Tag: FOLK
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Six Organs of Admittance
MariaKapel
Watusi
- Cat No.: WAT06LP
- 2025-07-08
〈Drag City〉〈Holy Mountain〉〈VDSQ〉などからの作品で知られる、昨年のShackletonとのコラボレーションも記憶に新しいギタリストBen Chasnyのソロ・プロジェクトSix Organs of Admittance。オリジナルは2011年に自身のレーベル〈Pavilion〉から少部数でリリースされた作品が再発。オランダ南部にある、庶民の原初的な宗教観を呼び起こす礼拝堂への呼応を収めた、卓越した美しいギター・ソロ作。
正統信仰とキリスト教以前の古代的習俗が混ざり合った独自の精神風土を持つオランダ南部・北ブラバント州には、約400もの道端に点在する礼拝堂があると言います。Six Organs of AdmittanceことBen Chasnyはティルブルフ市のショーケース・フェスティバルに招かれて、聖母マリアのために建てられたこれらの礼拝堂を巡るアーティスト・イン・レジデンスに参加。礼拝堂との出会いの記憶をもとに、フランスの哲学者ガストン・バシュラールの『夢想の詩学』から着想を得た手法を用いて、約半年かけて楽曲を制作。その後ティルブルフに戻り、フェスティバルでこの音楽を初演した。その夜のパウルス教会でのライブ演奏を録音したものと、帰国後に録音されたスタジオ音源を収録。アメリカン・プリミティブな響きを持ちつつ、この地の独特な庶民文化や信仰を音楽に昇華。教会空間の残響が舞う中での、スピリチュアルに寄りすぎない素朴な感覚のギター・ソロの素晴らしさ。そしてスタジオで追加録音された、かすかに声も重なるギター・ドローンがまた夢心地の絶品になっています(sample1)(sample3)。演奏というより応答と呼べるような作品。 (足立)
Track List
- 2LP
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- New Release
Trá Pháidín
An 424
Hive Mind
- Cat No.: HMRLP038
- 2025-07-04
アイルランドのフォーク・ポストロックのダダイスティックコレクティブ”TRÁ PHÁIDÍN”が2023年に自主リリースしたCD「An 424」がオリジナル未収録三曲を追加し再発売!ハープ、フィドル、管楽器、ギター、ベースによる即興演奏で、幽玄なる西欧牧歌と実験音楽をサイケ模様に組み合わせたアヴァン・ジャズ・フォルクローレ名作。
多岐ジャンル実験的作品を数多く抱え、MAALEM MAHMOUD GANIAの再発などもを手がける重要レーベル〈HIVE MIND〉新作!西アイルランドの荒涼とした沿岸地域コナマラを走る424番バス路線の心理地理学に基づき制作されたインプロ作品。ラテンダンサブルな「Yung Fella」や変拍子フォルクローレ「Monty Phádraic Jude」など、時に無表情な実験音楽に対するダダ的アプローチで、フォークやドゥーワップ、ブルース、メタル、アンビエントを各楽曲に投入することでネオ次元の実験サウンドを実現。 (Akie)
Track List
- LP
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- Back In
Jose Gonzalez
In Our Nature
Peacefrog
- Cat No.: PFG114
- 2025-06-30
2024リプレス!Massive Attack名曲「Teardrop」の至高の名カヴァー(sample2)を収録した、Jose Gonzalez2007年の大傑作セカンドアルバム「In Our Nature」うれしいアナログ盤リプレス。長らく入手困難でしたので、これはうれしい再発です。
ジョアン・ジルベルトに代表されるボサノヴァや70年代MPBブラジル音楽、フラメンコ、アメリカン・フォーク&ロック、ポール・サイモン、エリオット・スミス、アシッドフォークなニック・ドレイク、ティム・バックレーの音楽などに多大なる影響を受けながら、南米アルゼンチン出身の両親と北欧スウェーデンでの日常を経て世に出された、彼のラテンアメリカ・フォークロア的スピリチュアル瑞々しく繊細で緊張感に満ちたアコースティック・フォーキー・シンプルな音世界が、冬の夜空に静かに浸透し宇宙に木霊する。全10曲。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
- LP(Color)
- Recommended
Quickly, Quickly
I Heard That Noise
Ghostly International
- Cat No.: GI453lp-C1
- 2025-06-30
〈JAKARTA〉内のTa-kuによるレーベル〈823〉や、〈Ghostly International〉からの前作『The Long and Short of It』が評価の高いプロデューサー、ポートランド拠点のGraham Jonson こと Quickly, Quickly の新作は、ノイズや不協和音、サイケデリックなエフェクトに彩られたフォーク・アルバム。
Track List
- LP
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Michael Hurley
Fatboy Spring
Mississippi Records
- Cat No.: MR094lp
- 2025-06-30
伝説的なアウトサイダー・フォークの個性“フリーク・フォークのゴッドファーザー”と言われたMichael Hurleyの名作がアナログリイシュー。ゆったりとした時間の流れるカントリー・ブルース・フォーク。没後のトリビュート的リリースとなりました。フェスでのライブを終え帰宅し自宅でなくなったそうです。享年83歳。70年代の録音。声、歌。ギター。是非彼の奏でた音楽の魅力に触れてみてください。
慈愛に満ちたウィット、風変わりな才能で愛されたシンガーソングライターMichael Hurley。2011年に、ポートランドの名店Mississippi Recordsと、サンフランシスコのSecret Seven Recordsが共同でリリースした、当時未発表だった1972年から73年にかけての音源「Fatboy Spring」。10数年ぶりのアナログ再プレスとなりました。バックを務めるのはThe Fatboys、実際にはあまり太ってはいなかったというナイスガイたち、地元の酪農家のために演奏していたバンド。(後に彼らは''Sheriff Mocus & the Deranged Cowboys''として知られるようになる)「Automatic Slim & The Fatboys」や「Ghost Woman Blues」などの名曲の別バージョンやハンク・ウィリアムスのカバーなども演奏しています。擦り切れるほどに聞くとジャケット意味も見えてくるんでしょうか。魅力です。 (サイトウ)
Track List
- 12inch EP
- Recommended =
- New Release
Amuleto Apotropaico
Amuleto Apotropaico
Perf
- Cat No.: PERF001
- 2025-06-30
臨場感溢れるリアルなドラム音像とポリメトリックリズム。ミュージックコンクレートとジャズ、両者の繊細な密度を擦り合わせた音響体験。推薦!パーカッショニストANTÓNIO FEITEIRAとシンセサイザー奏者FRANCISCO OLIVEIRAからなるAMULETO APOTROPAICO。重層的ドラム、チェロ、モジュラー、ノイズを用いて3Dの音響ジャズを探求。
ポルトガル拠点にノイズが持つ無限の可能性を探るべく結成された実験音響ユニットAMULETO APOTROPAICOファーストアルバム!過去2年間のコンサート録音を選別、再構成、加工した長編4曲を収録。リアルな感覚で臨場するポリメトリックドラムと奥行きを生み出す浮遊シンセシス、フリージャズと具体音楽を往来する「Apotropia I」(sample1)。フルートとギターのフォーキーなリードにフリーフォームドラムで縦走構造を積み上げた即興交響曲「Albedo e Rito」(sample2)など。コンクレート音楽の実験的捻りや尖りに振りきらず、旋律のアプローチにも重点を置いたユニークな音響ジャズ名品。 (Akie)
Track List
- Cassette
- Recommended
- Back In
VA
Let Me Perish Without Return: Lament and Longing from the Fading Russian Empire, 1889-1917
Death Is Not The End
- Cat No.: DEATH097
- 2025-06-26
ニューヨーク各区にあるボデガ(食料雑貨店)や携帯電話ショップで音楽を情熱的に掘り起こす音楽を紹介するブログにしてWFMU内カルト番組Bodega Popを主催するGary SullivanとDeath Is Not The Endによるコラボレーション・リリース第二弾カセットテープ!!
ブルックリンとクイーンズのロシア人居住区で発見された、ロシア帝国が崩壊、ソビエト政権が誕生する狭間の時代、1889-1917年、前世紀の変わり目、ロシア帝国は岐路に立たされ、帝国の過去の重荷と、激変する未来への期待との狭間にあった。深い文化的変容と不安の時代に録音されていた悲哀に満ち溢れた、祈りにも近い貴重な大衆音楽(ミュージックホール(大衆演芸場)の定番であった遊び心と風刺に満ちたメロディーから、シベリアの流刑地に追放された人々の絶望を反映した悲痛なバラードまで、政権下で多くの人々が経験した深い苦しみを映し出すもので、娯楽というよりも、居間や居酒屋、街角や牢獄で歌われる、当時のロシア文化に不可欠なものだった。)をまとめたもの。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP+DL
- Recommended
- Back In
Eddie Marcon
Carpet Of Fallen Leaves
Morr Music
- Cat No.: morr 201-lp
- 2025-06-26
ゑでゐ鼓雨磨と柔流まぁこんによる姫路のアシッドフォーク・デュオゑでぃまぁこんの22年にわたる歴史から楽曲をセレクトしたコンピレーションが、ドイツ・ベルリンの〈Morr Music〉から2枚組アナログで登場!自主レーベル〈pong-kong records〉から発表してきた数多くの自主制作CD-R作品から丁寧にすくい集められた、優しくサイケデリックで深い余韻が残るうたの世界です。
〈Morr Music〉による他の日本人アーティストーyumbo、Andersens、VA『Minna Miteru』ーに連なる、繊細で豊かな旋律を持つ楽曲を厳選したゑでぃまぁこんのヒストリー的コンピレーション『Carpet Of Fallen Leaves』。ハードコアの怖(coa)やサイケデリック・ロックバンドLSDマーチで活動していた二人が2001年に結成し、ゑでゐ鼓雨磨(歌、ギター、鍵盤)と柔流まぁこん(ベース)を中心に、楯川陽二郎(ドラムス)、影山朋子(ヴィブラフォン)、水谷康久(サックス、フルート)、朝倉円香(コーラス)、元山ツトム(ペダルスチールギター)、時々愛猫たちが加わっています。サイケデリックな感覚が瑞々しく漂い、日常と童話の世界が支え合う日本のうたものの特異点。即興から生まれた代表曲の一つ「とらとらいおん」、マヘルや渚にてなどのドラマー高橋幾郎との「ストロボ/交信」、亡き愛猫ポコちゃんに捧げられた「少女」、2022年のシングル「いつのまにかわたしたち」に至るまで、挙げきれない名曲の数々。忘れたくない大切な心象風景が広がっています。アルバムの再発やこれまで7inchになった曲に加え、「クローゼット」「ペイズリー」「真夜中の音楽」の他初めてアナログ盤に刻まれる曲も含まれ嬉しい限り。これまでと、これからのリスナーに大推薦。ジャケットアートワークは松井一平、ライナーノーツは田口史人。The PastelsのStephen McRobbieも推薦文を寄せています。700枚限定生産、ゲートフォールドジャケット、28Pのブックレット、DL付き。 (足立)
Track List
- Cassette
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- New Release
Yousei Suzuki
Riverside Music
Senri Records
- Cat No.: snri-014
- 2025-06-11
大阪を拠点に活動するSSW/ギタリストYousei Suzuki が主宰する、ピュアでDIYなアコースティック・ギター作品やアーティストを紹介するカセットテープ・レーベル〈Senri Records〉。ギター・インストゥルメンタルのみで発表してきたYousei Suzuki が初めて歌う、フォーク・アルバムをリリース。
レーベルオーナー鈴木氏がついに歌声を音源化。温かさと哀愁に包まれる、川をインスピレーションに歌われる全10曲。
(AYAM)
-info-
Yousei Suzukiによる初の歌のアルバムです。
過去の歌の音楽に敬意を払いつつ、過去からの音楽の流れを自分なりに網ですくい取ってまとめたイメージです。
川がテーマですが、音楽の時間の流れ、自由不自由・あちらこちらの境界線などの比喩を含んでいます。
ジャケットの絵はmitsuさん、デザインはshowtaさんにして頂きました。
Track List
- CD
- LP
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Satomimagae
Taba
Plancha / Rvng Intl.
- Cat No.: ARTPL-234
- 2025-06-09
日本独自盤CDは〈Plancha〉より。ボーナストラック1曲を追加、歌詞・対訳付き!東京拠点のミュージシャン、ソングライターSatomimagaeの新作『Taba』が引き続き名門〈RVNG INTL.〉からリリース。個人的でありながら普遍的なもの、目に見えるものと見えないもの、その両方を記録した一連の短い情景描写として展開されます。
「このアルバムは、「束(たば)」(異なるものを束ねたもの、束ねたもの、ひとまとめにしたものを意味する日本語)の論理に従って、緩やかな短編小説集として組み立てられている」。サウンド・アーティストduennとの共作アルバム『Kyokai』でのやりとりを通して導かれたという新作。自宅スタジオの周囲の音や情景を観察、吸収しながら、アコースティック・ギターと歌を基盤にした有機的な音のパッチワークが光る、詩的で実験的なフォーク・ミュージック。電子音とアコースティック音、言葉と音のあわいを漂い、自己と他者、内側と外側、人と鳥や虫、物質と霊的なものまで境界は無くスペクトラムであるような感触が精神的な皮膚に触れる推薦作。ON-EI(音映)というクリエイティブチームによって制作されたスライドショー的ミュージック・ビデオも同時に公開されています。 (足立)
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
Catbug
Musjemeesje
On The Level
- Cat No.: OTL009LP
- 2025-06-08
素晴らしき、、オランダはアントワープ郊外のウェストマール産のオーガニック・フォーク・同地で有機農園も運営しているという彼女。今作はその農園の鳥たちへの賛歌という意味もあるそうです。前作が一世を風靡したCATBUG、オランダ語で紡がれる10曲・鳥の声、2024末に向けて素敵な一枚です。
2018年のデビューでオランダで有名人になったが都会生活に馴染めず、地元であるウェストマールに戻りDe Paardebloemhoeveという農園を運営、その自然に囲われた環境が前作で日本でも有名になった『slapen onder een hunebed』のインスピレーションになり、新しきオランダ産のオーガニック・フォークアーティスト、CATBUGの誕生になりました。
今作は待望の新作のテーマは、"農場とその周辺のすべての鳥への賛歌"。2021年のある冬の日、CATBUGは双眼鏡をプレゼントされ、農場とその周辺の鳥について観察し始める。やがて彼女はさまざまな種類の鳥の特徴的な鳴き声や飛び方を聞き分けられるようになり、それぞれの鳥に別々の物語がを発見し始めた。鳥たちの中に共感する何かがあり、それを地図にしてみたいと思いそこで、鳥の歌を集めたアルバムを作ろうというアイデアの本作。
シンプルな歌とギター、ですが驚くほど多様。感覚やオーガニックな質感に頼るような安っぽさはなく、アンビエント耳にももちろんバッチリですが、かといってそれっぽいシンセに頼らず、アルバム後半につれてどんどん深まっていく。プロデュースの妙とシンプルに実力を感じます。いや素晴らしい。パーティのアフターからひっそり自宅でほっこり。寒くなった今バッチリすぎる。長く聴き続けれそうな一枚。 (Shhhhh)
Track List
- 7inch
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MD Pallavi & Andi Otto
Flute Boy
Pingipung
- Cat No.: Pingipung 082
- 2025-06-07
当店で大ヒットを記録しているPingpungから2016年にリリースされた、Andi Ottoシングル「Bangalore Whispers Single」でフィーチャーされていたインド古典音楽ラーガ発声スキャットで知られるシンガーMD PallviとAndi Ottoによるコラボレーション待望アルバム「Songs for Broken Ships」LPには未収録の先行7インチ・シングル「Flute Boy」も入荷できました!!!
たおやか瞑想的バレアリック・アンビエントに心地いいフォークトロニカSide-A「Flute Boy」(sample1)、メランコリックなネオ・クラシカル室内楽的バラードSide-B「Look Again」も悠久の心地よさが広がっている。
子供の頃からヒンドゥスターニー音楽と詩を学んできたという、南インドのバンガロール出身の歌手、女優、映画監督、パフォーマーでもあるMD Pallaviによるカンナダ語の詩と、ドイツ・ハンブルグ鬼才Andi Ottoによって奏でられプロダクションされた、Electronics, cello, table harp, pipe organ, percussion, steeldrum,が、オーガニック・アコースティック、フォークトロニカ・メディテーショナルなアンビエント・ソフト・サイケデリック・スロウディスコグルーブ、ダウンテンポの悠久なる音世界、ドリーミーな音の旅へと導いてくれている。 (コンピューマ)
Track List
- LP
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Various Artists
You're Not From Around Here
NUMERO GROUP
- Cat No.: NUM511lp
- 2025-06-05
〈NUMERO GROUP〉の素晴らしいコンピレーションのひとつ、架空のノワール映画の未発表OST音源集『You're Not From Around Here』が、ジャケット・リニューアル/リプレス!
' 1964年のノワール映画『You're Not From Around Here』の未発表サウンドトラックが55年ぶりに発掘された 'というコンセプトで2019年にリリースされた本作。トワンギーなトレモロや、リヴァーブ、エコーに満ちた夢のようなサイケデリック音像。サーフロック、カントリー、サイケ・ロカビリーなど、廃退的でノワールな世界観が表現されています。〈NUMERO GROUP〉でのソロ作リリースでもお馴染みの Charlie Megira「Tomorrow's Gone」(sample_3)がラストを飾っているのもグッときます。 (AYAM)
Track List
- LP
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Various Artists
They Move In The Night
NUMERO GROUP
- Cat No.: NUM512lp
- 2025-06-05
〈NUMERO GROUP〉の素晴らしいコンピレーションのひとつ、ルイス・ウェイン・ムーディー・ピクチャーズという架空の映画会社による、ノワール映画の未発表OST音源集シリーズの第二弾! 今回は、1966年作、兄妹の逃避行を描く『The Move In The Night』という作品をイメージ。
ルイス・ウェイン・ムーディー・ピクチャーズの保管庫で、58年後に発見された未発売のサウンドトラック。悲痛なギター、物悲しいサーフ・ミュージック、呪われたようなヒスノイズ、カントリー、サイケ・ロカビリーなど、廃退的でノワールな世界観が表現されています。トレモロを効かせたギターが憂鬱でドリーミーな Branko Matajaによる「Tuzna Je Nedelija」(sample_1)、The Infernosの「Restless Tides」(sample_2)。2000年にリリースされたインディ・ティーンエイジ・バンド、X-Cetraの音源がヴァイナルとしてプレスされるのは初ではないでしょうか(2019年に発掘&データリリースのみ)。「Wasn't There」(sample_3)、この曲に着地させるための壮大な設定作りにも感じられます。NUMEROの美意識が集約された素晴らしい一枚。推薦 (AYAM)
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Jackson C. Frank
Jackson C. Frank
ANTARCTICA STARTS HERE
- Cat No.: ASH101LP
- 2025-06-02
Simon & Garfunkel、Fairport Convention、Nick Drake、Sandy Dennyによってカバーされたことで後にその存在を知られる事となったNY出身シンガー/ギタリストJackson C. Frankがイギリスに渡り1965年UKコロンビアからPaul Simonプロデュースによってリリースした唯一のアルバムにして内省的フォーキー珠玉名作アルバム「Jackson C. Frank」2018年アナログ復刻盤。ストックできました。
カントリー/ブルース、フォーキーに瑞々しい歌声とギターが奇跡的な美しさで内省的に広がっている。牧歌的エバーグリーン。Superior Viacuct傘下Antartica Startsからのアナログ・リイシュー。Richie Unterbergerによる英文ライナー封入。厚紙ジャケも嬉しい。このアルバムほど希少で、と同時に影響力のある1960年代フォークのレコードは他にないかもしれません。奇跡のような名盤レコード。 (コンピューマ)
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Richard Youngs
Modern Sorrow
Black Truffle
- Cat No.: Black Truffle 101
- 2025-05-25
ピアノ・サンプル音とサンプリング・ヴォイス、自身の歌声をロボティックヴォイスにビブラート変調、合成ベース音とオルガンのうねり、シンプルなエレクトロニック・リズムのみによるRichard Youngならではのミニマリズム詩情あふれるソウルフル傑作の誕生。from Black Truffle。
その存在自体がどこか神々しい領域にまで達しようとしているアヴァンギャルド・アンダーグラウンド・フォーク重要人物レジェンドRichard Youngs新作が再びBlack Truffleからリリースされた。
BPM79、どこか中近東の旋律にも聞こえてくるイマジナリー17分19秒にわたりゆっくりと展開するSide-A「Modern Sorrow」(sample1)、BPM77、より静謐なる祈りにも似たメディテーショナルな19分7秒、Side-B「Benevolence Ⅰ+Ⅱ」(sample2)も美しすぎる。Side-A「Modern Sorrow」リズムの打ち込みはほのかにSpoonin Rapをも思い出させてくれるかのような渋みにもグッとくる。ロバート・ワイアットの世界観とも通じるような神々の領域を彷徨い漂う名作。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
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Michael Hurley
Back Home With Drifting Woods
Mississippi Records
- Cat No.: MR022lp
- 2025-05-24
グリニッジ ヴィレッジのフォーク ミュージック シーン出身で、絵描きでもあるアウトサイダー・フォークの個性Michael Hurley。1964年にFolkwaysからのデビュー作「First Songs」と同時期に録音されていた未発表音源を2012年にポートランドのMississippi RecordsとミネアポリスのNero's Neptuneが共同で再発したLP。没後のトリビュート的タイミングになった2025年リプレス。
『ここに収められている録音は、長い年月、棚に眠っていた期間を経て、ここに収録されている。
マイケル・ハーレーによって、1964年に録音されたこの信じられないほど素晴らしい録音(未発表!の...)への注釈を始めよう。
マイケルの「ファースト・ソングス」LPがフォークウェイズからリリースされたのと同じセッションの一部として、フレッド・ラムゼイによって録音された。
A面はWhat'lllya Do, What'llya Say?'で始まり、トランス状態になれるサイケデリックな名曲だ。その後、悲しげな小曲「The Blues Had Gone Away」、珍しいハーリーのハーモニカ・ソロと幻覚的な歌詞が印象的な「Pretty Girl On Rollerskates」、そしてマイケルの名曲のひとつである「The Tea Song」の美しいオルタネイト・テイクが聴ける。
B面はフォークウェイズLPからの曲のオルタネイト・テイクで始まり、今回はIntersoular BluesとI Like My Wine。その後、Hey Hey HeyとI Love You Babeの2曲を初めて聴くことができる。
ハーレーのディープなファンにも、彼のアートを初めて聴く人にもお薦めの素晴らしい作品だ。マイケル・ハーレーは、彼独自の世界観を持つ偉大なアメリカのソングライターであり、このLPは彼のビジョンを証明する素晴らしい作品。』
以上、インフォメーションの翻訳です。絵描きでもあるマイケル・ハーレーの絵のアートワーク、そしてFOLKWAYSを彷彿させるヴィンテージスリーヴも嬉しい。2025年4月に他界した彼へのトリビュート的なリリースとなりました。素晴らしい音楽。 (サイトウ)
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- New Release
Gūsū
The Ending Was A Typical Part
Subject To Restrictions Discs
- Cat No.: STRD-XXII
- 2025-05-22
中国古筝とモジュラーシンセサイザーを融合させ、異種混合ながらも調和のとれた世界を描く重層的アンビエントフォーク名品。プロトエレクトロニクスから系譜するマニアックサウンドを探求してきた〈SUBJECT TO RESTRICTIONS DISCS〉新作!XUEYAN CHENとNICOLAS BALMER、異文化をルーツに持つ二人が作り出す神秘的な音色。
ANATOLIAN WEAPONSやANNA VS. JUNEなど、クラウトロックをルーツに持つ鬼才を抱える〈SUBJECT TO RESTRICTIONS DISCS〉に新しいファミリー、電子フォークユニットGŪSŪのデビューアルバムが到着。中国出身スイス拠点、幼い頃から古筝を習ってきたXUEYAN CHEN。伝統に基づきながら五音音階を現代的に実験したフィンガーピッキング古筝演奏。そこにNICOLAS BALMER操るモジュラーシンセシスが深みのある低音を加えて重層的のアンビエントスケープを探索。古代と現代、伝統と実験、シンセティックとオーガニックという相対関係を多元的視点で融合した美しいサウンド。 (Akie)
Track List
- Cassette
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- Back In
Anvar Kalandarov
Digging Central Asia: Musical Archaeology along the Silk Road
Death Is Not The End
- Cat No.: DEATH096
- 2025-05-08
中央アジア全域からの希少な秘宝音源の発掘に力を注ぎ、昨年には1980年代ウズベキスタンディスコ、タジク・フォークトロニカ、ウイグル・ロック、タタール・ジャズをコンパイルした名コンピレーション『Synthesizing the Silk Roads』をリリースしたAnvar Kalandarov(アンヴァル・カランダロフ)による、1970年代から1990年代初頭にかけて録音された音源を使用したシルクロードのサイケデリックな風景を旅するかのようなイマジナリー・ダウナーなミックステープがDINTよりリリースされた!!!
ウズベキスタンのタシケント出身の音楽考古学者/ミュージシャン/プロデューサーAnvar Kalandarovによる、1970年代から1990年代初頭にかけて中央アジアにて録音された音源をふんだんに使用してイマジナリー・サイケデリックにミックス構築したシルクロードを旅する素晴らしきミックステープがDeath Is Not The Endよりリリース。フォーキー且つシンセサイザーもミョンミョン、ファンキーにディスコ&レアグルーヴォイン・ダウナー・ジャズする、ゆったり悠久哀愁なる、A面28分17秒。B面27分22秒の音世界。推薦盤。 (コンピューマ)
Track List
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ROMÉO POIRIERやJAKE MUIRらを数多くの異能を抱える〈SFERIC〉に新たな才能が登場!地中海クレタ島での滞在中に耳にした教会の説教、ケルトハープを使ったブルターニュ音楽からインスパイア、前衛ポップ作家・LA TIMPAやモントリオール〈TEMPLE〉主宰RICHARD LAMBも共同プロデュースに入り制作されたアヴァンエレクトロニックフォーク、ダウンテンポ作品。位相を生み出したミニマルハープループ「Hebammerie」(sample1)を序章に、不協も厭わず繰り返すメロディにボーカルの呟きとブームバップビートを乗せた「All I Said Was Where」(sample2)、ディチューンされ妖しく曲がるハープやフィールドレコーディング、殆ど語りのようなボーカルの非現実的調和。 (Akie)