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Ursula Bogner
Recordings 1969-1988
Faitiche
- Cat No.: FAITICHE 01
- 2025-05-23
インフォメーションには、サイバーパンクの草分け「ニューロマンサー」でも知られるアメリカの作家ウィリアム・ギブソンの1982年の言葉が引用されています。(サイトウ)
『The manufacturersがそのような使い方を意図していなかったとしても、ストリートは自分なりの使い方を見つける』。— William Gibson, 1982
『The manufacturers(製作者)とは?
彼らはまだ次の大きなものを予測する方法を見つけようとしていた。人々が動き続け、革新を続け、システムをハッキングし続けるのを、彼らは混乱しながら見ていた。』
Track List
1970年代後半、ELPのKeith Emersonの演奏でも有名なイタリアのヴィンテージ・シンセサイザー名機”Davolisint”との出会いによって、そして、当時のKlaus Schlze、Tim Blake、Larry Fast、Edgar Froese、Brian Enoらアーチスト達の存在や作品にも影響を受け、Liquid Liquidでの活動の傍らでソロでひっそりと録音されていた未発表だったシンセサイザーによるエレクトロニック・ミュージック・カセットテープ作品「Concepts(1985)」「Reflections(1987)」「Quest(1988)」をまとめた貴重な秘蔵音源のクラウトロック老舗名門BUREAU Bからのうれしい復刻。メディテーショナル涅槃な心地よさ。 (コンピューマ)
リズムに焦点を当てることをスタイルとする氏の実験精神が生むテクノは「ズレ」ることにより快楽性を増していく。 踏み込むように展開していくこの反復の交差は形式から外れたダンスを創造させる一枚。リミキサーには大阪を拠点に活動するトラックメイカー、Limited Tossを起用 。マスタリングはKuknacke、アートワークはKan Togashi、グラフィックデザインはGinji Kimuraが担当。 (SLIDE MOTION レーベル・インフォメーションより)
Track List
2017年4月12日に亡くなったPANSONICのメンバーであり、テクノイズ・エクスペリメンタル・シーンの新たな荒野を切り拓いた電子音響作家MIka Vainio が「Ø」名義でソロアルバムとしてダンスミュージックとしてのテクノ・ミニマリズムを実験性エクスペリメンタルと共存させながら探求した名作アルバム「Metri」収録のクラシック・テクノ名トラック「Kuvio」(sample1)が12インチ化(エンディングのみアルバムバージョンとは若干変更されております。)!!Side-Bには、1990年半ば、Jimi TenorによってSähkö Recordingsの映像作品「SAHKO - The Movie」のサウンドトラックとして制作されていた秘蔵音源で、彼の死後、Warpのオフィスにあったデモテープからの発掘から陽の目を見ることになった1993年制作の必殺トラック「Sahko Movie Soundtrack - Scene 1(Original Version) 」(sample1)を収録。永遠に色褪せることのないMIka Vainioによる2トラックを収録。マスタリングRashad Beckerによるもの。 (コンピューマ)
Track List
危うく音像を崩したシンセシスとトライバルパーカッションがループする音響テクノ「Saei」(sample1)や、神秘的に抑揚するアンビエンスに高速ドラムをぶつけたアブストラクトD&B「Dookuzot」(sample2)など。脳を浸すような音響、速度を超越したリズム構築、一度はまると抜け出せない抽象ダンス体験。 (Akie)
Track List
呪術的な地下牢のシンセ、異質な工業地帯の雰囲気を想起させる空間、圧倒的なサウンドデザインが深い世界へと没入させる(sample1)「Procession De L'Esprit」(sample1)1曲目からこの作品のアルバムのコンセプトを感じることのできる圧倒的な開幕劇。難解なポリリズムにスクリュードローン。深く冷たくも温かい。所々の人間らしいユニークな遊びに親和性を感じます。中でも圧倒的なコズミック・ダウンテンポ「HypothÈSe D'Hypnose」(sample2)がdjにおすすめの長尺スローテクノトラックス!他にも戦争映画のサウンドトラックになりそうな迫力、緊迫感、「déplacement de la surface」(sample3)なども震える。素晴らしい。 (hanon)
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Thore Pfeifferによるオープニングにふさわしいこれからの始まりを予感させてくれるかのようなノンビート・リミックスA1「Dies ist die Geschichte von Robson Ponte (Thore Pfeiffer Remix) 」、BPM126、ストイック硬質ミニマル・ビート、反復するヴォーカル・サンプルのみでドラマチックに演出される自身によるリミックスA2「Robson Ponte (Reinhard Voigt RP25 Remix) 」(sample1)、BPM120、粘着ヒプノティック・サイエンスに時空を歪みテックハウスされるJürgen PaapeによるリミックスB1「Robson Ponte (Jürgen Paape RP7 Remix) 」(sample2)、BPM120、同じくJürgen PaapeによるリミックスB2「Robson Ponte (Jürgen Paape RP10 Remix)」(sample3)もKompaktマナー・エクスメリメンタルに秀逸。 (コンピューマ)
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ダンスフロアに重点を置きながらも、ミクロとマクロのレベルでエレクトロニクスが循環躍動する全6トラック。電子音楽音響、サイコ・アクティヴなドローン、複雑なポリリズム、執拗なる転調展開など、両者の持ち味サウンド・アプローチが存分に発揮された脳内をマッサージされるかのようなテクノ・アヴァンギャルド・サイケデリック唯一無二の存在感も放つ、知覚の扉を開くかのような傑作が誕生している。
このリリースの裏話は2022年、PolygoniaのDJセットにRroseのトラックが頻繁に登場することに気づいたRroseがPolygoniaに連絡を取ったことから始まったという。Rroseが初対面の人とのコラボレーションを提案したのは初めてのことだったが、両者のサウンドへのアプローチには明らかなつながりがあり、その必要性をRroseは感じたという。さらには、Polygoniaがテクノに興味を持ったのは、2018年にRroseがフェスティバルで演奏するのを聴いてからだったということで。今回の両者のコラボレーションは必然性のある偶然として繋がった結果ともいえよう。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
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レーベルのインフォメーションに「サブウーファーが無い人は借りてでも手に入れて聴くべき」との文言がありましたがその通りな一枚。現行屈指の実験音楽のアカデミック処〈MANA〉の運営に携わった天才MATTHEW KENTが新たに創設したレーベルの第一弾。テクスチャをディティール細かく作り込み音空間を創造してしまったディープダブテクノ「Captigon」(sample1)に始まり、心理音響空間の領域までサウンドを押し広げた物凄い作品、これはおすすめ。 (Akie)
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2023年の前作「Reality Therapy」が内省的内容の作品だったことに対して、今作「Deep Time」ではフロアサウンズとしてダンスミュージックの領域に迫るテクノ・エクスペリメンタル暴れん坊意欲作となっている。全8トラック。 (コンピューマ)
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ブリティッシュ・インダストリアル・クラウトロック・現代音楽・民族音楽などのあらゆるアンダーグラウンドカルチャー、スピリットを継承したかのような新境地、お互いの異なる種族、精神性がぶつかり合ったノイジーで会場に響き渡るギターの残響音、なども濃密で素晴らしい。息を呑むヘビィーでダイナミック、モダンクラシックな演奏、ユニーク、頭にこびりつくワードフレーズが反復する展開も最高にカッコいい!!!複雑な事をシンプルに観衆と共有し表現できるセンスの高さ。今最も昔と生活とリンクするバンド、Moin。トラックリストからも試聴できます。 (hamon)
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そのフィールドをポップまで広げ電子音楽を探求、そのアプローチの幅を広げ続けるBRUCEことLARRY MCCARTHYが自身の〈POORLY KNIT〉第二弾をリリース。暴風吹き抜けるサンプルに獣の雄叫びが混ざり合う激しい導入から刻むステッパーズテクノ「Belly (Two Mississippi Original Mix)」(sample1)、歪なダブアウトヴォーカルが攻撃するガラージ「Burned Alive (More Gauze Original Mix)」(sample2)。個性的なサンプルワークは数あれど、こうもえぐってくる感じは滅多にない、UKサウンドシステムへの挑戦を続けています。 (Akie)
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多岐にわたる活動、Eli Keszlerの自身の名義でのアルバムリリース。Oneohtrix Point Never、Joe McPheeやOren Ambarchi、David Grubbs、Jandek、Laurel Halo等々ともコラボレーション、日野浩志郎のプロジェクトGEISTにも参加した経歴もあります。今作はStones Throwのシンガーのソフィー・ロイヤーやサックス奏者のサム・ゲンデルもフィーチャリング。デイヴィッド・リンチも引き合いに出されていますが、独特の世界観です。覚醒。 (サイトウ)
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A1「Chicken Gravy Shorts」は、SUN ARAW+M. Geddes Gengras達のL.A. New school Reggae、Duppy GunプロダクションのメインDeeJayでもある、I Jahbarをフィーチャリング。ビートボックスのロウビット・テクノ・ダンスホール。ダブバージョンとの2バージョン。B-SIDEは、ニュールーツ、ウォリアースタイルな感じとテック&ベース、ディープ・レゲトンにも通じるようなリズムのタイトル曲「Nine Mall」、スローステッパーズ、シンセサイザー・ダブ「Martian Gravity」。 (サイトウ)
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ラスタファリズム宇宙がアトモスフェリックにダブ・テクノ・フューチャリズムにドープ探求された、これまでのシングル「DOT1」「DOT2」「DOT3」もそれぞれに最高でしたが、初となるライブ音源も実にディープ&ドープ・エクスペリメンタル。ダブテクノのその先、先鋭的ソリッドな領域へと導きながら、立体的音響も感じさせてくれるサウンドデザインに独特の触覚的アプローチも取り入れられた蠢き没入感たっぷりのブラックホール・エクスペリメンタル・ダブワイズ宇宙。Side-A「Live (20分34秒)」Side-B「Live (17分4秒)」是非ともいつか生で体験したい。 (コンピューマ)
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ストレンジ、エネルギッシュなエレクトロニック探求精神に、ハードコアバンドのような狂気の効いたダイナミックな演奏。そこにモダンな展開もありなど、異なるスタイルの音楽を異なるコンテキストで超越させたサイケデリック・ハードコア・レフトフィールド・テクノ・バンド。生演奏、ダイナミックに恐怖を与えられる、ドキドキ、ワクワクとした迫力のあるサウンドデザインも素晴らしい。短め、一気にエネルギーを凝縮させた曲と曲の変わり際、環境音、動物の鳴き声、ドローンを用いたユニークな遊びもクスッと笑える展開も開始早々のマシンガンも歌詞も全てグッド。実際のライブ行きたい。誰からも影響も受けていないようです、是非レコードで手にしてください。 (hamon)
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ロンドンの新興電子音楽レーベル〈E2-E8〉新作!コールドなシンセアンビエンスに呪術のようなベルがデザインされたミニマルブロークンテクノ「Release The Tension」(sample1)は、リズム職人FOREST DRIVE WESTが打楽器を追加しシンコペーションさせた「Rekease The Tension ('Rising Tension' Remix)」(sample2)も素晴らしい。ポリリズミカルなモジュラーテクノ「Against The Tide」(sample3)まで、緻密なプログラミング技光るテクノワークアウト。 (Akie)
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2023年3月に行われた2人の即興ライブセッションを基に生まれた、ステージの上で交わされた音とアイデアの結晶化。ジャズの即興性やモダンクラシカルの響きも含んだダブテクノの深部を彷徨いながら、その枠組も溶かしていくポスト・ダブ・テクノサウンド。現れ、滲み、消えていく、時間が指の間からこぼれ落ちていくのをただ静かに見つめるための音楽。ネオンが反射する夜の街を蜃気楼のようにいつまでも漂うサウンドスケープ。ジャケットの写真が沁みてきます。 (足立)
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1963年10月9日夜、モンテ・トックの斜面から2億6000万立方メートルもの岩が崩れ落ちた。それは当時世界最大級のダムであったヴァイオント・ダムの貯水池へと落下し、ダム自体に深刻な損傷はなかったものの、少なくとも5000万立方メートルの水と泥の巨大な波を引き起こし、氾濫によって谷間のいくつもの村が破壊され約2000人が命を落とした。ピアーヴェ渓谷は、泥と瓦礫の巨大な塊で覆われ陰鬱な月面のような風景に変わってしまった。この大惨事の史実に着想を得て、運動と堆積をキーワードに4つの視点から捉えたサウンドスケープ。音の地滑り。イタリア実験シーンの作家Gianluca FavaronとStefano Gentileのコンビによるオリジナルバージョンに、スウェーデンの大御所Carl Michael von Hausswolffのリミックス、デトロイトのダブテクノ巨匠Rod Modellによるリワークを収めた全4曲スプリット2LP。ブックレット付属、限定300枚。 (足立)
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JAN JELINEKが始動したレーベルFAITICHEの第1弾としてリリースされた2008年のリリース名作が嬉しいアナログリプレスです。ドイツで70年代~80年代に活動していたという知られざる女流電子音楽家URSULA BOGNERの発掘と謳われリリースし話題を呼んだ。 (後にANDREW PEKLER & JAN JELINEKによる架空のプロジェクトだと判明します)オープンリールや自作の電子楽器を使ったユニークなエクスペリメンタル・ミュージック。音階やリズムの数的な旋回の面白さ。新旧の電子音楽好きを魅了した一枚。 (サイトウ)