders, Ravi Coltrane, David Murray, and Keyon Harold. Youngerとの共演でも知られるベーシスト DEZRON DOUGLASと、Jack DeJohnette, Charlie Haden, Stevie Wonder, The Roots, Lauryn Hill, and Moses Sumney等々との共演で知られるハープ奏者 BRANDEE YOUNGERという名手2人によるデュオによる静謐なるリビングルーム・セッションの記録。Dorothy Ashby, Charlie Hadenの気配も感じさせてくれるメディテーショナル内省的宇宙を旅する、彼らの影響を受けたアーチストと楽曲、ファラオ・サンダース名曲「The Creator Has A Master Plan」A4(sample1)、The Stylistics大名曲「You Make Me Feel Brand New」A6(sample2)、ジャクソン5「Never Can Say Goodbye 」、Alice Coltrane「Gospel Trance」、John Coltrane「Equinox」(sample3)、「Wise One」、Kate Bush「This Woman’s Work」、Sting「Inshallah」、The Carpenters「Sing」カバー含めた神秘的なるハープ&ベース・スピリチュアルジャズ全15トラック。美しい。素晴らしい。特にスタイリスティックス・カヴァー8sample2)が秀逸すぎる。 (コンピューマ)
Track List
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- 2LP (BLACK)
- 2LP (Maroon)
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Jeff Parker and ETA IVtet
The Way Out of Easy
International Anthem
- Cat No.: IARC0089CD
- 2025-08-28
Jeff Parkerによって結成され、7年間に渡りETAでセッションを行ってきたJeff Parker and ETA IVtetの結晶。
Jeff Parkerが結成した、Anna Butters(ウッドベース)、Jay Bellerose(ドラム)、Josh Johnson (アルトサックス)とのプロジェクト。2023年末に惜しまれつつも幕を閉じたロサンゼルスのハイランドパークにあったバー/ライブハウスETAで7年間にわたり、月曜日に定期定期にセッションを行ってきた彼らの2023年の1月2日に録音されたセッション。 (サイトウ)
Track List
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Time Wharp
Spiro World
PLANCHA
- Cat No.: ARTPL224
- 2025-08-28
Matthewdavid主宰〈Leaving Records〉から2022年にリリースされていたニューヨーク拠点のマルチ・インストゥルメンタリストKaye LogginsによるTime Wharp名義作〈Spiro World〉が、2021年のEPから4曲のボーナス・トラックが追加され日本独自版としてCDリリース。非現実感という身体的に深く響く個人的な体験、内分泌学的なミクソリディアンの天国と、製薬業界による地獄、そしてニューヨークへのラブレターが表現されています。
実直で繊細な内分泌系の体内循環活劇が繰り広げられるSpiro(主に利尿薬として使われる処方薬スピロノラクトンに由来)の世界。渦巻くコスミッシェ、Terry RileyやLaurie Spiegelを思わせる螺旋状のシンセワーク、Leavingらしいアンビエント、エチオピアン・ジャズの気配を感じる旋律、クラウトのリズム、ダウンテンポなどジャンルに捉われず好きなものを詰め込んだようなカラフルなアルバム。ギターと鍵盤を行き来し、木管楽器、チェロ、マリンバなども加わりアコースティックとエレクトロニックの絶妙な融合具合が魅惑的です。 (足立)
Track List
- 2LP
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Makaya McCraven
In The Moment (IA11 Edition)
International Anthem
- Cat No.: IARC0003LP11
- 2025-08-28
シカゴ、ロンドン、L.A.。各地のジャズをテーマにした先鋭音楽シーンの素晴らしいラインナップのリリースが続くINTERNATIONAL ANTHEM。レーベル創立10年を経て、11年目を迎えることを記念してレーベルの名作をIA11 Editionrとしてアナログ再発。
Track List
- 7inch
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Monika Linges
Running / Till We Get There
Topic Drift Music
- Cat No.: TPCDRFT4503
- 2025-08-28
ブラジリアンなテイストもあるドイツ産80sブギー、ジャズ。
オリジナルは1982年のLP 「Floating」。初の7インチでのリイシュー。クイーカやギター、ベースラインも印象的なスムースなグルーヴ。B-SIDEはアコースティックギターのジャズ・ヴォーカルで幕開けフェンダーローズやギターがスローグルーヴを彩る「Till We Get There」。 (サイトウ)
Track List
- LP
- Back In
- Back In
Roland Haynes Jr. & Phenix
Mind Games
Athens Of The North
- Cat No.: AOTNLP067
- 2025-08-27
James Masonを彷彿させてくれるかのようなエバーグリーン・メロウ爽快に心地いい、USミズーリ州セントルイス出身の知られざるオブスキュア・モダンソウルジャズ・アーティストRoland Haynes Jr.による1980年代初頭のソウルジャズファンク良質なる素晴らしい未発表音源がAthens Of The Northより発掘されました。エレガント小気味良い洒落たアレンジ演奏。
これまでは1983年にリリースされていたシングルA1「Mind Games」(sample1)/A4「The Essence of Jai」のみが、Roland Haynes Jr. & Phenixによる音楽活動の唯一の痕跡であったが、Athens Of The Northクルーの熱意と情熱によって、Roland Haynesへのコンタクトから、彼が個人的に記録していたアーカイブからマスターテープ未発表音源が発掘されることに繋がり、それらから厳選コンパイルされて、今回のような奇跡のような宝物となる極上のモダンソウルジャズファンクアルバムがリリースされることとなった。拍手。上記のシングルだった2曲と未発表曲9曲を合わせた全11曲LP。ほのかなスピリチュアルジャズの空気感もヒリッとメディテーショナルに効いている。 (コンピューマ)
Track List
- LP
- LP
ALICE BABS
Music With A Jazz Flavour
RCA
- Cat No.: RVP-6103
- 2025-08-26
スウェーデン出身のシンガー、Alice Babsによる、眠くなるようなボーカル/ポップジャズLP。Carole Kingの「Been to canaan」の不朽の名曲カバーを収録。Blossom Dearieの力強いヴァイブと、聴き手を夢中にさせるジャムセッションのアウトロが印象的。1976年日本盤、解説入り。
Track List
- 12inch
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Diogo Strausz
Flight Of Sagittarius
Goutte D'Or Records
- Cat No.: GOR002
- 2025-08-21
現行ブラジル・シーンで最も多忙で、最大級の注目を集めるプロデューサーのひとり Diogo Strausz がフランスに拠点を移しパワーアップ!アウトドア・ブロックなどでパーティを仕掛けるパリの〈Craki〉派生レーベル〈Goutte D'Or〉からEPリリースです。フレンチ・エレクトロ鬼才 Yuksekと Mangabeyリミックス収録
サンパウロのパーティークルー<MAREH MUSIC>や<RAZOR-N-TAPE>からも良質リエディットをリリースしているリオデジャネイロのデュオ BALAKO の片割れであり、プロデューサー/マルチ奏者の Diogo Strausz。この約10年の間に、フォーキーなSSW作品からエレクトロなR&Bまで、ブラジル音楽シーンにおけるヒット作や話題作の数々を手がけ、現地メディアでもめちゃくちゃ賞賛されております。Marcos Valleのオールドスクールブギーや Azymuthのジャズファンクが香るタイトルトラック「Flight Of Sagittarius」(sample_2)と、ベースラインとハンドクラップが際立つYuksekのナイスリミックス(sample_3)、GutsとE,W&Fを美味しいとこどりしたような爽快エレクトロ・アフロ・ファンク「Bota a Cara no Sol」(sample_1)など、ブラジルはもちろん〈Early Sounds〉や仏グルーヴ周辺、最近のNu Geneaなどがお好みのリスナーにもど真ん中では。このEPで驚いたのが、流麗なオーケストレーションによるネオ・クラシカルなトラックA3「Em Busca Do Tempo Perdido」器用です。トラックリストからご試聴ください。おすすめします (AYAM)
Track List
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- New Release
VA
Jazz Room Presents: Covers
Jazz Room
- Cat No.: JAZZR045
- 2025-08-21
好調リリースが続いているPeter Murphy主宰Jazz Roomよりレーベル初となるコンピレーション・アルバムがリリースされた!新旧ジャズ名曲から、Galaxy 2 Galaxy「Hi-Tech Jazz」、Kraftwerk「Trans Europe Express」、Santana「Jungle Strut」等、ジャズを感じさせる様々なジャンルの名曲を現行アーティスト達が見事にカヴァーした楽曲を必殺コンパイルした豪華2枚組LP(ゲートフォールド見開きジャケット装丁。限定盤)話題作!!!ヴァイナルオンリー収録曲として、坂本龍一「Riot In Lagos」のVERSION CITY SESSIONによるカバーのSLOWLY VERSION(sample3)が収録されているのが嬉しい!!
初めてレコード化された楽曲、未発表曲、ヴァイナルのみ収録の楽曲バージョン、現時点でアナログ入手が困難な楽曲などなど14トラックを収録。視聴sampleは、A1「QUASIMODE - HI TECH JAZZ (PAUL MURPHY SINGLE EDIT) (GALAXY TO GALAXY) 」(sample1)、A2「CHRISTIAN PROMMERS DRUMLESSON - TRANS EUROPA EXPRESS (KRAFTWERK) 」(sample2)、C3. VERSION CITY SESSION - RIOT IN LAGOS (SLOWLY VERSION)(坂本龍一) 」(sample3)となっております。トラックリストからも是非!!!注目の話題作コンピレーション!!!newtoneにも入荷いたしました。お見逃しなくどうぞ。 (コンピューマ)
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Greg Foat & Jihad Darwish & Moses Boyd
Opening Time
Blue Crystal
- Cat No.: BCRLP09
- 2025-08-21
Greg Foat 、Moses Boyd、Jihad Darwishによるクラシック・ピアノ・トリオ。名手3人の優れたミュージシャンが、Greg Foat のソングライティング個性輝くソウルフル愛らしい楽曲を巧みに演奏している。レコメンド。
ピアノ/シンセサイザー、ダブルベース、ドラムによるクラシカルはピアノ・トリオの編成による、エレガント静謐ソウルフルなモダン・クラシカル・アンビエント・ジャズ名品。8曲を収録。毎作ごとにジャズの枠を超えた豊かな音楽センスの味わいを探求したUKジャズを新たな領域へと牽引する精力的なリリースが続く鬼才鍵盤奏者Greg Fort新作です。自身のレーベルBlue CrystalからのLPリリース(限定盤)。
シンセサイザーのさりげないスペーシーな響きがスピリチュアル宇宙空間へ誘ってくれるB3「Awareness」(sample2)も極上の心地よさ。 (コンピューマ)
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Dom Salvador, Adrian Younge, & Ali Shaheed Muhammad
Dom Salvador JID024
Jazz Is Dead
- Cat No.: JID024lp
- 2025-08-19
60年代後半から70年代前半にかけて活躍した、サンバ、ジャズ、ファンク、ソウルを融合させたスタイルの先駆者、ピアニストの Dom Salvador が、Adrian Younge、Ali Shaheed Muhammad(A Tribe called Quest)と協力して完成させた完全なる2025年新録。〈Jazz Is Dead〉シリーズ第24弾。
当時先駆的であったグループ SALVADOR, Dom e ABOLICAOのリーダーであった彼は、ブラジリアン・ファンク名盤『Som, Sangue e Raça』(1971年)で、アメリカのジャズとファンクをアフロ・ブラジリアン・リズムと融合させ、ブラジルの音楽シーンでのブラック・リオ・ムーヴメントを興隆させました。その彼のレガシーにインスパイアされたJazz Is DeadチームからDom Salvadorへの熱烈なオファーが結実。優雅なストリングスとリラクシンなリズム、熱帯の空気が香りたつSalvadorのヴォーカル「Os Ancestrais」(sample_1)を幕開けに、グルーヴ満点のアフロ・ジャズ・ファンク「Eletricidade」(sample_2)、Salvadorによるピアニストの側面、サウダージ溢れるハーモニーが美しい「As Estações」(sample_3)など、見事に継承とアップデートがされた全7曲。Jazz Is Dead、毎度のクオリティと精神、リスペクトが凄いです。 (AYAM)
Track List
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Intercommunal Free Dance Music Orchestra
Après La Marée Noire
SouffleContinu
- Cat No.: FFL093
- 2025-08-14
フレンチ・ジャズ・ピアニストの立役者Francois Tusquesが中心となり1971年に結成された人民ジャズ工房Intercommunal Free Dance Music Orchestra。〈SouffleContinu〉によって希少名盤が再発され再注目された作品群が昨年に続きアナログ再発。ボンバルドとバグパイプを招き入れ、ブルターニュ地方の伝統音楽を新たに発展させた1979年傑作。
仏フリー・ジャズの先駆者Francois Tusquesが率いた、国内の様々な地域・民族の音楽をフリー・ジャズの自由な精神の元に統合した楽団Intercommunal Free Dance Music Orchestraの、テュスク自らがよく知る土地ブルターニュの伝統音楽に挑んだ作品。Tanguy Le Doréなど70年代にブルターニュ音楽の再興に取り組んだ名手たちを加え、伝統楽器ボンバルドやバグパイプを取り入れ、反復や不協和音によって邁進するアンサンブル。アフリカ由来のパーカッションにスペイン出身のCarlos Andreouによる歌唱、フリー・ジャズ的アドリブが、ワルツやスウィング、ブルース、ガヴォットの形式で回転する、どこまでもダンスに奉仕した音楽の祝祭。ブルターニュ音楽の革新。バグパイプの音色が好きな人にもたまらない一枚。 (足立)
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Roland Haynes Jr. & Phenix
Live at the Quarter Moon
Athens Of The North
- Cat No.: AOTNLP070
- 2025-08-12
James Masonを彷彿させてくれるかのようなエバーグリーン・メロウ爽快に心地いい、USミズーリ州セントルイス出身の知られざるオブスキュア・モダンソウルジャズ・アーティストRoland Haynes Jr.による、サウスカロライナ州オレンジバーグのクラブ「クォーター・ムーン」での数多くのライブ音源からのセレクション2LPがAthens Of The Northよりリリース。ストックいたしました。
これまでは1983年にリリースされていたシングルA1「Mind Games」/A4「The Essence of Jai」のみが、Roland Haynes Jr. & Phenixによる音楽活動の唯一の痕跡であったが、Athens Of The Northクルーの熱意と情熱によって、Roland Haynesへのコンタクトから、彼が個人的に記録していたアーカイブからマスターテープ未発表音源が発掘されることに繋がり、それらから厳選コンパイルされて、今回のような奇跡のような宝物となる極上のモダンソウルジャズファンクのライブ・アルバムがリリースされることとなった。拍手。エバーグリーン瑞々しいフレッシュなアットホーム感覚満載の素晴らしきライブ作品。マーヴィン・ゲイ、サンタナ、ヒューバート・ロウズ&ジェフ・ローバー・フュージョンのカヴァーとオリジナルを交えた8曲を2LPに収録。500枚限定盤。 (コンピューマ)
Track List
- Cassette
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Earth Sounds Now
Convergence
Other People
- Cat No.: OP085
- 2025-08-12
「"聴くこと"これは世界が今こそより多く必要としているものです」と強調された、世界各地のサウンドスケープを横断するオンラインプロジェクトから生まれた作品が、Nicolás Jaarが展開する名高いレーベル〈Other People〉からリリース。
地域活動家でミュージシャンのStefan Christoff、ドラマー・作曲家・学者でバンドリーダーのAsher Gamedze、プロデューサーでレーベル主宰のNicolás Jaar、ピアニスト・作曲家のBüşra Kayıkçı、小説家・詩人・サウンドパフォーマーのKaie Kelloughからなるコレクティブ。13ヶ月に渡ってオンラインで集い、音や朗読、文章、絵を共有し合い、その共同作業の成果として生み出した「Convergence」というプロジェクト。メンバーはそれぞれ、絵画、詩、フィールドレコーディング、音楽的実験など様々な作品を提出し、互いの作品に応答しながらやり取りを重ねたといい、エッジが効いたインタラクティブなグルーヴ〜ジャズ〜ポエトリー・リーディング〜ネオクラシカルなアンビエント作品として結実。ライブラリーとしてまとめられ、最終的なミックスを担当したNicolás Jaarによって光る、素晴らしい音像。 (足立)
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- New Release
Samantha Schmütz & Adrian Younge
Samantha & Adrian
Linear Labs
- Cat No.: LL018lp
- 2025-08-11
ジャズ・レジェンドとのセッション・プロジェクト〈JAZZ IS DEAD〉で圧倒的な才能を魅せているプロデューサー/レコーディング・エンジニアのAdrian Younge と、ブラジル/リオの女優でシンガーSamantha Schmütz によるコラボレーション・アルバム。
Adrian Youngeのアナログ専用スタジオ「リニア・ラボ」で制作・録音された、ソウル・クラシック作品のような音像。地元リオデジャネイロで女優/コメディアンとして活躍しているというSamantha Schmütz のレジェンド・シンガーのような貫禄のある歌声がとても良い。愛とアイデンティティへの優しい想いを織り交ぜた、柔らかなボサノバ「Nossa Cor」(sample2)、豪華なストリングス・アレンジがディスコ・クラシックのようなパワーを放つ「More Than Love」(sample1)、 ブラジルとアフリカのリズムがエレガントに融合された「Fetiço」(sample3)など、ブラジルのMPBの伝統と'70年代LAソウルのムードがブレンドされたありそうでなかったサウンドは、聴き込むほどに魅力が増します。 (AYAM)
Track List
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