- 2LP + DVD
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Barney Wilen
Moshi
Souffle Continu
- Cat No.: FFL015
- 2025-05-12
世界各地の古い貴重音源、80年代90年代ロンドンやブリストル海賊ラジオCMカットアップ集など発掘カセット音源を中心に続々とオブスキュア貴重音源をリリースする名レーベルDeath is Nor The Endからの新作。 (コンピューマ)
Track List
本作品は、1970-73年に奥原初雄氏の録音、制作により『我が郷里の唄・池間民謡集』として、発表された2枚のアルバムから編集し、久保田麻琴氏がリマスターして復刻したものです。池間島の(音楽)文化のたいへん貴重な資料的価値もさることながら、保存ではなく生きた伝統とすてのすばらしさ、そして音自体が聞くものに迫ってくる迫力がなんといってもすばらしいものです。「内容の濃さ、素晴らしさは耳を疑うほどだ。曲も素晴らしいが、それぞれの歌唱、グルーブ感など超一流だ。70年代にマルフク盤の「ハイサイ・オジサン」に最初に出会って以来のショックと感動。ここで聞かれる宮古、あるいは池間族独特の曲と演奏歌唱は、荒くローファイに録音されたはいるが、伝わってくる音と雰囲気はそれにもまして凄い。」by久保田麻琴
この盤はミャンマー独自の打楽器、サインワイン(旋律打楽器)の美しくて可愛いらしい音色が堪能できます。
水琴窟のような調べのサインワインの音源は、知ってる限りほとんどなく、素晴らしきマスタリングでまた新たな響きに。歌声も素朴で素晴らしいですね。この盤は詳細な解説がついてます。 (Shhhhh)
面白いことに、ミャンマー伝統音楽ではピアノはメインの楽器だそう。チューニングもオリジナルで、こんなピアノ音楽は聴いたことがないが、後に残るアジアの素朴な情感が美しすぎる。大号泣。マスタリングも有効でより今ぽい響きで耳に入ってきます。 (Shhhhh)
日本からは故・萩原健一主演ドラマの主題歌、柳ジョージ「祭りばやしが聞こえるのテーマ」(sample2)までもが収録されている。世界中の時代も超えた様々な楽曲がセレクションされているにも関わらず、彼らならではのエキゾチック・ソウルフルな心地よさ、ちょうどよさが伝わってくるのが流石で素晴らしい。CD+ミックス/アンミックス音源DLコード付き。トラックリストからも是非ともどうぞ。14曲それぞれの音源もDLデータ付いているのも嬉しいかぎり。 (コンピューマ)
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昨年〈TIME CAPSULE〉からコンピレーションも編まれたGRATIEN MIDONETをKUNIYUKI、KAY SUZUKI、KHIDJAの3者がリミックス。 (サイトウ)
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1989年マリ・バナコで生まれ、狩猟民族ドンソウの一員で、最初の師匠Yoro Sidibéから、その後Diakaria DiakitéとOumar Sidibéに弟子入りして西アフリカ・マリ・マンデ地方の伝統楽器ハープ8弦楽器ドンソ・ンゴニを学んだ新世代を代表するドンソ・ンゴニ奏者Nfaly Diakitéによる2020年にパマコでレコーディングされた記念すべきファースト・ソロアルバムにして、ストーリーテラーで詩人レジェンドToumani Konéへのオマージュ・トリビュート・アルバムとなっている。 (コンピューマ)
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EM RECORDSからイサーン、モーラムの歌姫アンカナーン・クンチャイ名盤再発。『(モーラム:モーは達人、ラムは声調に抑揚をつけながら語る芸能。つまり“語りの達人”で、その歌手とジャンル両方をさす名称。)』当時16歳だったというアンカナーン・クンチャイの独特のモーラムの節回し。ケーンやソーの民族楽器に、シンセサイザー等の電子音も融合された伝統的音楽。ダンス/舞踊の感覚があって亜熱帯の天然サイケデリックの魅力溢れる一枚。映画「バンコクナイツ」での占い師/シャーマン的役として出演し、啓示めいた語りがそのままラム(歌)になっていくシーンは深い印象を残す。 (サイトウ)
Shidaiqu(シダイク)は文字通り「時代の歌」を意味し、1920年代後半に国際都市上海で初めて浸透したハイブリッドな音楽ジャンルを表す言葉で、西洋のポップス、ジャズ、ブルース、ハリウッド映画のサウンドトラックを中国の伝統的な要素と融合させたシダイクは、音楽と文化の融合であり、戦前戦中の中国大衆歌謡と映画の黄金時代を形成することになった。
ただし、これらシダイクの音楽は、1950年代初頭頃に終焉を迎えることになり(この時期、中国共産党はshidaiquを「黄色い音楽」と非難し、ナイトクラブやポップミュージック制作を違法とし、西洋風の楽器を破壊した。)1920年代後半から1950年第初頭までという、わずか25年ほど四半世紀の期間のみでしか存在できなかった、かけがえのない文化交流から中国・上海で生まれた奇跡のような艶やかで豊かなエキゾチック・オリエンタル・ムーディーな音楽世界でもあり、今、この時代にあらためて中華歌謡シダイクにテーマを当ててコンパイルされる意味も深く重要であると考えられる。Vol.1全20曲を収録。 (コンピューマ)
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クラブ・ミュージックを原点に、伝統音楽や世界各地の民族音楽を模索し、未知のものと出会い、伝統的な音楽の奥深さ、思想や感覚の違い、ダンスの精神性やトランス感覚、音楽そのものの意味を見出そうとするムーチーのクロスポイント。 (サイトウ)
1986年「未来派野郎」の翌年1987年にリリース。通算7枚目のソロアルバムの今作は、世界リリースを前提にビル・ラズウェルとの共同プロデュースで制作され、スライ・ダンバー、ブーツィー・コリンズなど、異なるジャンルのトップ・ミュージシャンたちが参加。当時の最先端のソリッド・エレクトロニックなダンスミュージック・サウンドをベースにしつつも、沖縄音楽やバリの伝統音楽などオーガニックでエスニックな音楽要素を融合し、東京とニューヨークでレコーディングが行われ、世界20ケ国以上でリリースされたソロ・キャリアの中でもマイルストーン的な作品にして、「NEO GEO」(新しい地)とタイトルされた、異色作の2024年リマスタリング・アナログLPリリース。
Iggy Popの歌声が沁み入るマスターピース名曲「RISKY」(sample1)、スライ・ダンバー、ブーチー・コリンズ、デヴィッド・ヴァン・ティゲムまで参加した沖縄民謡とワシントン・ゴーゴーの融合の問題作アルバムタイトル曲A2「NEO GEO」(sample2)、子猫物語、ラストエンペラーなどのサントラでも片腕となったサウンドクリエーター野見祐二の楽曲「アジアの恋」をインストカバーしたA4「FREE TRADING」、スライ・ダンバーによるドラム、ブーチー・コリンズのベース、窪田晴男のギターによるAXIOM、マテリアル・マナーのビル・ラズウェイル節炸裂のエネルギッシュなガムランの旋律も印象的なエレクトロ・クロスオーバー・ファンクB1「SHOGUNADE」、ベルナルド・ベルトルッチ監督へのオマージュB2「PARATA」、琉球民謡「ちんぬくじゅうしい」をモダン・エレクトロニック・クロスオーバー・ダウンテンポに仕立て直したB3「OKINAWA SONG-CHIN NUKU JUUSHII」(sample3)、トニー・ウィリアムスの繊細なドラミングも印象的、コンピューターに打ち込んだ即興演奏を組み合わせたアルバム・ラストB4「AFTER ALL」全8曲を収録。 (コンピューマ)
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DJやラジオパーソナリティとしても活動するパスカルと、ギタリストのリッチーのアダムス兄弟によって結成されたグループOdisseyの1988年唯一作が2023年初再発。当時スローやボレロが主流の中、プロデューサーJolème Narayadouとの出会いから生まれた本作。当時マルティニーク島で大ヒットを記録した、マルティニーク島を舞台にインド系の女性に恋する男性を描いたズーク名曲「Marie Hélène」(sample2)を収録。カリブの風に乗った軽快なリズムに、ヤマハDX7を駆使した様々な冒険と遊びが楽しい推薦盤。 (足立)
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1929年から1995年の間のフィールドレコーディングを使い民族音楽学研究所(CNRS)によって作成された「Voices of the World: An Anthology of Vocal Expression」というアンソロジーアルバムを元に作られており、曲によってはその音源と共に演奏したり、他の曲も恐らく原曲から採譜し再解釈を加えた作曲を行っていると思われます。現地のプリミティブな感覚と、研究を元に再構築された知性と本能が交わった特殊な音楽。CD盤もストックしました。 (日野)
インドネシアと一言いっても多言語/多民族、タイトルを聞いた時どうやってまとめるんだろうって思ってましたが、なるほどこれは彼が赴くまま旅して出会い録音、録画した場面瞬間を徒然につなぎとめたロードムービー。学術的な要素よりも、現地の音と映像そのものに驚いて繋げた現場感が伝わり、そして下手な文章の解説よりも饒舌にフォルクローレ・現象が伝わります。曲目を見るとFuture Terrorや橋の下世界音楽祭にも出演したSENYAWAや、クロンチョン(ポルトガル領の影響下で進化した世界最古のポピュラー音楽)の現役グループ、ORKES KERONCONG CAFRINHO TUGUの名前もあり、そこにいきなりバリ島のケチャが入ったり。そこを細かくクレジットしないで並べてるのもVincentらしい編集でしょう。彼はVoodoohopのフェスでもvjしたり色々繋がってますね。ロシア、ペルーに続いての一風変わった外側の不思議なフィールド作品。ワールド系興味あるけどどこから聴いてみれば?みたいな方にもこの辺からどうでしょうか。ベルギー/フランスの変わったレーベルLe Sauleからのリリースというのも面白い。末長くレコード棚に置いておきたい一枚。尚、ここに収録の音源は彼の主催のPetites Planètesのウェブサイトで全編を確認できます。 www.petitesplanetes.earth (Shhhhh)
プロモで聴かせてもらってすっかり魅せられてしまったエジプト60sのコンピレーション。1959年に民間のレコード会社として設立され60年代半ばにエジプト政府の管理へと移ったエジプト最大のレコード会社SONO CAIROからのライセンス。「カイロが中東の活気ある文化の中心であり、一流オーケストラの壮麗さが比類ないものであった時代の豊かな音楽の肖像」。アメリカのジャズやラテン音楽にも影響を受けているであろう、エチオピア、服部良一やカンボジアのポップス黄金期にも通じるようなエキゾチックでリッチなサウンド「60年代カイロの華やかなナイトライフへといざなう」。すべて7インチでリリースされていた音源のリマスター再発2018年リリース。そのほかにもRadio Martikoのバックカタログ、過去にも入荷していた名作や今回初となる入荷もいくつか(どれも魅力)ストックしています。是非チェックしてみてください。 (サイトウ)
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南アフリカ産、知られざるジャズファンクとディスコのハイブリッド音楽発掘の旅を続ける〈MATSULI MUSIC〉より素晴らしい一枚が届いております。VINCENT SEGALやTOUMANI DIABATÉとのコラボレートでもお馴染みのコラ奏者BALLAKÉ SISSOKOとギタリストDEREK GRIPPERが2022年に3時間かけてレコーディングした音源がアルバムとしてリリース。ひたすらに楽器を聴かせるミニマルな構成、インストでありながら感情が表現された美しい音色。臨場感あふれるエアー録り、演奏だけでなく高い録音技術にも注目の一枚。ワールドミュージックが持つ抒情的側面を深掘りした作品。個人的にも年間ベストにも入れたい内容です。これはレコードで是非! (Akie)
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ギリシャのブルースとも呼ばれる、港の売春宿や、バー、ハシシの巣窟で演奏されていたという大衆歌謡レベティコの巨人マルコスの音源のコンパイル。オレゴンのハーシュノイズのミュージシャンでもあるGordon AshworthのOlvido Recordsと戦前ギリシャ音楽のスペシャリストStávros Kouroúsis、Tony KleinとMississippi Recordsが協力してリリース。レアなSP盤をもとにリマスターし160gバイナルでの再発です。当時の写真やリリックの翻訳、ライナーノーツなどで構成された8ページの12インチサイズのブックレットも付属。 (サイトウ)
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SARAVAH屈指の名盤と言われる、バルネ・ウィランによる72年の2枚組「Moshi」がフランスの〈SOUFFLE CONTINU〉から渾身のアナログ再発。。アフリカを訪れピグミー族たちと録音したフィールド・レコーディングを交えた民族音楽、サイケデリック・ジャズ。アヴァン感覚とポップな楽しさが同居しているエスニックジャズ屈指の名盤です。「Creator has a Master Plan」をベースにした「Aferican Freakout」(saemple_3)はじめ、全編素晴らしい驚きの内容。12インチ仕様のブックレット、見開きスルーヴ、帯、そして録音のための滞在時に同行した映像チームによる作品のDVDがボーナスとしてついています。ポスト・ヌーベル・ヴァーグ、フィリップ・ガレル/ザンジバール周辺で活動した女優で映像作家のCAROLINE DE BENDERNが監督、バルネ・ウィランが音楽を担当し、カメラも回した短編映画「 à l’intention de Mlle Issoufou à Bilma」の映像で、こちらも〈SUBLIME FREQUENCIES〉がやっているような映像作品の元祖ともいえるような作品ではないかなと思います。素晴らしい。 (サイトウ)