60年代後半から70年代前半にかけて活躍した、サンバ、ジャズ、ファンク、ソウルを融合させたスタイルの先駆者、ピアニストの Dom Salvador が、Adrian Younge、Ali Shaheed Muhammad(A Tribe called Quest)と協力して完成させた完全なる2025年新録。〈Jazz Is Dead〉シリーズ第24弾。
当時先駆的であったグループ SALVADOR, Dom e ABOLICAOのリーダーであった彼は、ブラジリアン・ファンク名盤『Som, Sangue e Raça』(1971年)で、アメリカのジャズとファンクをアフロ・ブラジリアン・リズムと融合させ、ブラジルの音楽シーンでのブラック・リオ・ムーヴメントを興隆させました。その彼のレガシーにインスパイアされたJazz Is DeadチームからDom Salvadorへの熱烈なオファーが結実。優雅なストリングスとリラクシンなリズム、熱帯の空気が香りたつSalvadorのヴォーカル「Os Ancestrais」(sample_1)を幕開けに、グルーヴ満点のアフロ・ジャズ・ファンク「Eletricidade」(sample_2)、Salvadorによるピアニストの側面、サウダージ溢れるハーモニーが美しい「As Estações」(sample_3)など、見事に継承とアップデートがされた全7曲。Jazz Is Dead、毎度のクオリティと精神、リスペクトが凄いです。 (AYAM)
カリブ海グアドループの伝統音楽”GWOKA”のレジェンダリーカーニバルグループAKIYO復刻も手がけた〈BEAUTY & THE BEAT〉最新ワーク!オリジナルはSAMBA DE MATUTO LEAO DO NORTE DE MARAGOGIなる集団が手がけ、DJ TUDOがストリート録音したサンバインスパイアのアフロトライバル「Nunca Me Faltou Sonora」(sample2)で、アフロブラジリアンコンピCDに収録されたカルトな秘宝、今回が初のヴァイナルカット。ホイッスルやパーカッションの北部ブラジリアン/サンバと、秘境アフロトライバルのエッセンンスが交錯する唯一無二のサウンド。リアルなダイナミズム宿る原曲はもちろん、KOLAGO KULT手がけるトライバルパーカッシブなリミックスも、現行フロアが欲する名アレンジ。 (Akie)
ケルン出身パリで生まれ育ったドイツ/アルジェリア人ハーフ23歳の若きプロデューサーMIdanによる、ブラジル音楽(ボサノヴァ、サンバ、MPB)へのオマージュ深い愛情をビートメイク構築して作り上げたMELTING POT MUSICからリリースされたニューアルバム「Letter To Brazil」が素晴らしい。140gブラックヴァイナルLP。推薦盤とさせていただきます。
ドイツのビートメーカー・シーンで最もエキサイティングな新しい才能のひとりであるMidanは、すでにDezi Belle Records(2021)Beat Jazz International(2023)Casual Low Grind(2024)といったレーベルから3枚のアルバムをリリースしており、今作はMELTING POT MUSICからリリースされた4枚目のアルバムとなる。ジャジーヒップホップにしてボサノヴァ、サンバ、MPBなど美しいブラジル音楽の要素が前編にわたりイマジナリー目眩くエレガントに愛情深く曲順含めて見事に展開構築された名作アルバムが誕生している。アルバムとしての完成度が素晴らしい。絶妙なバランス。プレイ&リスニングどちらにも最適。 同郷の友人にしてビートメーカーFloFilz、Saib、Mr Käfer、Leskyが参加。アートワークはサンパロを拠点に活動するイラストレーター、André Castが手がけている。 (コンピューマ)
パーカッショニスト Wilson Das Neves による Average White Band「Pick Up The Pieces 」カヴァーと、ブラジリアン・ピアニストの至宝 Cesar Camargo Mariano が率いるトリオ Som Trêsによるファンキーなトラック「Tanga」を収録した、両面ファンクな一枚。〈MR BONGO〉BRAZIL45シリーズ初期の人気カタログ(19番)を再発売!
ブラジルのアフロ〜ボッサ〜サンバ・グループ Os Ipanemas のメンバーでパーカッショニストである Wilson Das Nevesによる Average White Bandの名曲カヴァーで、パーカッションとホーンを多用しファンキーにアレンジされたファンク・チューン「Pick Up The Pieces 」(sample_1)、辿々しいギターフレーズが愛らしい。。自身のグループ Wilson Das Neves E Seu Conjunto を率いてリリースしたアルバム『O Som Quente E O Das Neves』('76)に収録されています。B面には、多作なピアニストでアレンジャー、プロデューサーの Cesar Camargo Mariano によって結成されたトリオ Som Três が、1970年に〈Odeon〉からリリースしたアルバム『Um É Pouco, Dois É Bom, Este Som Três É Demais』の中からMr Bongo陣営の中で人気の高いファンク・ナンバー「Tanga」(sample_2)がセレクトされています。 (AYAM)
ギタリスト João Bosco による、ユニークなイントロが印象的なMPB/サンバ「O Ronco Da Cuica」('76)と、Antonio Adolfo E A Brazuca のブラジリアン・ジャズ・フュージョン「Transamazonica」('71)という、ブラジル音楽の豊かな伝統から生まれた2つの逸品を合わせた1枚。〈MR BONGO〉BRAZIL45シリーズ初期の人気カタログ(11番)を再発売!
70年代から現代に至るまで多くの作品を残すギタリスト João Bosco。1976 年に RCA Brazil からリリースされたアルバム『Galos de Briga』に収録されていた MPB/サンバ名曲「O Ronco Da Cuica」(sample_1)。情熱的なボーカル、熱狂的なクイーカ、テクニカルなアコースティックギターが融合した名曲。B面の Antonio Adolfo E A Brazuca のトラック「Transamazonica」(sample_2)は、入手困難な1971年のオデオン・ブラジルのセルフタイトルLPから。アドルフォはトリオ3-Dの創設者で、後にエリス・レジーナとも共演しています。ブラジルのジャズ フュージョンの傑作として永遠に語り継がれる名曲。二曲共に〈MR BONGO〉からの公式シングル化です! (AYAM)
フランスの音楽家・巨匠JANKO NILOVICによる数々のライブラリー作品の中でもマスターピースと名高い傑作が再発!仏ライブラリーレーベル〈MONTPARNASSE 2000〉から1974年にリリース。美しい混声スキャットとサンバビートに踊らされる有名曲「Homage A Pele」収録の一枚。
70年代を代表するフレンチライブラリー音楽の巨匠にして、フレンチラウンジの帝王の異名を持つJANKO NILOVICによるマスターピースアルバムが再発!今なおDJに愛されるパーティボムにしてTVCMなどでもお馴染みのサンバチューン「HOMMAGE A PELE」はもちろん、強烈なコーラスとアフロビートが掛け合うファンク「The third power」など、パワフルなスキャットワークと猛烈なグルーヴ、名曲が詰まった傑作。 (Akie)
オーガニック・ヒップホップ・ジャズ気鋭フランス・パリのマルチ・インストゥルメンタリスト/ビートメイカーQUIET DAWN待望新作ニューアルバム「Celebrate」がFirst Word Recordsよりリリースされた!!
First Word Recordsのファミリー・メンバーでもあるQuiet Dawnが、同レーベルから2022年にリリースされた傑作ミニアルバム「Movements」をより発展進化させて、70年代ソウル&ファンク、ディスコ、ブラジリアン・ジャズ&フュージョン、サンバ等々からのインスパイアをウエストロンドン、ブロークンビート、ダウンテンポの領域でオーガニック・クロスオーヴァーさせたイントロ、スキット含めたポジティヴ・ソウルフルな11トラックを収録。爽快グルーヴィン極上の心地よさ。リスニングにもプレイにも最適。Laurent Garnier, Rampage, Tall Black Guy, Kev Beadle, Dom Servini, Kid Fonque等々幅広い著名セレクター達がサポート・プレイ紹介中。 (コンピューマ)
ブラジリアン・ミュージックを代表するシンガー・ソング・ライター、ボサノヴァ女王、ポスト・ボサノヴァ世代のミューズとして知られるジョイス、1976年の知られざるサウダージ・フォーキーな魅力溢れるメッセージ弾き語り名作アルバム。 当時ブラジルでは、軍事政権のもと厳しい検閲が実施されていた時期で、そんな時期のブラジルの現状を伝えるべくイタリアで制作リリースされた、鋭くメッセージそのもの、ジョイスならではの鋭い視座が反映された重要アルバムで、ブラジルの現代作家達、ミルトン・ナシメント、エドゥ・ロボ、カエターノ・ヴェローゾ、ゼ・ケチ、カピナン、パウロ・セーザル・ピニェイロ、シコ・ブアルキらが発表した、生活における様々な困難を歌ったものばかりの、彼女のお気に入りの曲ばかり全18曲がピックアップ、弾き語りを中心としたメドレーのようにめくるめくつながり広がるボサノヴァ・サンバ・フォーキーな隠れた名作アルバム。 Julius Eastman「Stay On It」、石橋英子とジム・オルーク「Lifetime Of A Flower」、Suzanne Ciani「Improvisation On Four Sequences」、Slapp Happy「Sort Of」、Fred Frith「Guitar Solo / Fifty」、Jards Macalé「Jards Macalé」と激渋い厳選リリースが続いているドイツ・ケルンの音楽フェスティバルWeek-End Festivalが始動させたレーベルWeek-End Records待望新作7番。 (コンピューマ)
シンセサイザーとベースが躍動する「Planisfero」(sample 1)をオープニングに、ゴージャスなサルサ「Fantastico Carnival」(sample 2)、それぞれのソロ・パートがユニークな、爽やかなフュージョン・トラック「Fantastico Carnival」(sample 3)など、完全ライブレコーディングで、Roberto 自身が作詞・作曲・編曲を手掛けています。サルサ、サンバ、ビンテージサウンド、ライブラリ・ミュージックの美学、そしてアフロキューバンのオーケストラが生み出す大胆なエネルギーを融合させた、純粋な音楽性とユニークなサウンドの探求。そしてカラリとしたナポリの空気感が凝縮された素晴らしい作品が完成しています。推薦! (AYAM)