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Tag: FOLK
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Michael Hurley
Fatboy Spring
Mississippi Records
- Cat No.: MR094lp
- 2025-05-25
伝説的なアウトサイダー・フォークの個性“フリーク・フォークのゴッドファーザー”と言われたMichael Hurleyの名作がアナログリイシュー。ゆったりとした時間の流れるカントリー・ブルース・フォーク。没後のトリビュート的リリースとなりました。フェスでのライブを終え帰宅し自宅でなくなったそうです。享年83歳。70年代の録音。声、歌。ギター。是非彼の奏でた音楽の魅力に触れてみてください。
慈愛に満ちたウィット、風変わりな才能で愛されたシンガーソングライターMichael Hurley。2011年に、ポートランドの名店Mississippi Recordsと、サンフランシスコのSecret Seven Recordsが共同でリリースした、当時未発表だった1972年から73年にかけての音源「Fatboy Spring」。10数年ぶりのアナログ再プレスとなりました。バックを務めるのはThe Fatboys、実際にはあまり太ってはいなかったというナイスガイたち、地元の酪農家のために演奏していたバンド。(後に彼らは''Sheriff Mocus & the Deranged Cowboys''として知られるようになる)「Automatic Slim & The Fatboys」や「Ghost Woman Blues」などの名曲の別バージョンやハンク・ウィリアムスのカバーなども演奏しています。擦り切れるほどに聞くとジャケット意味も見えてくるんでしょうか。魅力です。 (サイトウ)
Track List
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Michael Hurley
Back Home With Drifting Woods
Mississippi Records
- Cat No.: MR022lp
- 2025-05-24
グリニッジ ヴィレッジのフォーク ミュージック シーン出身で、絵描きでもあるアウトサイダー・フォークの個性Michael Hurley。1964年にFolkwaysからのデビュー作「First Songs」と同時期に録音されていた未発表音源を2012年にポートランドのMississippi RecordsとミネアポリスのNero's Neptuneが共同で再発したLP。没後のトリビュート的タイミングになった2025年リプレス。
『ここに収められている録音は、長い年月、棚に眠っていた期間を経て、ここに収録されている。
マイケル・ハーレーによって、1964年に録音されたこの信じられないほど素晴らしい録音(未発表!の...)への注釈を始めよう。
マイケルの「ファースト・ソングス」LPがフォークウェイズからリリースされたのと同じセッションの一部として、フレッド・ラムゼイによって録音された。
A面はWhat'lllya Do, What'llya Say?'で始まり、トランス状態になれるサイケデリックな名曲だ。その後、悲しげな小曲「The Blues Had Gone Away」、珍しいハーリーのハーモニカ・ソロと幻覚的な歌詞が印象的な「Pretty Girl On Rollerskates」、そしてマイケルの名曲のひとつである「The Tea Song」の美しいオルタネイト・テイクが聴ける。
B面はフォークウェイズLPからの曲のオルタネイト・テイクで始まり、今回はIntersoular BluesとI Like My Wine。その後、Hey Hey HeyとI Love You Babeの2曲を初めて聴くことができる。
ハーレーのディープなファンにも、彼のアートを初めて聴く人にもお薦めの素晴らしい作品だ。マイケル・ハーレーは、彼独自の世界観を持つ偉大なアメリカのソングライターであり、このLPは彼のビジョンを証明する素晴らしい作品。』
以上、インフォメーションの翻訳です。絵描きでもあるマイケル・ハーレーの絵のアートワーク、そしてFOLKWAYSを彷彿させるヴィンテージスリーヴも嬉しい。2025年4月に他界した彼へのトリビュート的なリリースとなりました。素晴らしい音楽。 (サイトウ)
Track List
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Gūsū
The Ending Was A Typical Part
Subject To Restrictions Discs
- Cat No.: STRD-XXII
- 2025-05-22
中国古筝とモジュラーシンセサイザーを融合させ、異種混合ながらも調和のとれた世界を描く重層的アンビエントフォーク名品。プロトエレクトロニクスから系譜するマニアックサウンドを探求してきた〈SUBJECT TO RESTRICTIONS DISCS〉新作!XUEYAN CHENとNICOLAS BALMER、異文化をルーツに持つ二人が作り出す神秘的な音色。
ANATOLIAN WEAPONSやANNA VS. JUNEなど、クラウトロックをルーツに持つ鬼才を抱える〈SUBJECT TO RESTRICTIONS DISCS〉に新しいファミリー、電子フォークユニットGŪSŪのデビューアルバムが到着。中国出身スイス拠点、幼い頃から古筝を習ってきたXUEYAN CHEN。伝統に基づきながら五音音階を現代的に実験したフィンガーピッキング古筝演奏。そこにNICOLAS BALMER操るモジュラーシンセシスが深みのある低音を加えて重層的のアンビエントスケープを探索。古代と現代、伝統と実験、シンセティックとオーガニックという相対関係を多元的視点で融合した美しいサウンド。 (Akie)
Track List
- 7inch
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MD Pallavi & Andi Otto
Flute Boy
Pingipung
- Cat No.: Pingipung 082
- 2025-05-13
当店で大ヒットを記録しているPingpungから2016年にリリースされた、Andi Ottoシングル「Bangalore Whispers Single」でフィーチャーされていたインド古典音楽ラーガ発声スキャットで知られるシンガーMD PallviとAndi Ottoによるコラボレーション待望アルバム「Songs for Broken Ships」LPには未収録の先行7インチ・シングル「Flute Boy」も入荷できました!!!
たおやか瞑想的バレアリック・アンビエントに心地いいフォークトロニカSide-A「Flute Boy」(sample1)、メランコリックなネオ・クラシカル室内楽的バラードSide-B「Look Again」も悠久の心地よさが広がっている。
子供の頃からヒンドゥスターニー音楽と詩を学んできたという、南インドのバンガロール出身の歌手、女優、映画監督、パフォーマーでもあるMD Pallaviによるカンナダ語の詩と、ドイツ・ハンブルグ鬼才Andi Ottoによって奏でられプロダクションされた、Electronics, cello, table harp, pipe organ, percussion, steeldrum,が、オーガニック・アコースティック、フォークトロニカ・メディテーショナルなアンビエント・ソフト・サイケデリック・スロウディスコグルーブ、ダウンテンポの悠久なる音世界、ドリーミーな音の旅へと導いてくれている。 (コンピューマ)
Track List
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Anvar Kalandarov
Digging Central Asia: Musical Archaeology along the Silk Road
Death Is Not The End
- Cat No.: DEATH096
- 2025-05-08
中央アジア全域からの希少な秘宝音源の発掘に力を注ぎ、昨年には1980年代ウズベキスタンディスコ、タジク・フォークトロニカ、ウイグル・ロック、タタール・ジャズをコンパイルした名コンピレーション『Synthesizing the Silk Roads』をリリースしたAnvar Kalandarov(アンヴァル・カランダロフ)による、1970年代から1990年代初頭にかけて録音された音源を使用したシルクロードのサイケデリックな風景を旅するかのようなイマジナリー・ダウナーなミックステープがDINTよりリリースされた!!!
ウズベキスタンのタシケント出身の音楽考古学者/ミュージシャン/プロデューサーAnvar Kalandarovによる、1970年代から1990年代初頭にかけて中央アジアにて録音された音源をふんだんに使用してイマジナリー・サイケデリックにミックス構築したシルクロードを旅する素晴らしきミックステープがDeath Is Not The Endよりリリース。フォーキー且つシンセサイザーもミョンミョン、ファンキーにディスコ&レアグルーヴォイン・ダウナー・ジャズする、ゆったり悠久哀愁なる、A面28分17秒。B面27分22秒の音世界。推薦盤。 (コンピューマ)
Track List
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- New Release
Ulla
Hometown Girl
28912
- Cat No.: 28912-1
- 2025-05-06
初回はコメントをつけるまもなく売り切れてしまった名品、リプレスされました。物憂げなローファイ音響、全て自らが演奏したギターやピアノ、多種管楽器。窓を開けた時に拾い集めたフィールド録音や微細なエレクトロニクスも使用した重層的アレンジに鳥肌が立ちました。現代電子音響派キーアーティストULLA STRAUSによる、儚い実験室内楽・フォークアルバム。推薦!
あらゆる名義を使い分け〈3XL〉〈BOOMKAT EDITIONS〉〈WEST MINERAL LTD.〉などから作品を発表し、現代音楽史にて強烈な存在感を放っている才人ULLA STRAUSが新名義U.E.で発表した傑作が嬉しいリプレス!PERILAとの共作「Jazz Plates」でも披露した室内楽アプローチをさらに進化。音響コントロールや繊細なエレクトロニクスを干渉させ独自のローファイフォーク、チェンバーミュージックを探求。ジャズスィングも取り入れたり、前作と関連させながらも音楽性を改革していく、アーティストとしての魅力に圧倒されました、年始リリース作ですが年間ベストも間違いないかなと思います。推薦。 (Akie)
Track List
- Cassette
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VA
Let Me Perish Without Return: Lament and Longing from the Fading Russian Empire, 1889-1917
Death Is Not The End
- Cat No.: DEATH097
- 2025-05-06
ニューヨーク各区にあるボデガ(食料雑貨店)や携帯電話ショップで音楽を情熱的に掘り起こす音楽を紹介するブログにしてWFMU内カルト番組Bodega Popを主催するGary SullivanとDeath Is Not The Endによるコラボレーション・リリース第二弾カセットテープ!!
ブルックリンとクイーンズのロシア人居住区で発見された、ロシア帝国が崩壊、ソビエト政権が誕生する狭間の時代、1889-1917年、前世紀の変わり目、ロシア帝国は岐路に立たされ、帝国の過去の重荷と、激変する未来への期待との狭間にあった。深い文化的変容と不安の時代に録音されていた悲哀に満ち溢れた、祈りにも近い貴重な大衆音楽(ミュージックホール(大衆演芸場)の定番であった遊び心と風刺に満ちたメロディーから、シベリアの流刑地に追放された人々の絶望を反映した悲痛なバラードまで、政権下で多くの人々が経験した深い苦しみを映し出すもので、娯楽というよりも、居間や居酒屋、街角や牢獄で歌われる、当時のロシア文化に不可欠なものだった。)をまとめたもの。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP+DL
- Recommended =
- New Release
Eddie Marcon
Carpet Of Fallen Leaves
Morr Music
- Cat No.: morr 201-lp
- 2025-05-03
ゑでゐ鼓雨磨と柔流まぁこんによる姫路のアシッドフォーク・デュオゑでぃまぁこんの22年にわたる歴史から楽曲をセレクトしたコンピレーションが、ドイツ・ベルリンの〈Morr Music〉から2枚組アナログで登場!自主レーベル〈pong-kong records〉から発表してきた数多くの自主制作CD-R作品から丁寧にすくい集められた、優しくサイケデリックで深い余韻が残るうたの世界です。
〈Morr Music〉による他の日本人アーティストーyumbo、Andersens、VA『Minna Miteru』ーに連なる、繊細で豊かな旋律を持つ楽曲を厳選したゑでぃまぁこんのヒストリー的コンピレーション『Carpet Of Fallen Leaves』。ハードコアの怖(coa)やサイケデリック・ロックバンドLSDマーチで活動していた二人が2001年に結成し、ゑでゐ鼓雨磨(歌、ギター、鍵盤)と柔流まぁこん(ベース)を中心に、楯川陽二郎(ドラムス)、影山朋子(ヴィブラフォン)、水谷康久(サックス、フルート)、朝倉円香(コーラス)、元山ツトム(ペダルスチールギター)、時々愛猫たちが加わっています。サイケデリックな感覚が瑞々しく漂い、日常と童話の世界が支え合う日本のうたものの特異点。即興から生まれた代表曲の一つ「とらとらいおん」、マヘルや渚にてなどのドラマー高橋幾郎との「ストロボ/交信」、亡き愛猫ポコちゃんに捧げられた「少女」、2022年のシングル「いつのまにかわたしたち」に至るまで、挙げきれない名曲の数々。忘れたくない大切な心象風景が広がっています。アルバムの再発やこれまで7inchになった曲に加え、「クローゼット」「ペイズリー」「真夜中の音楽」の他初めてアナログ盤に刻まれる曲も含まれ嬉しい限り。これまでと、これからのリスナーに大推薦。ジャケットアートワークは松井一平、ライナーノーツは田口史人。The PastelsのStephen McRobbieも推薦文を寄せています。700枚限定生産、ゲートフォールドジャケット、28Pのブックレット、DL付き。 (足立)
Track List
- LP(Color)
Quickly, Quickly
I Heard That Noise
Ghostly International
- Cat No.: GI453lp-C1
- 2025-05-02
〈JAKARTA〉内のTa-kuによるレーベル〈823〉や、〈Ghostly International〉からの前作『The Long and Short of It』が評価の高いプロデューサー、ポートランド拠点のGraham Jonson こと Quickly, Quickly の新作は、ノイズや不協和音、サイケデリックなエフェクトに彩られたフォーク・アルバム。
Track List
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- Back In
Various Artists
You're Not From Around Here
NUMERO GROUP
- Cat No.: NUM511lp
- 2025-04-27
〈NUMERO GROUP〉の素晴らしいコンピレーションのひとつ、架空のノワール映画の未発表OST音源集『You're Not From Around Here』が、ジャケット・リニューアル/リプレス!
' 1964年のノワール映画『You're Not From Around Here』の未発表サウンドトラックが55年ぶりに発掘された 'というコンセプトで2019年にリリースされた本作。トワンギーなトレモロや、リヴァーブ、エコーに満ちた夢のようなサイケデリック音像。サーフロック、カントリー、サイケ・ロカビリーなど、廃退的でノワールな世界観が表現されています。〈NUMERO GROUP〉でのソロ作リリースでもお馴染みの Charlie Megira「Tomorrow's Gone」(sample_3)がラストを飾っているのもグッときます。 (AYAM)
Track List
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Various Artists
They Move In The Night
NUMERO GROUP
- Cat No.: NUM512lp
- 2025-04-27
〈NUMERO GROUP〉の素晴らしいコンピレーションのひとつ、ルイス・ウェイン・ムーディー・ピクチャーズという架空の映画会社による、ノワール映画の未発表OST音源集シリーズの第二弾! 今回は、1966年作、兄妹の逃避行を描く『The Move In The Night』という作品をイメージ。
ルイス・ウェイン・ムーディー・ピクチャーズの保管庫で、58年後に発見された未発売のサウンドトラック。悲痛なギター、物悲しいサーフ・ミュージック、呪われたようなヒスノイズ、カントリー、サイケ・ロカビリーなど、廃退的でノワールな世界観が表現されています。トレモロを効かせたギターが憂鬱でドリーミーな Branko Matajaによる「Tuzna Je Nedelija」(sample_1)、The Infernosの「Restless Tides」(sample_2)。2000年にリリースされたインディ・ティーンエイジ・バンド、X-Cetraの音源がヴァイナルとしてプレスされるのは初ではないでしょうか(2019年に発掘&データリリースのみ)。「Wasn't There」(sample_3)、この曲に着地させるための壮大な設定作りにも感じられます。NUMEROの美意識が集約された素晴らしい一枚。推薦 (AYAM)
Track List
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Tokiyo Ooto × orhythmo
If All The World Were Paper
-
- Cat No.: -
- 2025-04-16
深淵へと引き摺り込む ダーク・ドリーミー・ナーサリーライム。大阪を拠点に活動する SSW/ギタリスト Tokiyo と、同じく大阪アンダーグラウンドのキーマン、ベーシストの orhythmo によるコンセプト・アルバム。
リリースから一足遅れましたが、諦めきれずお二人に直談判しストックできました!!18世紀後半から親、その子供へと歌い継がれてきたナーサリーライム(英語圏の韻を踏んだ童謡)をダークな視点でアレンジする事をコンセプトに制作された、一発録りの全5曲。少女のような天性の歌声を持つTokiyoのヴォーカルが、これまで発表されてきた彼女の作品の中で一番活かされていると思います。小児ノイローゼのような、子供の時に熱にうなされて見た幻覚のような、、歌詞の反復とループされるギターによるサイケデリック、不安を煽るノイズとディストーション。沈み込んでください。大推薦です。
AI生成によって制作されたMVもとても良いので合わせてご覧ください。 (AYAM)
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Devonanon
Richard & John
Kit
- Cat No.: KR74
- 2025-04-08
メランコリック牧歌的トイポップ・エレクトロニカ・アヴァンポップ、インプロヴィゼーションのユニーク・リリースが続いているKIT RECORDSから、レーベル創設者にしてNTSレジデントホストでもあるRichard Greenanとオーディオ・ビジュアル探究者John B McKenna二人のコラボレーション、Devonanonによる前作から8年ぶりのニューアルバム「Richard & John」がリリースされた!!
アルバム「Richard & John」は、二人の生活の片隅から少しずつ集められたフィールド・レコーディングとアコーティック楽器とエレクトロニカ・コンポジションによる絶妙なバランスDIY手作り感覚のユニーク・キュートなアンサンブル。
タペストリー・ポエティックに織り成されるフォーキー・ミニマリズム、イマジナリー・ポエティックな手作り感もあたたかなエレクトロニカ・サウンド・アート、アンビエント作品。微睡にふんわりと漂う桃源郷的な夢見心地13トラックを収録。観音開き特殊ジャケット・カラーヴァイナルLPアート作品。トラックリストからもぜひ。CS + Kreme, Pierre Mariétan, Kirk Barley好きもチェックをぜひ。 (コンピューマ)
Track List
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Mohammed After Hussain & Paq Matir Gaan
Songs From The Earth
Hive Mind
- Cat No.: HMRLP017
- 2025-04-06
バングラディシュより移住した声楽家/活動家MOHAMMED AFTER HUSSAINと、イタリアのマルチインストゥルメンタリストPAQによる共作アルバムが〈HIVE MIND〉よりリリース!インドとバングラデシュにまたがるベンガル地方の歌い人”バウル”のフォークソングをサイケデリックに再構築。
これまでにもMAALEM MAHMOUD GANIAの再発などを手がけてきたディープ発掘専科〈HIVE MIND〉から、バングラディシュ伝統音楽を基礎にしたサイケデリックフォーク〜エレクトロニクス。2015年にバングラデシュを脱出、リビアでの迫害などの困難を乗り越えイタリアにたどり着いたMOHAMMED AFTER HUSSAINが歌唱、北インド伝統打楽器”パクハヴァジュ”や金属性のリードを発音体とする鍵盤”ハーモニウム”を担当。そのバングラディシュの伝統音楽は、 PAQがシンセドローンや電化アレンジを加えることで再編成。リミテッドプレス。 (Akie)
Track List
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Blue Lake
Weft
Tonal Union
- Cat No.: TU011LP
- 2025-04-05
アメリカン・ロードムービーの趣も感じられる、アコースティックで、ありのままに包まれるような優しい世界。テキサス州出身、現在はデンマーク・コペンハーゲンを拠点とするミュージシャンJason DunganによるプロジェクトBlue Lake。数々のサイトで年間ベストアルバムに選出され話題となった2023年作『Sun Arcs』に続き、〈Tonal Union〉より全5曲のミニアルバムがリリース。予約分で完売だった超人気作Yo La Tengo『Old Joy』が好きな方にも届いてほしい一枚です。
新たにピアノ、メロディカ、12弦ギターなどの楽器を取り入れ、自然の生成消滅、循環に沿うかのように一発録りであることを重視した、有機的で揺蕩うようなアンサンブル。流木や自転車のタイヤといった見つけたオブジェクトをパーカッションに使用した「Tatara」。自身が設計した多弦ツィターの演奏「Strata」など。自然が生み出すサイケデリック感覚も併せ持った、フォーク〜カントリー〜アンビエント〜ドローン〜ジャズの名品が誕生。パートナーであり織物アーティストのMaria Zahleの作品からも多くのインスピレーションを受けているようで、彼女の作品「Torso」がアルバムカバーに使用されています。劇的なことは起こらない故の芳醇さ。お見逃しなくどうぞ。ミックスはLaraajiとも仕事をしたJeff Zeiglerが担当。今年の後半にはフルアルバムも控えているようです。 (足立)
Track List
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Niningashi
Heavy Way
Time Capsule
- Cat No.: TIME019
- 2025-04-01
1974年作、日本の自主制作アシッド・フォーク・激レア・アルバムが公式再発。ニール・ヤングやはっぴいえんどにも通じるサイケロック感満載の超隠れ名盤。
【TIME CAPSULE キャンペーン】
TIME CAPSULEのタイトル各種を3点以上お買い上げで、レーベルのオリジナル・トートバッグをプレゼント!!
※コメント下に詳細がございます。
70年代中期にフォーク・グループ「猫」や「風」の一員として活躍し、その後はソロとして3枚のアルバムを残すが、後に音楽業界から静かに引退し、2021年に他界した大久保一久。デビュー前に自身のバンド「ににんがし」と録音した秘蔵の自主制作盤「Heavy Way」が50年の歳月を経て再び蘇る。70年代初頭、日本のフォーク・ロック界は変革の時代を迎えていた。その以前から続いて来た欧米からの色濃い影響、モノマネや商業主義が蔓延する中、革新的な音楽家達は新しい波を求めていた。その後の日本の音楽史を書き換える事になる、錚々たるメンバーが揃った細野晴臣率いるはっぴいえんどは、メッセージ性が強かった関西フォークシーンにも触発され、日本語歌詞の音節とロック・メロディを融合する事に成功。そしてその影響は全国に波及する事になった。
その頃、薬剤師の資格を取るために広島から上京したばかりの大久保は、大学在学中から日本のフォーク音楽の源流の一つとして有名な「広島フォーク村」に参加。同団体を主宰し、日本におけるシンガー・ソングライターの草分け的存在だった同郷の吉田拓郎からもその才能を認められ、70年に制作されたににんがしによる初の7インチ・シングルでは、拓郎が初めて他人に提供したという楽曲を録音。拓郎本人もギターで参加していた。
アルバム「Heavy Way」 は大久保が大学を卒業した記念に自主制作盤として74年に録音。人生の転換期を迎えていた20代前半の大久保の心境と同時に、昔ながらの郷愁に満ちた日本の原風景と大都会での窮屈な暮らしぶりが交差する時代を描いている。自主制作とは言えど楽曲内容、演奏、録音、音響処理、全てのプロセスにプロフェッショナリズムを感じられる質の高い作品である。正直で生々しく、ディープかつ奇妙にファンキーな要素が全9曲に散りばめられたこのアルバムは、大久保とその仲間達によって慎重に紡がれた新しい日本のフォーク・ロック・サウンドとウィットに富んだ日本語歌詞が混じり、未だに時代を超えた魅力を放っている。
メランコリーかつ深遠な冒頭曲のA1:「雨上がり」は、 ハーヴェスト時代のニール・ヤングをはっぴいえんどがカバーしたようなサウンドが特に印象的。アルバム随所に聞こえる歪んだギター・ソロの乾いたトーンはこの冒頭曲後半から既に全開。大久保の繊細なヴォーカルとは対照的な音色だが、ソウルフル感溢れるプレイの中に崇高な重みを感じさせ、同曲を完全に別の次元に押し上げている。西海岸サイケ・ブルース・ロック調のA3: 「おそすぎて」では見事な日本語歌詞で昭和の香りを漂わせ、ムーディなB1:「れすとらん」での絞ったトーンはそのススだらけの古い店の雰囲気を醸し出している。このアルバムには異色なB3:「ちかんの詩」では歪んだボーカルとギターが絡み合いファンキーなリズム・セクションが楽曲を最後までドライブ。個々のミュージシャンの才能が特出している。最後を飾るのはTime Capsuleから2月に発売されたコンピレーション、Nippon Acid Folk 1970-1980にも収録されたアシッド・フォーク名曲B4:「ひとりぼっち」。子供時代の記憶の雨の日を歌う非常にセンチメンタルで湿ったこの曲は、現代のWooやMac Demarcoにも通じる趣がある。
大久保はその後、猫や風といったフォーク・グループで成功を収め、ソロとしても人気を得ていたが、このミステリアスなににんがしのデビューアルバムの事はあまり知られていない。自主制作盤としてごく少数だけ生産されたこのアルバムは50年の時を経て熟成を重ね、2022年にはオンラインで30万円近くの高値で取引されていた。
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【TIME CAPSULE キャンペーン】
TIME CAPSULEのタイトル各種を3点以上お買い上げで、レーベルのオリジナル・トートバッグをプレゼント!!
●対象商品●
TIME CAPSULEのタイトル各種(LP、7inchなどのフォーマットは問いません)
アーティスト名表記の下部にあるレーベル名をクリックすると一覧でご覧いただけます。
※ 先着優先で数に限りがございます。ご了承お願いいたします。
※ 終了期限はございませんが、無くなり次第キャンペーンは終了とさせていただきます。
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
Richard Youngs
Modern Sorrow
Black Truffle
- Cat No.: Black Truffle 101
- 2025-03-13
ピアノ・サンプル音とサンプリング・ヴォイス、自身の歌声をロボティックヴォイスにビブラート変調、合成ベース音とオルガンのうねり、シンプルなエレクトロニック・リズムのみによるRichard Youngならではのミニマリズム詩情あふれるソウルフル傑作の誕生。from Black Truffle。
その存在自体がどこか神々しい領域にまで達しようとしているアヴァンギャルド・アンダーグラウンド・フォーク重要人物レジェンドRichard Youngs新作が再びBlack Truffleからリリースされた。
BPM79、どこか中近東の旋律にも聞こえてくるイマジナリー17分19秒にわたりゆっくりと展開するSide-A「Modern Sorrow」(sample1)、BPM77、より静謐なる祈りにも似たメディテーショナルな19分7秒、Side-B「Benevolence Ⅰ+Ⅱ」(sample2)も美しすぎる。Side-A「Modern Sorrow」リズムの打ち込みはほのかにSpoonin Rapをも思い出させてくれるかのような渋みにもグッとくる。ロバート・ワイアットの世界観とも通じるような神々の領域を彷徨い漂う名作。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Various Artists
Mr Bongo Record Club Volume Five
MR BONGO
- Cat No.: MRBLP237
- 2025-03-11
ブラジル/ラテン、アフリカを中心にソウル/ファンク/ディスコといったディガー垂涎の素晴らしい再発をリリースし続けるレーベル〈MR BONGO〉のラインナップを一挙に楽しめる贅沢なコンピレーションシリーズ第5弾。このコンピレーションのために録音された、Sven Wunderによる限定トラックを収録!ストックしました!
第5弾では、ブラジルからキューバ、ガーナ、ジャマイカ、日本、モーリタニア、南アフリカ、スウェーデン、トリニダード・トバゴ、イギリス、アメリカ、70年代から現代まで、縦横無尽にセレクトされています。Superior Elevation Records運営や〈Razor-N-Tape〉〈PPU〉からのリリース、ハードディガーとしてもお馴染みのTom Nobleによるリイシュー・ブギー・レーベル〈Lotus Land〉から復刻されて以降、約20年リイシューされてこなかった逸品で、軽快なドラムブレイク、メロウなギターとカーティス風ファルセット・ヴォーカルが最高な PAMOJA「Oooh, Baby」('75)(sample_1)や、アフリカン・ディスコ名曲GYEDU BLAY AMBOLLEYの「Let's Be Happy」の好エディット、ジャマイカン・シンガーTyrone Evansによる、こちらも入手困難な人気オルガン・ブギー「Rise Up」の中毒性を高めたDisco Mixヴァージョン(sample_2)、ブラジルのTETê DA BAHIAによるGilberto Gilの名曲をシネマティックでラグジュアリーにカヴァーした「Duplo Sentido」(sample_3)など、一曲ずつの解説をしたいくらいの豪華で楽しい収録内容。余談ですが、このコンピレーションがリリースされた2年後にTyler the CreatorのファッションブランドのイメージビデオにTETê DA BAHIA「Duplo Sentido」が丸々一曲を採用され、コレクター以外にも広くwantされるようになりました。
この度も有り難すぎるラインナップの2LP。コレクターは泣くんじゃないでしょうか。トラックリストからもぜひご試聴ください。 (AYAM)
Track List
- LP
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- Back In
SOYUZ
II
MR BONGO
- Cat No.: MRBLP300
- 2025-03-07
ミルトン・ナシメント や アルトゥール・ヴェロカイを彷彿させる美旋律。ベラルーシ拠点のユニット SOYUZ が2019年にリリースした2rdアルバムが、再ミックス/リマスターされリイシューです!
作曲/編曲家、歌手のAlex Chumak、マルチ・インストゥルメンタリストのMikita Arlou、ドラマーのAnton Nemahaiが率いるベラルーシのミンスク出身のクリエイティブ集団。そう、SOYUZはブラジルのユニットではないのです。70年代のMPBからの影響を表現した美しい傑作『Force Of The Wind』('22)の前作となる本作では、ブラジル音楽だけでなく、クラウトとニューウェーブをブレンドした「Business partners (Партнеры по бизнесу) Ft. Inturis」や、ジャズ・ファンク「ES-2 Jazz」(sample_2)など、幅広いサイケデリック・ミュージックがプレイされています。もちろん、次作への兆しとなる、ミナス音楽へのオマージュもふんだんに織り込まれおり、ミルトン・ナシメント「Tudo O Que Você Podia Ser」のフレーズ使い「Мируз」(sample_3)や、オープナーに「Verocai (Верокай)」(sample_1)、ラストに「Nascimento (Насименто)」とセットされています。素晴らしい偏愛と再現。たまらないです。推薦! (AYAM)
Track List
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