Tag: EXPERIMENTAL
- List
- Grid
- LP
- Back In
- Back In
Otherworld
Mad Wee Light(Black Version)
Kit
- Cat No.: KJR02V
- 2025-10-20
スコットランド・エアドリー出身グラスゴー在住のアウトサイダー・アーティスト/サウンドエンジニア、OTHERWORLDことKay Loganによる2018年にカセット・リリースされていた傑作デビューアルバム「Mad Wee Ligh」が待望リマスタリング・アナログ復刻。LTDホワイト盤LPとLTD黒盤LP同時リリース。これは黒盤。推薦盤。再入荷できました!
モノクローム・サイケデリック・アシッディ・マッドなマジカル・ダビー・エクスペリメンタルなテープ・ループ、トリッピン・ドローン・サウンドスケープ絶品。Zoviet FranceやCoilをも彷彿させるような超自然的ダークで乾いたインダストリアル・アンビエントの極上世界がコズミック・タペストリーに美しく共振し響きあって広がっている。好調リリースが続いているRichard Greenan主宰KIT RECORDSからのリリース。アナログ盤でも鳴らしたい聴きたいハードコア豊かな音像含めて傑作。トラックリストからも是非ともどうぞ。全17トラック。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP
- Recommended
- Back In
Yosi Horikawa
Impulse
Borrowed Scenery
- Cat No.: BS002LP
- 2025-10-20
建築と建築音響学を学び、世界的評価を集める日本発サウンド・アーティスト、Yosi Horikawaによる、野鳥のさえずりや都市の騒音、日常音フィールドレコーディング素材をもとに構築、豊かで質感あるエレクトロニック・サウンズを紡ぎ出した最新作ニューアルバム「Impulse」がBorrowed Sceneryよりリリース。Dolby Atmos Immersive Audioにも対応された臨場感溢れる音響効果ドラマチック・エレクトロニック・ビーツ11トラック2LP。
建築や建築音響を学んだバックグラウンドを持ち、鳥のさえずりや都市の雑踏、食器の音といったフィールド・レコーディングを自在に操り、電子音響と融合させることで独自の音楽世界を築いてきた彼。2013年のデビュー作『Vapor』はBBC Radio 1のBenji BやFACT Magazineらから高い評価を獲得し、その後もSonarやMutek、Glastonburyといった世界的フェスでパフォーマンスを披露。2019年には自主レーベル〈Borrowed Scenery〉を立ち上げ、『Spaces』を発表、音楽のみならずインスタレーションや映画音楽でも存在感を発揮。
本作『Impulse』は、360度マイクによるフィールド録音と10基のスピーカーを用いた立体的な制作環境で生まれ、Dolby Atmos Immersive Audioにも対応。波、雷鳴、足音など、生命力に満ちた音が... もっと読む立体的に展開し、まるで自然の中に身を置くような感覚を味わえます。煌めくシンセやリズムと共に有機的なサウンドスケープを描き、衝動的でありながらも深い陰影を帯びた内容は、Horikawa自身が語る“友人の死”という体験を背景に持ち、生と死のコントラストを音として刻み込んでいる。
躍動感と奥行きに満ちた『Impulse』は、自然の壮大さと人間存在の儚さを同時に抱きしめる壮大なサウンド・ジャーニー!!
(レーベル・インフォメーションより) (コンピューマ)
Track List
- 12inch
- Recommended
- Back In
Ssslip / Beton Brut Feat Trim
Pigeons / Transit Limb EP (feat Noti, Beatrice M mixes)
Grid
- Cat No.: GRID 017
- 2025-10-20
イーストロンドンのベテラングライムMCのTRIMをフィーチャリングした注目作!次世代エナジーと捻りを吹き込んだ荒削りでクラブ仕様のグライムヴァイブとTRIMの邂逅。BEATRICE M.とNOTIが手掛ける、低音フリークアウト&グリッチーなリミックスも強力。バイナルエクスクルーシブのインストバージョンも収録!
フランスCLADが主宰、これまでもTRISTAN ARPやHENZO、BREAKA、TAMMO HESSELINKなどの前衛ベース作家を抱えてきた〈GRID〉新作!ミニマルながらクセ強く変化するシンセシスを導入したトラックに、UKグライムラッパーTRIMのMCが乗る「Pigeons」(sample1)のインストはレコードのみに収録。2010年代初頭のチョップドボーカル使いでUKベースのノスタルジックなムードと実験的レフトフィールドデザインがぶつかる「Transit Limb」(sample2)。〈RINSE FRANCE〉からのEPも素晴らしかったBEATRICE M.による実験グリッチアレンジなリミックスまで。新世代とオーセンティックがシームレスに交流した一枚!限定100枚です。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Al Karpenter
Greatest Heads
Night School Records
- Cat No.: LSSN101/H013
- 2025-10-19
スペインのアヴァンロックAl KarpenterのアルバムがHegoa RecordsとNight School Recordsのダブルネームでバイナルリリース。エレクトロニクス、パーカッション、Zither、ハーモニウム、幾何学模様の木製弦楽器なども駆使しながら、ノイズ、エスニック、詩。ロバート・アシュレイやフリージャズ、「アフロビートの影響を歪んだ形で受けているという意味で、トーキング・ヘッズの『Remain in Light』であると言える」とい紹介されています。(サイトウ)
『アル・カーペンターは、ポスト・ジャンル・パンクのアプローチをさらに発展させ、新たな成熟の域に達した。実際、この『Greatest Heads』はアル・カーペンターにとって、トーキング・ヘッズの『Remain in Light』であり、4枚目のアルバムであり、プロダクションに重きを置き、アフロビートの影響を歪んだ形で受けているという意味で、トーキング・ヘッズの『Remain in Light』であると言える。 このレコードには、Eoin Andersonによる入念なライナーノーツが収録され、特別ゲストが参加している:「ゴルディ、リサ・ローゼンダール、そしてミケル・ゼッド(バスク地方の重要なミュージシャンで、10年以上アルとコラボレートし、最近他界した。このレコードは彼に捧げられている。 アドルノが1949年に「アウシュビッツの後に詩を書くことは野蛮である」と書いたとすれば、アルは今日、大量... もっと読む虐殺を前にしてどのような音楽ができるのかという難しい問いに答えようとしている。アル・カーペンターは、ブリジット・フォンテーヌ、ブレヒト、アルトーを招き、ベルリンの暗い地下室で即興のプロテスト・ソングを作る。 観客は、エスニックな音、土星からの音楽、ビート詩、スペクトラリズム、ロバート・アシュレイを彷彿とさせる音色、無限のメランコリーと嘆き、そして70年代のフリージャズのエコーが、来るべき未来への革命の可能性として再構築されるのを聴きながら、幾重にも重なる歴史に吸い込まれていく。アルバロ・マティージャ、マルタ・サインツ、エンリケ・ザッカニーニ&マッティンは、エレクトロニクス、ノイズ、アブストラクト・ビート、ガレージ・ロックを、コンセプチュアルなアプローチと絶望的な怒りとともに、抑制された激しさで演奏する。 深く感情的な千の音楽の集合体は、深遠な真実を主張する。あるいは、今年ビエンヌで開催されたEars We Areフェスティバルでこのバンドのライブを観たジェローム・ノエッティンガーが言ったように:「すべてのカルペンター=すべてのヨセフ=すべての神の父=すべての神=それ以上、神はいない。ひとつのコードの表現に自由がある。" 大きな飛躍だ。 "ダブ・ハウジング/ニュー・ピクニック・タイム時代のペレ・ユビュのヴァイブ(間違った雰囲気)が全編に漂っていて、私はそれがたまらなく好きだ"ヒチャム・チャドリー(Nashazphone Recordsより (auto-translated from information)』
Track List
- 10inch+DL
- CD
- Recommended =
- New Release
Componium Ensemble
8 Automated Works
EM RECORDS
- Cat No.: EM1221TLP
- 2025-10-18
Visible Cloaksのスペンサー・ドーランによる「不確定性サイバー室内楽」プロジェクト《コンポニウム・アンサンブル》の初リリース。紀元前に始まる自動演奏楽器と19世紀自動作曲機械の概念をバーチャルスタジオ上で結合発展させ、新鮮な驚きを創り出すサイバーヒューマン音楽最前線作品集です。
10月30日大阪北加賀屋CLUB ダフニアにて、6チャンネル音響を使用したコンサート決定。起源は古代ギリシャ時代に遡る「コンポニウム」= 機械音楽、自動演奏楽器をコンセプトに、「サイバーヒューマン音楽」ともいえる形態の先駆者であるノア・クレシェフスキーに捧げられた、スペンサー・ドーランによる《コンポニウム・アンサンブル》。「8 Automated Works」。アナログ。クラシカル、Visible Cloaksの快楽性の側面、サイバーなニューエイジ感覚をちゃんと受け継いでいると思いました。アナログとても良い音が鳴ります。デジタルオンリーの「Block (Carl Stone Mi... もっと読むx)」もダウンロード出来るダウンロードコードも付いてます。 (サイトウ)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
BLAWAN
SickElixir
XL recordings
- Cat No.: XL1560LP
- 2025-10-18
ベース・サウンドの鬼才BLAWANが不穏に煌めくデビュー・アルバム『SickElixir』を〈XL Recordings〉からをリリース!!!
BLAWANことジェイミー・ロバーツは、長年にわたってエレクトロニック・ミュージック界で高い評価を受けてきた。独自のサウンドづくりに対して非常に几帳面な姿勢を貫いており、南ヨークシャーのポスト工業都市・バーンズリーで育つ中で、10代の頃に出会った音楽的影響を絶えず作品に取り入れている。14歳の頃からウジ虫農場で働き始め、そのとき耳にしていた業務用ミートグラインダーの金属音から、音楽的なインスピレーションを得たと言う。メタル・バンドでの演奏経験を経て、リーズの伝説的な会場・West Indian Centreを訪れる中で、エレクトロニック・ミュージックの多様なスペクトラムに触れ、音楽的な視野を広げていった。
2010年代初頭に〈Hinge Finger〉や〈Hessle Audio〉といったカルト的レーベルからのEPリリースをきっかけにBLAWANとしてのキャリアをスタートすると、批評... もっと読む家たちから高い評価を受け、その後もソロ活動では、常に実験を重ねながら音楽の境界線を押し広げてきた。一方で、イギリスのプロデューサー・Pariahとの共同作業も継続。ライヴ・テクノ・アクトのKarennや、メタルに影響を受けたバンド・Persher、さらにはレーベル〈Voam〉まで、数々のプロジェクトを共に展開。本作『SickElixir』は、そんな彼の唯一無二で革新的なアーティストとしての立ち位置を、さらに確固たるものにする。
ベルリン、リーズ、パリ、リスボンで制作された全14曲入りの本作は、彼にとって最も個人的な作品であり、音楽や自己に対するスタンスを示すマニフェストでもある。喪失に対する深い悲しみや、家族の問題、人生の激動を原動力に、近作EPのサウンドをさらに発展させ、混沌としつつも緻密に構築された音の世界へとリスナーを引き込んでいく。過去を見つめながらも、未来への大胆なビジョンを描き出す本作は、アルバム全体に通底する激しさと内省的な要素が感じ取れる。BLAWANは、他の誰とも交わらないスタイルで独自の道を突き進んでいる。
Track List
- CASETTE
- Recommended
toru yamanaka / Dumb Type
Suspense and Romance 1987
conatala
- Cat No.: conatala tapes 04
- 2025-10-18
「庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day」「睡眠の計画 - Plan For Sleep」に続く、初期ダムタイプ音楽作品復刻プロジェクト第3弾。
本作は、1987年に兵庫県尼崎市・つかしんホールで開催された、ダムタイプ初の大規模展覧会『Suspense and Romance』の会期中に、展示会場で行われたライヴ・パフォーマンスの音源を収録したカセットテープ作品です。
山中透がダムタイプとして初めて全楽曲の作曲・制作を手がけた本作は、サックス奏者・ハリー切手氏とのコラボレーションから生まれた音楽プロジェクトを記録しています。
“サスペンスとロマンス”というテーマのもと、ジャズやシネマティックな叙情性と、ポスト・ミニマル以降の冷たく抽象的な音響が交錯する、山中らしいコンポジションに、切手氏による印象的なサックスのフレーズ、シーケンサーやサンプラー、PCM録音を用いた音作りが重なり、その後の「S/N」まで続くダムタイプ・サウンドを象徴する音響イメージが、この時期にすでに形成されていることに気づくでしょう。
さらに、当時の貴重な写真やドローイング、メンバーによる座談会を収録した、50ページ超のブックレットが付属。カセットブック仕様でのリリースとなります。
本ブックレットは、初期ダムタイプ・メンバーらによる「Early Dumb Typ... もっと読むe Archive Project」の主導のもと制作されたもので、初期ダムタイプの活動を多角的に捉える貴重な資料となっています。
仕様
カセットブック(箱入り)
カセットテープ:全10曲・48分収録
ブックレット:50ページ超(写真・ドローイング・小山田徹×高谷史郎×穂積幸弘 座談会ほか収録)
- 2LP
- Recommended
- Back In
Saint Abdullah & Eomac
Of No Fixed Abode
The Trilogy Tapes
- Cat No.: TTT112
- 2025-10-16
イラン出身NY在住実験エレクトロニクス・デュオSAINT ABDULLAHと奇才EOMACによる最新作が〈THE TRILOGY TAPES〉からリリース!!文化的継承、場所、移住の間に存在する緊張関係を浮き彫りに表現した内容、音楽に意欲的で精神性溢れる素晴らしい作品が誕生しています。
歴代のアーチストの遺産を丹念に再解釈、荒げずな打ち込みビート、イマジナリーで夢想的なサウンドに激しいドラムプログラミングの対話によって2つの異なる傾向が共存する感覚を表現するという、なんともユニーク、奇才な、発想。中東エキゾチックなフィールドレコーディング、辺境ダウンビートありと交互に再生される曲順、こだわりに感動。おすすめの「Kiarostami'S Stash」(Sample1)に特殊フィールドレコーディングの「May Plastic Blossom In Spring'S air」(sample2)ダンスホールの「kick it until it's bent」(sample3)のホーンも途中のラジオネタも最高にいい感じ。トラックリストからも試聴できます。リスニング、プレイ両方に重宝する名作。 (hamon)
Track List
- 12inch
- Recommended =
- New Release
Adam & Steve
02
Adam & Steve
- Cat No.: ADSTE02
- 2025-10-16
レフトフィールドにテックハウスを実験してきた奇才二人、ADAM CURTAINとSTE ROBERTS、彼らが2023年にタッグを組み大きな話題を呼んだプロジェクト”ADAM & STEVE”が待望カムバック!無駄を削ぎ落としたタイトなドラムとモジュラーの臨場感ある掛け合い、豊かなグリッチテクスチャー。
アンダーグラウンドシーンのキーアーティストとして互いに数多くのフォロワーを抱えるADAM CURTAINとSTE ROBERTSのコラボレーションが再び!攻撃的なまでに研ぎ澄ましたドラム音像にモジュラーが対話するレフトフィールドミニマルテック「Let the Bells Breathe」(sample1)。変拍子を取り込んだトリッキーなリズムとグリッチ使いでIDMとテックハウスを横断する「Baby Steps」(sample2)。今回もテックハウスの範疇には収まりきらない実験精神。 (Akie)
Track List
- CD
- Digital
- Recommended
Noah Creshevsky
Hyperrealist Music, 2011-2015
Em Records
- Cat No.: EM1140CD
- 2025-10-15
《コンポニウム・アンサンブル》の契機ともなった、こちらも再販されました。新装帯付きCD。
ロングセラー『The Tape Music of Noah Creshevsky』(EM1042CD 解説:佐々木敦)からひと回りしてエム再登場。御年70歳を祝した最新“ハイパーリアル・ミュージック”自選作品集。(2015年リリース)
「クレシェフスキーはナディア・ブーランジェとルチアーノ・ベリオに学んだ作曲家で、初期は電子音楽/テープ音楽をやっていたが、徐々に「ハイパーリアリズム」に接近し、その概念を取り込んだ音楽である「ハイパーリアル・ミュージック」の第一人者となった(一般にはこの音楽スタイルの創始者とされる)。日本では竹村延和氏のフェイバリット作家としても一部に知られる。
彼のハイパーリアル・ミュージックは、実際の生演奏に聞こえるが全て人工的な操作・配置で創作されたものである。そこでは人間による生楽器や肉声の演奏が素材となり、シンセサイザー(合成音)は用いられない。録音年、ジャンルを異にする楽音がいち作品中で任意に結合され、あるものは人間技では不可能な演奏に変容され、ある音は過剰に強弱・長短のアクセントがつけられる等々、彼の意匠をこらしたドラマ性とユーモアが加味されている。
本アルバムは... もっと読む近年の作品を作家が自選したコレクションで、鋭敏なリスナーならば、聞き進めるにつれて姿を現す、狐につままれたような世界に惑わされること必至!」- EM RECORDS
- LP + DL CODE
- Recommended
- Back In
toru yamanaka & teiji furuhashi / Dumb Type Theater
睡眠の計画 - Plan For Sleep
conatala
- Cat No.: conatala-006
- 2025-10-15
1984年に結成され、現在も京都を拠点に第一線で活動するマルチメディア・パフォーマンス・アート・グループ、ダムタイプ (DUMB TYPE)。最初期ダムタイプシアター時代の公演のために、音楽家・山中透とグループの中心人物であった故・古橋悌二が製作したカセットブック作品「庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day(1985年録音)」と「睡眠の計画 - Plan For Sleep (1986年録音)」の2タイトルが、初めてレコードとして同時リリースされます。
ダムタイプ創立当初、山中は主に音楽制作を担当し、古橋はその楽曲を舞台演出に落とし込む役割を果たしていました。2人の共同制作は、ダムタイプ以前に組んでいたORGやR-STILLに始まり、その時期に志向していたNEW WAVEやプログレッシヴ・ロックに加えて、ミニマル・ミュージックや前衛パフォーマンスを融合させたローリー・アンダーソン、メレディス・モンク、ロバート・ウィルソンらからの影響を受けています。さらに、当時の先鋭的なサンプリング・ミュージックやハウス・ミュージックを大胆に取り入れた独創的なアプローチは、ダムタイプのサウンドの礎となり、日本のミニマル〜アンビエント・ミュージックとパフォーマンス・アートの重要な接点として歴史に刻まれるべきものです。
「庭園の黄昏(1985年)」と同時に制作されていた本作「睡眠の計画(1986年)」の公演では、山中がサウンド・オペ... もっと読むレーションを担当することになりました。電子オルガンの音色と印象的なピアノやサックスのフレーズがシンコペーションしながら疾走するミニマル・ナンバーで始まり、次に、機械の駆動音のようなけたたましいインダストリアル・ビートの上を様々なサウンドソースの断片が漂います。また、タイプライターのタイピング音をリズムに変えたナンバーもあり、当時はまだ新しかったサンプリング・ミュージックからインスピレーションを受けた様々な試みを展開し、パフォーマンスの身体性と見事に結びついています。
加えて映画音楽からも多大な影響を受けている山中らしい、メランコリックな旋律から世俗的なジャズなどの様々な情景を喚起させる色彩豊かなメロディが加わり、ポストモダン時代の世界中のパフォーマンス・アートのなかでも他に類を見ない、完全に独創的で洗練された世界観を構築しています。
Track List
- LP + DL CODE
- Recommended
- Back In
toru yamanaka & teiji furuhashi / Dumb Type Theater
庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day
conatala
- Cat No.: conatala-007
- 2025-10-15
1984年に結成され、現在も京都を拠点に第一線で活動するマルチメディア・パフォーマンス・アート・グループ、ダムタイプ (DUMB TYPE)。最初期ダムタイプシアター時代の公演のために、音楽家・山中透とグループの中心人物であった故・古橋悌二が製作したカセットブック作品「庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day(1985年録音)」と「睡眠の計画 - Plan For Sleep (1986年録音)」の2タイトルが、初めてレコードとして同時リリースされます。
ダムタイプ創立当初、山中は主に音楽制作を担当し、古橋はその楽曲を舞台演出に落とし込む役割を果たしていました。2人の共同制作は、ダムタイプ以前に組んでいたORGやR-STILLに始まり、その時期に志向していたNEW WAVEやプログレッシヴ・ロックに加えて、ミニマル・ミュージックや前衛パフォーマンスを融合させたローリー・アンダーソン、メレディス・モンク、ロバート・ウィルソンらからの影響を受けています。さらに、当時の先鋭的なサンプリング・ミュージックやハウス・ミュージックを大胆に取り入れた独創的なアプローチは、ダムタイプのサウンドの礎となり、日本のミニマル〜アンビエント・ミュージックとパフォーマンス・アートの重要な接点として歴史に刻まれるべきものです。
本作「庭園の黄昏(1985年)」は、山中と古橋の共同制作によるダムタイプのサウンド・アイデンティティを決定づけた音... もっと読む楽作品となります。ピアノやシンセサイザーの反復される印象的なフレーズが重なり合うミニマルな楽曲や、さまざまな具体音のサンプリングをビートに変換した急進的なアプローチ、緻密に施されたエフェクトによって全体を霧のように覆う心地よいアンビエンス、さらにワルツやシャッフルのリズムなど、過去の音楽への敬愛とテクノロジーが融合した初期ダムタイプの象徴的なサウンドが、ここで見事に確立されています。多彩な表情を持つ楽曲たちは、駆動するノイズ、電子音、電話の話中音などの四方に飛び交うシグナルをトリガーに、浮かんでは消え、また立ち昇り、移り変わる景色を描き出しています。
Track List
- 12inch×2
- Recommended =
- New Release
Basic Unit
Timeline
Sneaker Social Club
- Cat No.: SNKRSP002
- 2025-10-15
Ben EnglandとRick Dallawayによるエレクトロニック・デュオBasic Unitが、デビューした翌年1998年にカルトレーベルNocturmalよりCDオンリーでリリースしたドラムンベースの枠を超えた実験的サウンドを強烈に展開したダークコア/エレクトロニカ/テックステップ問題作「Timeline」がブリストル先鋭ベースサウンズ・レーベルSneaker Social Clubより初アナログ化!!!2LP12トラック。
初期AutechreやSource Directからインスピレーションを得ながら、その成果を鋼のようなミニマルでアンビエンス、よりエクスペリメンタル実験的な構造に拡大凝縮した、ヒリッヒリ且つソリッド先鋭的で灰色イマジナリーな12トラックを収録。27年前の音源ながら全く古さを感じさせないSF近未来イマジナリーな音風景が作り出された現行ベース・シーン・フューチャー蠢きテックステップ狂おしき名作アルバム。 (コンピューマ)
Track List
- 12inch
- Recommended
- Back In
gab_i / GATELESS
glinted 01
Glinted Records
- Cat No.: gltd01
- 2025-10-15
現代電子音楽の精密なフィルター使い、実験エレクトロアコースティック手法。そこにイルビエントのエッセンスも投下した重低音駆動のアンビエントトリップ!コペンハーゲン拠点gab_iとアムステルダム新鋭GATELESSによるスプリットミニアルバム12インチ。幻想的な美しさと鬱屈が共存するサウンドスケープ。
〈3XL〉〈SFERIC〉などが追求してきたモダンアンビエント・エレクトロニクスのトレンドを新たな切り口で開拓する一枚!ゆったりと刻む4/4ビートに呼応するように電子音が波紋を広げるgab_i 「Amber1」(sample1)、アンニュイなコードで蠢くアンビエンスにヘヴィなダウンテンポ差し込んだGATELESS「Outer Rail」(sample2)。精密さに特化した現代アンビエントサウンドにイルビエントやダウンテンポの重さとリズムが加わった新感覚。 (Akie)
Track List
- LP
- Back In
- Back In
Gábor Lázár
Reflex
Raster
- Cat No.: r-m215-2
- 2025-10-14
ドイツ音響エレクトロニクス老舗名門Raste Musicから2024年9月にリリースされた鬼才Gábor LázárによるヒプノタイズなRaster Musicからが初となる新作ニューアルバム「Reflex」アナログ盤LP入荷いたしました。
同レーベルならではのモノクロームな微分パルス・エレクトロニクス音響リズミック・ミニマリズムながらも、どこか、2STEP、ブロークンビーツ、Jukeフットワーク等ベースミュージックからもインスパイアされて発展させたかのようなフロアサウンズとしても向かい合ったヒプノタイズ挑戦的な有機的ミュータント変形スタイルを感じさせてくれている。
BPM140、BPM141、BPM158、BPM144、BPM147、BPM146、BPM140の7トラックを収録。 (コンピューマ)
Track List
- LP
- Back In
- Back In
Frank Bretschneider
Pounding
Raster
- Cat No.: r-m214-2
- 2025-10-14
ドイツ音響エレクトロニクス老舗名門Raster music創設者のひとり、微分パルス音響達人Frank Bretschneiderによる2024年6月にリリースされたニューアルバム「Pounding」が待望アナログLP化!!!
彼の出身地ドイツ・ケムニッツで2020年に開催されたポッヘン・ビエンナーレのために構想され、その後さらに発展させて、反復と拡張、変異、新たな音空間も求めて2023年3月と4月にモジュラー・システムでレコーディングされた、微分パルス・エレクトロニクス音響、催眠的リレーショナル・テクノ・エクスペリメンタル・ダブワイズ・リズム・サイエンス11トラックを収録。BPM160、BPM160、BPM150、BPM120、BPM159、BPM160、BPM150、BPM125、BPM160、BPM120、BPM143。レコメンド。 (コンピューマ)
Track List
- LP (180g)
- LP
- Recommended =
- New Release
Tête de Chou
Tête de Chou
An'archives
- Cat No.: AN50
- 2025-10-14
工藤冬里、静香、ゑでぃまぁこんのメンバーも所属していたLSD Marchなどもリリースする、フランスから日本のサイケフォーク/アヴァンロック/エクスペリメンタルな音源を掘り起こす、日仏アウトサイダーの橋渡し的レーベルでもある〈An'archives〉から、Mark Anderson、Kurumi Kido、Arlo WynksによるトリオTête de Chou(キャベツ頭)のデビュー作がリリース。帯付きシルクスクリーンジャケット、インサートとポストカードが付属。
Greymouth、番長Taste、Mysteries Of Love、水晶の舟といったグループへ参加してきたMark Anderson、彼と定期的にスタジオでデュオとしてプレイしていたというArlo Wynks、そこに一絃琴や笙を学んでいたKurumi Kidoが加わり、自宅の畳の部屋で小さなライブを試みたことから始まったというトリオ。日本とニュージーランドで行われたレコーディング・セッションから生まれた素材をもとに構成された、移動する風景や侘び寂びも感じさせる、8曲が一体となったエレクトロ・アコースティック絵巻。オルガン・ドローン、フィールド・レコーディング、金属音などが、笛やグロッケンシュピール、ダルシマー、ギター、シェーナイ、ヴァイオリンや自作弦楽器といった多彩な楽器と絡み合った素朴ながら鮮やかな初撃。 (足立)
Track List
- 2LP
- Recommended
- Back In
Francis Bebey
Trésor Magnétique
Africa Seven
- Cat No.: ASVN076
- 2025-10-14
アフリカ・カメルーンのアフロ・コズミック・サウンズ・ユニーク奇才Francis Bebey(フランシス・ベベイ)(1929-2001)の膨大なアーカイヴから発掘された未発表トラック7曲含む全20曲(1974-1988年までの音源)を厳選コンパイル収録した傑作コンピレーションがリリースされた!アビーロード・スタジオで丹念にデジタル化マスタリングされた珠玉2LP。推薦盤。
1970年代から80年代にかけて、チャカポコとしたチープ・ドラムマシーンのヒプノティック魅惑のグルーヴ、サイケデリックな親指ピアノ(サンザ)の響き、チープ・シンセサイザーの艶やか妙チキリンな旋律、オルタナティヴSF的空間音響によって、独自でユニークある意味で時代を先取りした革新的アフロ・ポップ新時代サウンズを作り上げていた彼で、知る人ぞ知る存在DEあったのですが、2012年Born Badからの「African Electronic Music 1975-1982」、2014年「Psychedelic Sanza 1982-1984」がリリースされることで、一躍その存在と音楽が広く知られることになって再評価が高まったFrancis Bebeyですが、これらのコンピレーションのリリースからも気がつけば10年以上の歳月を経ており、今回、ここ最近The Last POetsとTony Allen... もっと読むのニューアルバムをリリースしたり、現行アフロサウンズの最前線をレポート・リリースしてくれているUK名レーベルAfrica Sevenから新たな解釈による絶品コンピレーションがリリースされました。
アビーロード・スタジオで丹念にデジタル化マスタリングされた、氏の膨大なアーカイヴから発掘された未発表トラック7曲含む全20曲を厳選コンパイル収録した傑作コンピレーション。音質も極上。
ナイジャリアのWilliam Onyeaborと並んで、シンセサイザー・アフロ・コズミックの最重要アーチストFrancis Bebeyの魅惑の音楽世界をこの機会にぜひともどうぞ。 (コンピューマ)
Track List
ページトップへ戻る
BPM128、出口のないトンネルを掘り続けているかのようなインダストリアル・ノイジーなカオティック・スロー・ドラムンベース・ブレイクスA1「Wreak Havoc」(sample1)BPM126、ポリリズム波打つ波動砲のようなインダストリアル混沌ブレイクスA2「Whalebone」(sample2)、モノクローム・ドローン太古な密林ジャングル世界をパーカッシブにアヴァンギャルド・ハーフステップ・トライバルするタイトルトラックB1「Taiga」(sample3)、BPM85(170)、幾つもの深いドローン・レイヤーの重なりからくぐもり広がる複雑な和太鼓のようなドラムワークが怒涛ひたすらにドラマチックに打ち込まれるB2「Stay」も強力。180g重量盤12インチ限定300枚。 (コンピューマ)