Tag: MINIMAL
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N-Trip
DR004
Du:Ra
- Cat No.: DR:004
- 2025-12-02
キックを立体的に感じる緻密なエフェクト処理、フィールド録音やホワイトノイズも操り没入型音響を構築、推薦!シドニー発のディープテクノレーベル〈DU:RA〉より主宰N-TRIPのファーストEPが到着。沈み込む4/4キックと崩したスネアのレイヤーでリズミカルな構造に。
初回入荷時はコメントもなくソールドした快作、追加入荷確保しました。ヘビーディレイのかかったアンビエンスとチャイムのようなパッドに没入するディープダブテクノ「Domina」(sample1)に始まり、ハイハットとクリックを緻密にデザインしたリズミカルミニマルテクノ「MML」(sample2)、フィールドレコーディングを使用し音像に深みを出した「dddBBB」(sample3)など、音像・音響に対する繊細な感性が染み渡るディープテクノトリップ。おすすめです。 (Akie)
Track List
- 2LP
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Suso Saiz
Resonant Bodies
Music From Memory
- Cat No.: MFM059
- 2025-12-01
〈Music From Memory〉から、スペインのニューエイジ・ミュージックのパイオニアで、現在もソロでのリリース以外にも、Suzanne Kraft、Michal Turtle との共作はじめ、Christian Fenneszもフィーチャリングするなど積極的に活動を行なっているSuso Saizの新作アルバムが〈music from memory〉からリリースされました。
Resonant Bodies「共振する身体」。二枚組、18曲のコンセプチュアルなフル・アルバムが到着しました。混沌から、正の波動が立ち現れてくるような冒頭から素晴らしいサウンドが展開されていきます。ドローン、音響、メロディ、精神と身体への音の作用。
「ある身体が振動して音を発し、それが別の身体に届いて振動し、新しい音を発生させ、さらに別の身体を振動させて別の音を発生させる...。無限に広がる身体のオーケストラが、それぞれの音の振動を掛け合わせ、「Resonant Bodies」のシンフォニーを創り出すと想像してください。共鳴はコミュニケーションの原理であり、音は人と人との絆や相互関係を構築するものです。「Resonant Bodies」の作品は、全体の一部であると同時に、全体を生み出 ...もっと読む (サイトウ)すものでもあるのです。他の作品とは異なり、「Resonant Bodies」を完成させるのにかかった約2年の間、作品は徐々に完成し、前のレイヤーで発生した振動によって小さな音の粒子が加えられ、不完全で同期した音のオブジェクトが出来上がったのです。"コミュニケーション"」。 (サイトウ)
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- 12inch
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Roman Flügel
Cooking The Books EP
Phonica
- Cat No.: PHONICA041
- 2025-11-28
まるで打楽器のように脈打つベースラインとトリッキーなマシングルーヴの2本軸、ソリッドに削ぎ落とした音数でも緊張感走るレフトフィールドテクノ怪作誕生!推薦。エレクトロニックダンスを革新し続けるトップアーティストROMAN FLÜGEL新作が強烈。名門〈PHONICA〉舞台、ミニマルテクノに複合リズムを掛け合わせる実験。
〈DIAL〉〈RUNNING BACK〉を中心に現在も電子ダンスを前衛的に切り開き、ACID JESUS名義などの過去作の復刻も同時進行的に進められ、シーンの中心に君臨し続ける不動のカリスマROMAN FLÜGELの新作EPが凄まじい。パーカッシブに脈打つベースラインと軽量パーカッションがミニマルに呼応するレフトフィールドテクノ「Cooking The Books」(sample1)を筆頭に、不可思議なキーとアルペジオでトリップする「Sensitive Contacts」(sample2)など。古典ミニマルテクノからエレクトロファンク、現代的な捻りまでブレンドされた一級品、エグみあります。 (Akie)
Track List
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- New Release
Ess Whiteley
Mycorrhizal Music
Métron Records
- Cat No.: MTR020
- 2025-11-28
カリフォルニア大学にて作曲博士課程に在籍するマルチインスツルメント奏者ESS WHITELEY。菌糸体からのインスピレーションを実験エレクトロニクス/ミニマルアンビエント、IDMとしてアウトプットしたユニークな一枚!マリンバと電子音の切迫する呼応。有機的質感とエレクトロニクスで、微細で複雑な糸状構造を生成。
冥丁や7FOら邦人アーティストも数多く参加、FLORIAN T M ZEISIGやGEORGIAなどの才能を抱えながら復刻ワークまで幅広く手掛けてきた実験電子音楽/ミニマルの名レーベル〈MÉTRON RECORDS〉注目新作が到着!アカデミックな見地から、レコーディングからスコア制作まで音楽を深く探求してきたESS WHITELEYのニューアルバム。これまでもエコフューチャリズムにも影響を受けたサウンドを披露してきましたが、今回は菌類が土壌に張り巡らせる菌糸体ネットワークをコンセプトに制作。神秘的なマリンバロールとエレクトロニクスがポリリズミカルに交錯する「Interspecies Magicians」(sample1)や、ケルティックなエッセンスを感じる電子アコースティック実験フォルクロー ...もっと読む (Akie)レ「Whispered Messages in Tapestried Field of Fluid Motion」(sample2)など。音と音の精巧な掛け合い、躍動していく展開、菌糸体の広がりを音で視覚的にも見せるような作品。 (Akie)
Track List
- 12inch
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- New Release
Yu Su
Foundry / Bonita
Short Span
- Cat No.: SHORT7
- 2025-11-28
トレードマークである立体感が更に進化。ミニマルテクノのフォーマットを変幻自在に組み替えたレフトフィールドダンスの誕生!〈MUSIC FROM MEMORY〉〈PPU〉〈TECHNICOLOUR〉など数々の人気レーベルを舞台にジャンルを神秘的に複合した名作を生み出してきた才人YU SU新作。太いボトムとミステリアスなフレーズ、テクスチャが渦巻く、奥行きの形成。
現行屈指の実験音楽アカデミック処〈MANA〉運営に携わったMATTHEW KENTが創設。これまでもSA PAやMAMMOなどの音職人を抱える〈SHORT SPAN〉にオルタナティブの申し子YU SUが登場!ダウンテンポ、ミニマル、テクノの要素を掘り下げたダンス志向の新作です。ミッドテンポ、ブギーハウスの妖しい速度で闊歩するビートにミステリアスなシンセフレーズが渦巻くレフトフィールドテクノ「Foundry」(sample1)。刺すハイエンドとアンビエンス、テクスチャに拘り空間に奥行きを持たせたグリッチィな「Bonita」(sample2)のダブルサイダー。 (Akie)
Track List
- 12inch
- Recommended
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Eduardo De La Calle
Leclerc EP
Assemble Music
- Cat No.: AS-30
- 2025-11-26
音世界を錯乱させる危険なエレピフレーズ、、ジャズからインスピレーションを鮮烈に発色させたレフトフィールドテクノ!自身の〈ANALOG SOLUTIONS〉を拠点に〈MENTAL GROOVE〉〈PLANET E〉などの名門からリリース、90年代から現在まで止まることなくスパニッシュテクノシーンを牽引してきたEDUARDO DE LA CALLE新作。
ST JOSEPHやVERA、VOIGTMANN、STL、AUBREYまで抱えてきたリスボンのミニマル名門〈ASSEMBLE MUSIC〉が久しぶりの新カタログ!ミニマルに刻むビートとシンセリフレイン、不意に差し込むエレピにグラッとしてしまう「Torre Egger」(sample1)が危なすぎる。コズミックなアシッドマシンファンク「Mount Robson」(sample2)など、テクノとエレクトロに強いジャズの影響を融合させ、デトロイトへの明確な敬意を表した上3曲を収録。おすすめ。 (Akie)
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Natural Information Society
Since Time Is Gravity
Aguirre
- Cat No.: ZORN99
- 2025-11-24
リプレス!中核メンバーに加え、シカゴのレジェンドテナー奏者ARI BROWN、打楽器奏者HAMID DRAKEら豪華客演を迎えて開拓するエクスタティックミニマリズム新領域。JOSHUA ABRAMS率いるNATURAL INFORMATION SOCIETYの2023年傑作。ギンブリ/ハンドドラムを核としたリズムセクション、反復ミニマルな音のキャンバスにサックスがサイケデリックな筆跡を残す。ビッグバンド形式からこそ見えるオーガニックトランスの向こう側。
新作アルバム「Perseverance Flow」(2025)に合わせての名作がリプレス!TORTOISE、THRILL JOCKEY周辺からTHE ROOTSに至る様々なプロジェクトで、シカゴ実験音響/即興音楽シーンに寄与してきた作曲家・ベーシスト・即興演奏家JOSHUA ABRAMSのNATURAL INFORMATION SOCIETY。楽曲によっては10人ものプレイヤーが参加した拡張アプローチの一枚「Since Time Is Gravity」。6本のホルンによるコーラスやHAMID DRAKEにより多種打楽器セクション、そしてARI BROWNの咆哮のような即興演奏が加わることで、シグネチャーのループトランスに違った厚み、音の層が生み出された革新的作品。 (Akie)
Track List
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Natural Information Society with Evan Parker
Descension (Out of Our Constrictions)
Aguirre
- Cat No.: ZORN74
- 2025-11-24
リプレス!フリーインプロヴィゼーション巨匠サックス奏者EVAN PARKERとのセットを収録した初のライブレコーディング作品。JOSHUA ABRAMS率いるNATURAL INFORMATION SOCIETYの2024年作品。即興と作曲の間の創造的緊張感、複雑な反復セクションとソプラノサックスの自由な表現、互いを意識しながら脈動するエクスタティックミニマリズム。
新作アルバム「Perseverance Flow」(2025)に合わせての名作がリプレス!TORTOISE、THRILL JOCKEY周辺からTHE ROOTSに至る様々なプロジェクトで、シカゴ実験音響/即興音楽シーンに寄与してきた作曲家・ベーシスト・即興演奏家JOSHUA ABRAMSのNATURAL INFORMATION SOCIETY。重要ベニュー、ロンドン”Cafe OTO”での75分間のパフォーマンスをエアも混ぜ録音・収録したライブアルバム傑作。反復しながら明確な意図を持って複雑に変化するリズム、その変化に集中しながら対応するベテランEVAN PARKERの悠々としたソプラノサックス演奏。それぞれのパートが互いに補強し合い、音楽は高みへと昇っていくイメージ。現場に緊張感が漏れなく伝わる凄まじい作品です。推薦! (Akie)
Track List
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Richard Youngs
Modern Sorrow
Black Truffle
- Cat No.: Black Truffle 101
- 2025-11-21
ピアノ・サンプル音とサンプリング・ヴォイス、自身の歌声をロボティックヴォイスにビブラート変調、合成ベース音とオルガンのうねり、シンプルなエレクトロニック・リズムのみによるRichard Youngならではのミニマリズム詩情あふれるソウルフル傑作の誕生。from Black Truffle。
その存在自体がどこか神々しい領域にまで達しようとしているアヴァンギャルド・アンダーグラウンド・フォーク重要人物レジェンドRichard Youngs新作が再びBlack Truffleからリリースされた。
BPM79、どこか中近東の旋律にも聞こえてくるイマジナリー17分19秒にわたりゆっくりと展開するSide-A「Modern Sorrow」(sample1)、BPM77、より静謐なる祈りにも似たメディテーショナルな19分7秒、Side-B「Benevolence Ⅰ+Ⅱ」(sample2)も美しすぎる。Side-A「Modern Sorrow」リズムの打ち込みはほのかにSpoonin Rapをも思い出させてくれるかのような渋みにもグッとくる。ロバート・ワイアットの世界観とも通じるような神々の領域を彷徨い漂う名作。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
Track List
- Cassette
- Recommended =
- New Release
Awkward Corners
A book of imaginary beings
Shapes of Rhythm
- Cat No.: SOR024
- 2025-11-20
2021年にリリースされたデビューアルバム「Dislocation Songs」も素晴らしかったドラム/パーカッション奏者にして、DJ、Paradise Bangkokキュレーター/ライターでもあるパキスタン・イスラマバード出身AWKWARD CORNERSことChris Menistによる4作目となる新作「A book of imaginary being」がフィジカルは限定カセット・オンリーでリリース!ドリーミー夢見心地ふわふわオーガニック・エレクトロニカ・パーカッシヴ・ミニマル・グルーヴ極上作。
サウンドを徹底的に削ぎ落として、空間と隙間を活かしたオーガニック・エレクトロニック・ダウンテンポでメディテーショナル・アンビエントな心地よさに満ち溢れたスロートライバル・パーカッシヴ・グルーヴ・エレクトロニカ探求作!!!ボルヘスの短編小説からインスピレーションを得て制作された14トラックを収録。くぐもったカセットテープの音質との相性が秀逸に美しく、ふわふわ浮遊感と共に心と体にゆったりとやさしく浸透する。Shapes of Rhythmからのリリース。今作も素晴らしい。 (コンピューマ)
Track List
- 12inch
- Recommended
- Back In
Playin' 4 The City
Backfire EP (remastered)
Plastik People
- Cat No.: PPR 07R
- 2025-11-18
今年1月に惜しくもこの世を去ってしまったフランスのDJでありプロデューサーOLIVIER PORTALが、PLAYIN' 4 THE CITY名義で2002年に発表したマスターピース「Backshop EP」に新録一曲を追加した復刻盤がリマスタリング&リプレス!スウィング感に満ちたファンクベースに、甘くエアリーなコードが柔らかく重なる孤高のディープハウスカット。
90年代から活動を続け、DJ DEEPらレジェンドアクトとも繋がりながらパリのアンダーグラウンドハウスシーンを司ってきたOLIVIER PORTAL。今年65歳という若さでこの世を去ってしまった彼の偉業を讃えるべく人気の高い20215年復刻盤をリマスタリングを施しリプレス!復刻盤に初収録された「Minor Track」(sample1)は甘美なコードと存在感浮き出るファンクベースの絡みが堪らないハウスウェポン。低重心メロディックなラインを描くベースが危険なミニマルでディープ「Backside」(sample2)も最高におすすめ、この機会に是非。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Natural Information Society
Perseverance Flow
Aguirre
- Cat No.: ZORN119
- 2025-11-14
JOSHUA ABRAMS率いるNATURAL INFORMATION SOCIETY、コアメンバーでの37分に及ぶ演奏を収めた最新アルバム「Perseverance Flow」が到着しました!ニ音で繰り返されるハーモニウムとバスクラリネット、聴き手の無意識を狙うような滑らかな変化と調整。ひとつのリフを顕微鏡で覗き続けるような重奏、エクスタティックミニマリズムとオーガニックトランスの傑作がまた生まれました。
TORTOISE、THRILL JOCKEY周辺からTHE ROOTSに至る様々なプロジェクトで、シカゴ実験音響/即興音楽シーンに寄与してきた作曲家・ベーシスト・即興演奏家JOSHUA ABRAMSのNATURAL INFORMATION SOCIETY。BITCHIN BAJASやEVAN PARKERとのコラボレーションを経て、ハーモニウム、バスクラ、ドラム、グンブリのコア編成に回帰。ひたすらに繰り返されるハーモニウムとクラリネットの2音リフ、グンブリ。楽譜に織り込まれた、音色の微調整やリズムの反転の滑らかな変化。世界を広げていくorカタルシスではなく、時間を停止させて一つのテーマに潜り込み絶え間なくループしていくイメージ。年間ベストにも入れたい一枚です。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Poor Isa + Evan Parker/Ingar Zach
Poor Isa + Evan Parker/Ingar Zach
Aspen Edities
- Cat No.: AE023
- 2025-11-13
ベルギーのバンジョー奏者デュオPOOR ISA、即興音楽の巨匠サックス奏者EVAN PARKER、パーカッショニストINGAR ZACHによるコラボレーションアルバム!リュートのように繊細な響きを有したプリペアドバンジョーとサックス。楽曲にダイナミクス付与する躍動の打楽器演奏。それぞれのインスツルメントが対話的プロセスで共鳴してます。内省からエネルギッシュまで網羅し、即興音楽の領域を拡大。
プリペアドバンジョーの使用とミニマル探求を軸に、伝統と実験を折衷するアプローチを行ってきたバンジョーユニットPOOR ISA(RUBEN MACHTELINCKXとFREDERIK LEROUX)が、欧州フリーインプロヴィゼーションの立役者/サキソフォニストEVAN PARKER、そしてノルウェーの打楽器奏者INGAR ZACHを迎えて制作。プリペアドバンジョー、ソプラノとテナーのサックス2種、振動スピーカーを導入したパーカッションという構成で共鳴。バンジョーを打楽器のように使用しリードのハーモニーを探索した「Clearing」から、ダイナミックなミニマルループ演奏で共鳴を探る「Two Way」(sample1)まで、柔軟な枠組みを提供。 (Akie)
Track List
- 7inch
- Recommended
- Back In
Occidental White
Progress Through Research
Onderstroom Records
- Cat No.: OS30
- 2025-11-11
これは面白い!ほぼ録音が残っていないフロムブリュッセルのOCCIDENTAL WHITEの貴重な82年レコーディング。インダストリアルとポップがとてもセンスよく融合されていて音楽的にも素晴らしいです!
82年に〈ST GERMAIN RECORDS〉からリリースされたシンセポップコンピレーション「Walkin' After Midnight」に収録されている2曲を7インチに収録したものがこちらになります。OCCIDENTAL WHITEはその他のリリース情報は無い知られざるバンドですが、〈SUB ROSA〉の創設者の一人であるFRÉDÉRIC WALHEERAもメンバーにいるという事でこのセンスの良さに少し納得。A面なんてボーカルとバッキングのシンセを外せば超かっこいいミニマルインダストリアルトラックで、そうは言いつつもボーカルがさらに曲の良さを引き立てていて素晴らしいバランスです! (日野)
- 2LP+DL
- Recommended =
- New Release
Efdemin
Poly
Ostgut Ton
- Cat No.: Ostgut LP 38
- 2025-11-06
ベルリンのミニマル/テクノ/アンビエントハウス鬼才EFDEMINことPhillip Sollmannによる6年ぶり待望ニューアルバム「Poly」がOstgust Tonからリリースされた!!いやはや待った甲斐がありました!エレクトロニック・ダンスミュージックとテクノミニマル、アンビエント、現代音楽、実験音楽エクスペリメンタル・アヴァンギャルドの歴史と現在、未来を繋げる唯一無二圧巻のエレガントな音世界が広がる意欲作にしてトリップサウンズ傑作が誕生している。
今作「Poly」はタイトル通り、リズム、テクスチャー、スタイル、そして、エモーションの多様性を探求する、緻密にじっくりと構築されたテクスチャーが、テクノの起源に敬意を払いながらも未到の領域へ踏み込みながら多次元的な音響空間をデザイン配置しながら音響探求された11トラックによって構成されている。
神秘的サウンドスケープ、様々な領域や音風景を夢幻的に行き来する夢見心地な60分。アルバムカバーには、著名なドイツ人アーティスト、Isa Genzkenの人間の耳を捉えた深い聴取のメタファーとして機能する印象的な写真が使用されている。美しいジャケットアートワーク装丁フィジカル見事な逸品。レコメンドとさせていただきます。2LP+Download Code 付き。 (コンピューマ)
Track List
- 12inch
- Recommended =
- New Release
Skudge
Meadow
Different Times
- Cat No.: DIFF006
- 2025-11-03
KONRAD WEHRMEISTERリミックス!デトロイト志向な16ビートと循環コード。程よく効果するFXの揺らぎとストイックなグルーヴに嵌められるミニマルテクノ。GUSTAF WALLNERSTROM離脱後、ELIAS LANDBERGソロワークとして深くテクノを探求してきたストックホルムアンダーグラウンドSKUDGEの新作。独ミュンヘン拠点バイナルオンリーレーベル〈DIFFERENT TIMES〉から。
SAMO DJとのFOUR LEGSではTTTからリリース、SKUDGEとして〈ECHOCORD〉〈NONPLUS〉〈DEKMANTEL〉に参加し、2016年のソロ移行後もディープテクノを研磨してきたELIAS LANDBERG。シグネチャーでもある跳ねた低音を駆使、デトロイトな16分とシンセループでミニマルに進行する「Meadow」(sample1)、程よくエコーのかかった上音で空間性を生み出すダブテック「Break2」(sample2)がおすすめ。リミキサーはKONRAD WEHRMEISTER(Ilian Tape/Public Possession)。レコード特化の〈DIFFERENT TIMES〉一度逃すとなかなか手に入らないのでお探しの方はお見逃しなく。 (Akie)
Track List
- 12inch
- Recommended
- Back In
Gradient
Dub Contours
Outlaw
- Cat No.: OUT009
- 2025-10-23
インダストリアル立体空間美学もまろやかに炸裂するミニマル・ダブワイズ・テクノ/テックハウス、イタリア密かなる名レーベルOutlaw久しぶりの新作12インチ9番。
ロシア気鋭GRADIENTによる安定感伝わるエレクトロニック繊細緻密な構築美とストイック・ミニマリズム・ダブワイズ・テッキーな「Dub Contours」4章。ヴァイナルオンリーLTD300枚ハンドスタンプ・ホワイト盤12インチ。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Chito Kawachi
Chitotihc / Kula-Kura
Forest Jams
- Cat No.: FJLP-06
- 2025-10-23
国産エスノアンビエント傑作のひとつが遂にアナログ復刻。ジャパニーズロック黎明期から活動、ドラマー/パーカッショニストとしてのバックグラウンドを持ちながら民族音楽と実験音楽にも精通した音楽家・チト河内による、第四世界やプログレッシブの精神息づく前衛電子ポップ・アンビエントの秘宝。細野晴臣、松下誠も参加。
喜多嶋修や宝達奈巳の復刻も手掛けてきた、音楽愛溢れる発掘の名所〈FOREST JAMS〉による素晴らしい仕事が届いてます!兄は作曲家のクニ河内、ドラムパーカッションとしてトランザムにも参加していた音楽家チト河内が手がけたジャパニーズ・エスノ・エレクトロニック/アンビエント傑作「チトチック/クラクラ」がマニア歓喜の初のアナログ復刻です。ベースとして細野晴臣、ギターには松下誠も迎えたその豪華布陣でも知られ、CD媒体でのみ発表されたコレクターズアイテムとしての希少性も著名な作品。神秘性が滲んだエスノトライバリズム、ミニマルアンビエント、当時前衛だったニューエレクトロニックが交差する幽玄サウンドスケープ。トラックリストから全曲試聴できます。推薦! (Akie)
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
Repetition Repetition
Fit For Consequences: Original Recordings, 1984–1987
Freedom To Spend
- Cat No.: FTS031
- 2025-10-10
彼らの支持者であったHarold Buddも参加していながら当時ほとんど知られることのなかったという西海岸の桃源郷。1980年代半ばにロサンゼルスを拠点に活動していたRuben GarciaとSteve Catonによる"2人組エレクトリック・ミニマリスト・バンド”Repetition Repetition初のアーカイヴ音源集として、RVNG傘下〈Freedom To Spend〉によって出版されました。
1984年から1987年にかけて、自主リリースされた極少部数のカセット3本と、コンピレーションに収録された2曲の中から精選された音源が、リマスタリングを施され初のヴァイナル化。ソロでもHarold BuddやDaniel Lentzらとの共作を残す生粋のミニマル主義者Ruben Garciaと、パンク・バンドで活動し、後にTori Amosのバンドに加わったSteve Caton。対照的なふたりがPhilip GlassやSteve Reichの音楽に共鳴し生み出された数少なくも不可欠な作品群。コズミックなアート・ロックのミニマリズム/マキシマリズムを独自に融合させ、Terry Riley、Brian Eno、Steve Reichらの影響を明らかにさせながら地下の文脈で構築。14分に渡るメ ...もっと読む (足立)ビウスの輪のようなシンセサイクル「The Machinist」(sample1)や、眩暈のするようなミニマル「“Over & Over, Pt. 1」(sample2)などは特記。「過去の可能性が開く未来の世界」へのドリーム・マシン。今に繋がります。 (足立)
Track List
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いつにもまして低音のスッキリさせて跳ねあがるミニマルグルーヴ、フィラメントの如く微細に揺らぐパッドやヴォイス・サンプルを配置しながら、エモーショナルに滑り込んでくるベースライン・コードでふわりとリフトする”ON A BASS”、キーをふやして変貌したエキゾなメロディーラインや独特な質感のシンセループ、リズムワークで見事に纏め上げた”DREAMING PERFECT ZEBRAS”の2トラック!どちらもレコメンドです。