- 12inch
Tag: EXPERIMENTAL
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O.Utlier
Biome
Animalia
- Cat No.: ANIMA15
- 2025-04-15
微かにフィールド録音を仕込んだドローンを背景にしたレフトフィールドテクノトラックス!LOU KARSHやCOMMAND Dなど音響職人が参加してきた〈ANIMALIA〉にアイルランドアンダーグラウンドのカリスマO.UTLIERが登場。中毒性のある4/4グルーヴァーだけでなく、トリッキーなハーフタイムまで展開。
CROOKED FINGERの〈SZE〉や〈APPIAN SOUNDS〉など、独自アプローチでテクノサウンドを開拓するレフトフィールド処に参加してきたO.UTLIERがお久しぶりの新作を発表!反響する真空音響でリズムとBPMを掴ませない難解ビートを躍動させていく「Evaporation」(sample1)から、酸が侵食するヒプノティックテクノ「Ionic」(sample2)、水中を思わせるミュータントドローンを合わせたハーフタイム・ドラムン「Crop Rotation」(sample3)など、奥深く刺激的なテクノトリップ。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Megabasse
Flamenca (LP)
Efficient Space
- Cat No.: ES040
- 2025-04-12
不思議な音楽団、バグパイプやハーディ・ガーディの凄まじい音場も記憶に残るTanz Mein Herzや、Omertàの一員であるPierre Bujeauによるソロ名義Megabasse。焼けついたギターの独白が美しく哀しい、手作りの大事なパーソナルスペースに繋がるための音楽。
CD-R、すぐに姿を消すカセットテープ、運が良くないと手に入らないレコード。ライブを目撃しない限りなかなか手に取るような体験ができなかったMegabasseの音源が、カセットに収録されていたロングフォームのA1「L'Último Sacrifacio」に新たな2曲を加えて〈Noise In My Head〉キュレートの〈Efficient Space〉がより広くアナログリリース。ダブルネック・ギターに2台のフェンダー・アンプというシンプルないでたちから、ツィターやダルシマーのような楽器の響きを作り出し、徐々に現実の輪郭が歪んでくるサイケデリアを生んでいます。ヘルスでもウェルネスでもない、ほころびやささくれもそのままに変なかたちのまま誰でも入ってこられる不思議な空き地のような魅力的な場所がここに。 (足立)
Track List
- 10inc
- Recommended =
- New Release
SOGURAGURA
"INITIAL IMPULSE" EP
PLS recordings
- Cat No.:
- 2025-04-12
日本のミュージックラバーズの人間交差点、高円寺グラスルーツにて「¡¡GURAGURA!!」を主催。ミックステープ2タイトル『FFFUUUCCKK OOOFFFFF』『SELF/BRAIN/THOUGHT』のリリースなど数々のフィジカルリリースをしながらアンダーグラウンドのフィールドを渡り歩き、各地からの信頼の男、DJ、SOGURAGURAによる最新作品を自身のPLS RECORDINGSからリリース!ダウンロードコード、ドローイング・スタンプステッカー、ポスター型ジャケット、トレーディングカードが付いた限定50枚生産のダブプレート仕様!!初回入荷分売り切れだったのですが、本人より再入荷出来ました。
各地を練り歩きオールジャンルを深くプレイする現場感覚から、気が付いたら歪んだ世界に入り込んで外は夕方なんて当たり前、人間味に溢れすぎて音が完全に凄いことになってます。Buchla Ease Vの音を使用したコラージュ・ノイズ・ハードコア・インダストリアル・ジャズ、SO君のフィルターによって生まれた新たなマシン・ハウス・テクノ。更には、33回転に回転数を落としたドローン・ノイズ・フリージャズ、歪んだ狂おしきスクリュー・ダウンテンポが最高なトラックにまで変化する、45,33回転両方でプレイできるアンダーグラウンド仕様。Diyなジャケットから深い精神性を感じる1枚!最高! (hamon)
Track List
- LP (Blue Vinyl)
- Recommended =
- New Release
shinetiac
Infiltrating Roku City
West Mineral
- Cat No.: OUEST083
- 2025-04-11
YOUTUBEの次はWWEを視聴、次にはTIKTOKをドゥームスクロール、飽きたら夕食を作ったり。侵食するアルゴリズムへの批判と、それと共に生きる自分たち。共有した感情とノスタルジアまで表現した実験電子音楽/サンプルコラージュ作品!HUERCO S.主宰〈WEST MINERAL〉最新作です。
PONTIAC STREATORとBEN BONDY、SHINERという現代電子音響・抽象音楽を最前線で開拓してきたサウンドアーティストによるトリオプロジェクト!ストリーミングの中で拾い集めたサンプル、録音やジャムセッションの断片を繋ぎ合わせたコラージュドエレクトロニクス。ブルックリンで行われたライブセットとして作曲したものを昇華した作品。メインストリームアーティストのサンプリング加工の毒々しさ、コンテンツ消費文化を共有する仲間内のノスタルジア、両方向の影響でグロテクスでエモーショナルという歪なデザインに。音響の素晴らしさも流石のWest Mineralクオリティ。10年後に聴き直したくなるコンセプト。 (Akie)
Track List
- 2LP+DL code
- CD
- Recommended =
- New Release
Tim Hodgkinson & Atsuko Kamura
Haiku In The Wide World(俳句、その拡張され た世界)
EM Records
- Cat No.: EM1216DLP
- 2025-04-11
ヘンリー・カウをはじめ数々の音楽プロジェクトを遂行してきたティム・ホジキンソンと、水玉消防団やフランク・チキンズ等で活躍したカムラアツコによる、素晴らしくも驚くべき新領域の開拓。『Haiku In The Wide World』は、カムラとホジキンソンが日本語と英語で吟じ唄う俳句を、ホジキンソンが作曲した音楽の枠に収め、多彩で変化に富んだ一連の器楽の集合へと「拡張」した音楽形式の画期となる作品です。
本作は17世紀から20世紀にわたる37の俳句のテキストを愛情をこめて取り上げたもので、長い歴史を持つ日本の文学形式を敬愛し、これらの短い詩句を音楽芸術の領域に持ち込み、音の相互関係の拡張されたネットワークの中に据えています。演奏ではホジキンソン自身のクラリネットをはじめフレンチ・ホルン、ヴィオラ、ヴァイオリン、チェロ、アコースティック・ギターが用いられ、鮮明に録音された音源が使用されています。声と楽器の音は詩的なイメージと融合し、それぞれが光を投げかけ、影を落とし、隠された意味を明らかにし、作品の総体と共鳴し合います。作曲においてホジキンソンが選択した音楽語法は、俳句の本歌取りや取り合わせといったレトリック、連歌師の手法にみる多様かつ急激な世界展開に照応した幅の広さを持っています。また、俳句の日本語と英語訳がさらなる意味、共鳴、コミュニケーションの層を提供します。その英語訳の俳句をホジキンソンに送った英の詩人ハリー・ギロニスとの交流がこのプロジェクトを始めるきっかけとなりました。本作はホジキンソンやカムラがこれまでに成し遂げてきたものとは明らかに異なる、無比の作品です。『Haiku In The Wide World』の成り立ちを綴ったホジキンソンの解説も必読です。CD版、2枚組LP版ともに同内容。日本盤仕様ジャケット。
Track List
- 7inch
- Recommended
- Back In
Holy Tongue
Ambulance
Trule
- Cat No.: TRULE029
- 2025-04-10
2023年4月にリリースされたデビューアルバムも素晴らしかった、ダブテクノ鬼才Al Wootton率いるHOLY TONGUEのTruleからの最新作は限定7インチ・シングル!!ポストパンク/レゲエ/ダブの実験的先鋭性がレフトフィールド・スピリチュアルジャス経由のディープなトライバルジャズ・ダンスミュージックへと昇華された意欲作。LTD限定7インチ。
BPM168(84)John Carpenterのサウンドトラック音楽のように実験的不穏ダークにダブワイズ忍び寄るSide-A「Ambulance Dub」(sample1)、P.I.L.METAL BOX「Swan Lake」オマージュのようなクラシカルなピアノ旋律、モコモコのベース、シャキシャキのドラム・リディムによる蛇のように絡みつくステッパーズ・ポストパンク・ダブワイズ全開のSide-B「The Bigger Tutti」(sample2)も狂おしく愛おしい。
AL WOOTTONによるSynthesizer, Bass, Double Bass,, Piano, Autoharp, Percussion, Trumpet、ミニマリズム/フリージャズ/アヴァンギャルドまで目覚ましい活躍を見せる奇才イタリア人ドラマーValentina MagalettiによるDrum、Percussion、Piano、ZongaminでおなじみSusumu MukaiがBass, Guitar, PercussionによるトリオHoly Tongue最新シングル。ON-Uイズムも継承したオルタナティヴなバンド・アンサンブル、ポストパンク/レゲエ/ダブの実験的先鋭性がレフトフィールド・スピリチュアルジャス経由に、ディープなトライバルジャズ・ダンスミュージックへと精神性と共に見事なまでに昇華されている。 (コンピューマ)
Track List
- CD
- Recommended
- Back In
Russell Haswell
Reality Therapy
Diagonal
- Cat No.: DIAG062
- 2025-04-08
Russell Haswell、4年ぶり待望新作がDiagonalより届けられた!!フィジカルではCDのみリリースされております!!
コロナ時代以降の世界状況と、彼自身の青春期での体験や目にした社会的、政治的風景(ストライキ、階級闘争、抗議デモ集会等々)が結びついてインスピレーションされて制作され「Reality Therapy」とタイトルされたニューアルバム。やはり、ただでは済ませてくれないRussell Haswell節がユーモア・インテリジェンス・リズミック・ヒプノティックに炸裂する全10トラック。フロアミュージックとノイズ・ヴァンギャルドの狭間を痛快に漂うエレクトロニック・テクノ・エクスペリメンタルなライブエレクトロニクス電子音楽暴れん坊作品。
Factory Records / Hacienda, Juan Atkins, Durutti Column等との仕事で知られるアルゴリズミックな手法に焦点をあてた活動を続けるデザイナーチームMuirMcNeilとのスペシャル・コラボレーションによるビジュアル・アートワークとなっている。 (コンピューマ)
Track List
- CD
- LP
- Recommended =
- New Release
KAKUHAN
Metal Zone
NAKID
- Cat No.: NKD06 CD
- 2025-04-07
YPYこと日野浩志郎、チェロ奏者の中川裕貴によるコラボレーション”KAKUHAN”の「Metal Zone」がリプレス!定型を離れた自由なリズム、スリリングに呼応するチェロ。その名が示す通り、流動的、音の撹拌操作。特筆したいのが低音の感性で、初めて聴いた時に踊れると感じました。アカデミックな見地だけでなく、ダブやダンスの視点でも体験してほしい一枚、推薦。
日野浩志郎自身のレーベル〈NAKID〉からリリースされるも初回プレスは瞬く間に市場から消え去り、高額取引もなされ出していたところに嬉しいリプレスアラート!現在GOATの欧州ツアー真っ只中、当店の幽霊スタッフの前衛音楽家YPYこと日野浩志郎と、実験的アプローチでチェロそして音楽を開拓する中川裕貴によるタッグ。YPYが紡ぐアルゴリズムによるリズムとチェロのセッション。不協和音にも隣接しながらも、緻密な微調整が結実させる錬金術的サウンド!フィジカルに来る低音が斬新なのでビートを掴めずともグルーヴは掴める、実験電子音楽の視点から味わうのもいいですが、ダンス視点でも味わい深い作品です。CDをストック。 (Akie)
Track List
- CD
- Recommended =
- New Release
KAKUHAN
Live 0
KAKUHAN
- Cat No.: KKHNCD01
- 2025-04-07
YPYこと日野浩志郎、チェロ奏者の中川裕貴からなるコラボレーション”KAKUHAN”による2022年2月に九州大学・音響特殊棟にて開催されたイベント”Feldman meets freq 2022”でのパフォーマンスをライブ録音!これまでライブ会場限定で販売してきたCDをストックいたしました。
日野浩志郎自身のレーベル〈NAKID〉からリリースされたファーストアルバム「Metal Zone」で、現代実験音楽・音響シーンにその名を轟かせた、前衛音楽家YPYこと日野浩志郎とチェロ奏者中川裕貴によるタッグ”KAKUHAN(攪拌)”のライブ会場限定販売CD作品の流通が開始!リアルタイムで即興に呼応するエレクトロニクスとチェロ、ライブパフォーマンス特有の緊張感。マスタリングも日野自身が手掛けていることでまたスタジオアルバムとはまた違った解釈と感覚的な音のやり取りを味わえる一枚。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
Nidia & Valentina
Estradas
Latency
- Cat No.: LTNC026
- 2025-04-06
初回分が予約完売した一枚、再入荷いたしました!リスボン〈PRÍNCIPE〉を代表するアーティストのひとりNÍDIAと前衛打楽器奏者VALENTINA MAGALETTIによるコラボレーション。ポリリズムとシンコペーションを駆使、リズムが支配する変異グルーヴ。ミックスとプロデュースにRAIMEのTOM HALSTEADも参加した話題作。
EVEN TUELL、MADTEO、LAUREL HALOなど数多の鬼才を抱えるパリのアートプラットフォーム〈LATENCY〉からのリリース!NÍDIAによるプログラミングされたグルーヴと、VALENTINAの自由なパーカッションパフォーマンス、そしてポリリズム構成という3者違ったスタイルの中間点を探るダンスミュージックの新しい形。シンコペーションされたドラムパターンや、脈打つ鍵盤打楽器のライン、特徴的ななボーカル。リズムとグルーヴを楽曲の軸に設けながらもメロディックな捻りもある刺激的プロダクションに。 (Akie)
Track List
- 12inch
- Recommended =
- New Release
Upsammy
Open Catalyst
Dekmantel
- Cat No.: DKMNTL106
- 2025-04-05
ヒーリング・アッパーテンポ・没入感のあるIDM・ドラムンベースや断片的にちりばめられたサウンドに得意のリズムとリズムの間に生まれる空間デザインが今作も流石としかいいようがない奇才、UPSAMMYによる宇宙との繋がりを連想させるかのような4トラックを収録。アムステルダムの大型フェス・レーベル〈DEKMANTEL〉からのリリース作品。
世界のトップDj達からのサポートや〈Die Orakel〉〈Pan〉〈Nous'Klaer Audio〉からの作品のリリース。電子音楽的リズムにフィールドレコーディングや、空洞のように幻想的に変化するサウンドデザインで現在のダンスシーンにオルタナティブな提案をしてきたThessa Torsing、Upsammy、今作も「open catalyst 」(sample1)を筆頭に新たな音世界を拡張しています。ポリリズム・ニューエイジ・ダンスミュージックの一連が気になっていた方は是非。素晴らしい。 (hamon)
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
Beatrice Dillon
Seven Reorganisations
HI
- Cat No.: HI001 LP
- 2025-04-04
〈PAN〉からのアフリカンリズムなどの変拍子、民族音楽などの影響を反映させた、先鋭なエレクトロニクスの傑作アルバム「Workaround」から4年、Mark Fellの委嘱により制作されたベアトリス・ディロンのニューアルバム「Seven Reorganisations」。自身のレーベル〈HI〉の第1弾。Explore Ensembleが演奏したベアトリス・ディロン初のアコースティック作品。アナログで入荷しています!
2022年にシェフィールドで開催されるノー・バウンズ・フェスティバルでのパフォーマンスのためにマーク・フェルから依頼されたもので、ディロンが作詞作曲し、ロンドンのポスト・クラシカルのアンサンブルExplore Ensembleが演奏した「Seven Reorganisations」(7つの· 再編成)。ウィルフレッド・ビオンの精神分析的主張からの引用「空虚な空間を許容できないことが、利用可能な空間の量を制限する」と、「物事を省くことで、内に秘めたものをよりよく聞くことができる」という韓国のビョン・チョルハンの脱構築主義的な哲学が指針となっているとのこと。「Seven Reorganisations」の1部と2部が、それぞれスタジオで録音されたものと、カールスルーエ・アート・アンド・メディア・センター(ZKM)でのライブ録音が収録されています。クラブ・ミュージック、エレクトロニック・ミュージック・フィールドを超えて、ロンドン交響楽団ともコラボレーションをしており、今後の展開も楽しみです。森の中のアートワークであることもあり、石橋英子の「悪は存在しない」にも比すことも出来るような、風格も感じます。素晴らしい。 (サイトウ)
Track List
- LP (one sided, white vinyl)
- Recommended
- Back In
Actress
Grey Interiors
Smalltown Supersound
- Cat No.: STSLJN434LP
- 2025-04-04
インダストリアルドローンからブレイクビート、ダークアンビエントを20分かけて横断する電子交響曲!イギリスを筆頭する鬼才ACTRESSがベルリン音楽祭のために制作したインスタレーション作品がレコードになりました。全編にわたり抽象的テクスチャを共有しつつ、シームレスにジャンルを展開していくシンフォニー大作。500部限定。
名門〈NINJA TUNE〉そして現代実験電子音楽を象徴するカリスマACTRESSのプレミアムな一枚、ポストインダストリアル交響曲傑作をストックしています。クラシックピアノを交えた電子アンビエントの導入から中盤にかけてのドラムマシン入り、そしてインダストリアルドローンへと着地する20分越えのサウンドエクスカーション。クラシック音楽から電子音楽の歴史をなぞるような壮大なストーリー性、シームレス且つスリルたっぷりに展開していくシンフォニー作品。ワンサイドプレスのホワイト盤、マスタリングは名匠NOEL SUMMERVILLEと一切の隙がないリリース、お早めに是非。*サンプルは一曲を分けたものです。 (Akie)
- LP
- Recommended
- Back In
Mats Lindström
Low Fidelity
iDEAL Recordings
- Cat No.: iDEAL218
- 2025-04-04
孤独を湛えた深度の深いフィードバック/音響実験。EMS(Elektronmusikstudion)のディレクターを務め、最前線のアーティストたちのサポートも行なってきた人物Mats Lindström。ソロ作としては2012年にStephen O'Malleyの〈Ideologic Organ〉からのリリース以来となるアルバムを発表。
ライブ録音からスタジオ委嘱作品まで、ブルータリストと共鳴する電子音響実験作。過去12年間に行ってきた活動を俯瞰する7つの作品が収録されています。パフォーマンスInsisting Onのためにダンサー/振付家のアンナ・コッホに委託され制作された〈Low Fidelity〉(sample1)。電子音響作家/楽器制作者タレク・アトゥイのプロジェクトのために委嘱された、電磁フィードバック原理に基づいて作られた楽器群によるフィードバックの構造的な耐久テスト〈The True Laptop Quartet〉(sample2)。ケント沖で運用された歴史的な船LV21上でオーディオ・ビジュアル・インスタレーションとして発表されたアンナ・コッホとのコラボレーション作〈Light Vessel 21〉(sample3)。ワーグナーのオペラの序曲を3台のピアノとライブエレクトロニクスの編成で演奏するために制作された「Shadow of the Dutchman」など。マスターはRussell Haswell、プロデューサーにJoachim Nordwallの布陣。インテリジェント&ハードコア。 (足立)
Track List
- 12inch
- Recommended =
- New Release
Mike Parker
Envenomations
Samurai Music
- Cat No.: SMDE47
- 2025-04-04
NY州バッファロー在住、大学でファインアートを教える傍ら音楽制作続ける孤高の鬼才MIKE PARKERによる170BPMハーフタイム実験が名門〈SAMURAI MUSIC〉より到着!異質なアシッドテクスチャとループ手法、テクノとドラムンベースを相乗効果クロスオーバー。
テクノ〜実験音楽/ノイズミュージックまで幅広い電子音楽を長きにわたり追求、現在もDONATO DOZZYとNEEL率いる〈SPAZIO DISPONIBILE〉などでリリースを重ねているMIKE PARKERによるD&B実験。モジュラーシンセシスとビートをポリリズミカルに構築したミュータントドラムン「Stinging Insects」(sample1)、90年代中期のトレンドとムードを感じるミニマルステップ「Ee-Yo」(sample2)など、170BPMの美学にフォーカスした一枚。 (Akie)
Track List
- 12inch
- Recommended =
- New Release
Carrier
Tender Spirits
Carrier
- Cat No.: CRRR003
- 2025-04-04
抽象トリッキーにキックを焦らしながらグルーヴを凝固、精密な音像構築で音空間を創造する前衛テクノイドダンスミュージック!SHIFTED名義でお馴染みのUK拠点の実験テクノ作家CARRIER aka GUY BREWERのセルフリリースシングル第三弾が到着。ハーフタイムとダブ、音数と向きあう抽象表現。
2023年より始動した新たな変名プロジェクトCARRIERとして既に〈THE TRILOGY TAPES〉〈FELT〉から作品を発表、昨年末にはプレミア化しているこのセルフリリース作のパッケージ化も成し遂げ、現代の音響テクノイドサウンド騎手として名を轟かせいるGUY BREWER新作12インチ!ハイパスなパーカッションブレイクスの旗めきに、キックを脱構築ハーフタイムリズムでトリッキーに打ち込む「Slow Punctures」(sample1)では、ウッドブロックとガムランチャイムを意図的にずらしたシンコペーションで忍ばせるなど、音数と音響を精密コントロールした、まさにテクノ最前線なサウンドを聴かせています。推薦です。 (Akie)
Track List
- 2CD
- Recommended =
- New Release
Terre Thaemlitz
snowflakes & dog whistles - best electroacoustic ambient & sexpanic 1995-2017
Comatonse
- Cat No.: C.035
- 2025-04-02
1995年から2017年にかけて制作されたテーリ・テムリッツの最高のエレクトロアコースティック・アンビエントおよびコンピューターミュージック作品29曲をコンパイルした2枚組CD。
このリリースでのみ入手可能な特別編集曲も多数含まれています。これらのトラックの大半は、何年もの間物理的に絶版となっていました。元々は、Mille Plateaux、Daisyworld Discs (YMOの細野晴臣のプライベートレーベル)、Instinct Ambient、Caipirinha Productions、そしてもちろんテムリッツ自身のComatonse Recordingsなど、さまざまなレーベルからリリースされていました。最初のディスク「Snowflakes」は、より伝統的なアンビエント、あるいは「きれい」なトラックに焦点を当てています。2枚目のディスク「Dog Whistles」は、性別や性的多様性のテーマにもっと明らかに関連する、混沌としたサンプルやサウンドの配列をフィーチャーしたトラックをコンパイルしています。
Track List
- LP
- Digital
- Recommended =
- New Release
VA
13 (LP4)
Diagonal
- Cat No.: DIAG050LP4
- 2025-04-02
2024年夏再始動したロンドン・アンダーグラウンド・テクノ・エクスペリメンタル劇薬名門Diagonalによる設立13周年記念、これまでの活動回帰とこれから未来を見据えた入魂コンピレーション(12インチLP4枚完結作)の最終章第4弾がリリース!!!全て新曲と未発表トラックのみ!!!
BPM144、UKテクノ大御所James RuskinによるRussell Haswell トラックの鋼のようなマシーンビートによるエレクトロニック・テクノ・エクスペリメンタル・リミックスA1「Russell Haswell - Various Recordings (James Ruskin Amalgamation) 」(sample1)が強力。BPM136、Diagonalを体現するL/F/D/M によるメディテーショナルな7分越え催眠的インダストリアル・ダークウェイヴ・アシッドA2「Non Dea」、Not Wavingによるノンビートながらもグルーヴを感じさせてくれるエレガント・アンビエントB1「Rolling In Thoughts」も非常に心地いい。Powellとのコラボレーションでも知られるDale CornishによるBPM120、電化ショック・リディム・トリッピンB2「Back In The Room」(sample2)も極上。Diagonalを体現するEVOLによるねじれまくったバネのような妙チキリンエレクトロニック・ピンポン球グルーヴB3「Wabbit Trax 7」(sample3)も面白い。
このコンピレーションは、70枚のリリースを経たレーベルの進化と今後の方向性を反映したもので、エレクトロニック・エクスペリメンタル・アヴァンギャルド、ノイズ、コンピューターサウンズ電子音楽、フロアミュージック・テクノとの境界線、狭間を前衛的独自に探求するDiagonalならではの個性が爆発した絶品5トラックを収録。
LP1、LP2、LP3同様、この12インチには、カラーで伸縮性のあるHバンドが付属している。LP4枚全てにこのバンドが付属するので、レコードを組み合わせて4枚組12インチを完成させることができる! (コンピューマ)
Track List
- LP
- CD
- Recommended
- Back In
Oren Ambarchi
Quixotism (10th Anniversary Remaster)
Black Truffle
- Cat No.: Black Truffle 124 LP
- 2025-04-01
2014年、Oren AmbarchinがEditions Megoよりリリースした名作「Quixotism」が10周年を記念してBlack Truffleよりリマスタリング復刻!!ケルン、アイスランド・レイキャヴィーク、メルボルン、ロンドン、ロサンゼルス、東京などでセッション録音された、Thomas Brinkmann、Jim O’rourke、John Tibury、U-zhaanら世界各地の重要アーチスト達とのコラボレーション作全5トラック。名作の嬉しいLP復刻。レコメンド!!
なんと5曲目「Quixotism(Part5)」(sample3)では、日本を代表するタブラ奏者U-zhaanとのセッションも収録。壮大な全5パートにもおよぶアカデミック・ミニマル・エレクトロニクスの淡々としたリズムと交錯する具体音やタブラ、ノイズなどとの気品と実験精神に満ちた音像に惹き込まれうっとりする。
全曲で参加したThomas Brinkmannによるエレクトロニクス・ミニマル・パーカッションが非常に効いている。
壮大な全5パートにもおよぶアカデミック・ミニマル・エレクトロニクスの淡々としたリズムと交錯する具体音やタブラ、ノイズなどとの気品と実験精神に満ちた音像に惹き込まれうっとりする。当時Editions Megoからのオリジナル盤ではRashad Becker & Dubplate + Masteringによるマスタリングでしたが、今回のBlack Truffleからのリイシューではレーベル信頼の名職人Joe Taliaがリマスタリングを施している。 (コンピューマ)
Track List
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BPM127、複雑なパーカッション、チョップ・スタイル・ダビーなシーケンス、サイケデリックなヴォーカル、テックハウス・マナー繊細にトリッピン構築されてストーリーテリングされる15分にも及ぶロングストーリーA1「Too Much Pressure」(sample1)、BPM119、渦巻くようなサブ・ベース、繊細に絡み合うコード・メロディ、アナログ・リズム・セクションとがふんわりと豊かに融合したB1「Double Bubble」(sample2)、BPM123、モノクローム・ミニマリズム、重低音のダブ/レゲエのベース・グルーヴ、スペーシーなパーカッシブ・ディレイによるうねりが催眠的なグルーヴの中を浮遊するモダン・ダブワイズ絶品B2「Rattle The Roof Down」(sample3)も極上の心地よさに包まれる。エクスペリメンタル実験性アンビエントも内包したDeadbeatならではの手腕がフロアに効能する名作12インチの誕生。Newdubhallからの10インチ・リリース以来久しぶりとなる12インチ・リリースではないでしょうか? (コンピューマ)