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Roberto Cacciapaglia
Sei Note In Logica
Superior Viaduct
- Cat No.: SV202
- 2025-05-28
イタリアン耽美なネオクラシカル室内楽、エンジェリック・エレクトロニカ電子音楽、アンビエント・コラージュ実験性、Komaktマナー・メランコリック気品の牧歌的テクノ・ミニマリズム叙情的素晴らしき音楽世界。組曲やソナタのようにデザインされてストーリーテリング秀逸に誘われる13トラックを収録。どこかThe Art Of Noise的アンビエント・コラージュ・センスな世界観も思い出させてくれる。トラックリストからもぜひ。 (コンピューマ)
Track List
デレク・ベイリーとのフリー・インプロヴィゼーションに始まり、コーネリアス・カーデュ、ジョン・ケージ、モートン・フェルドマンなど英米実験音楽の巨匠達の元で作曲を学んだ英国実験音楽を代表する作曲家Gavin Bryarsを代表する永遠のアンビエント古典マスターピース大名曲。
タイタニックが沈没するときに実際に演奏されていたという賛美歌を元に、悲劇へのレクイエムとして作曲されたもので、控えめな弦楽器と不確定な要素の集合体を通して、寂しくも不気味な乗客の体験を雄弁に再現した、デレク・ベイリー、マイケル・ナイマン、ジョン・ホワイトをフィーチャーした、6弦アンサンブルに様々な音が静謐にコラージされた、荘厳で哀しく美しく悲しい24分28秒の現代音楽アンビエントの金字塔。細野晴臣さんの祖父が日本人唯一の乗船者として乗船されていたというエピソードでも有名な1曲。荒廃したロンドンの様子を収めたドキュメンタリーでホームレスが口ずさんでいた宗教歌をテープループさせて静謐なるオーケストレーションをつけた空気の張り詰めた神々しくもどこか物悲しく切ない25分52秒の名曲「Jesus’ Blood Never Failed Me Yet 」(sample2)も永遠。 (コンピューマ)
Track List
彼の母親との思い出を丁寧に紡ぐかのようなクラシカル・コンテンポラリーとレゲエ&ダブ、ミニマリズム、電子音楽エレクトロニクス・サウンズ、アンビエントの狭間をゆらゆらと漂い彷徨う8トラック。絶妙な間合い。アルバム・ラストB5「Gnossine」では、彼の母が、サティの「Gnossine(グノシエンヌ)」を演奏した歪んだ録音素材も含めたアヴァンギャルディズム・ジャングル・トラックとなっている。
ドイツの電子音楽家、鬼才F. K. Raeithelによるブックラー、トランジスタ・マレットによって作り出されたユニーク・エレクトロニクス・リズム&サウンド研究作品「Dance With Uncertainty」も興味深くナイスリリースだった、ドイツ・ハンブルグ個性派・自身のレーベルsozialistischerplattenbauからのリリース。人気作につきレーベルでは既にほぼ完売となっております。 (コンピューマ)
Track List
イタリアの〈BLUME〉からのリイシューされた「Pipe Dreams」が当店でも反響を呼んだ、70年代からNYでミニマル作曲家として活動するMARY JANE LEACHが〈MODERN LOVE〉から二枚目のアルバム!1985年にバスフルートアンサンブルに向けて作曲された「8B4」の改訂版、1993年に9本のオーボエ演奏のために書かれた「Xantippe’s Rebuke」から、2020年作品「Charybdis」まで、現在から活動初期を遡り収録した作品集。基本的には1本は生演奏、その他はテープ録音をを組み合わせる手法。ユニゾンピッチから始まり、そこから構築される豊かなサウンド、それぞれの楽器の特性から自然発生する美しいトーン。 (Akie)
Track List
鳥やカエル、昆虫などの鳴き声、風に揺れる木や草の茂みの音、石や貝殻などを叩いた音など、様々な自然物から発せられる音を素材に、微細なエレクトロニクス加工、丁寧なプロセッシングを施して磨き作り上げられた静謐オーガニックなアンビエント・サウンドスケープ作品。仄かなに感じとれるバロックの気配も気品を感じさせてくれる。 (コンピューマ)
Track List
反復によるモアレとずれによる覚醒の圧倒的美学を確立した揺らぎのマトリックス金字塔、催眠的ミニマリズム記念碑。元祖テクノ。見開きゲートフォルドジャケ、高音質高音圧のアナログ盤。2015年アナログ化がなされるも長らく廃盤入手困難となっておりましたが7年ぶりに嬉しいリプレスが成された。祝再入荷。
Morton Subotnick電子音楽名盤「Silver Apples of the Moon」「The Wild Bull」の丁寧なアナログ・リイシューでも知られるドイツKARLRECORDSからの名仕事。 (コンピューマ)
ロシア、サンクトペテルブルク帝国音楽院で訓練を受けた天才ヴァイオリニストだったクララ・ロックモアが、ロシア革命によってアメリカNYへ家族と共に亡命、そこで、現存する最初の電子楽器テルミンを発明したレオ・テルミン博士と出会うことで愛弟子、恋人となりテルミン演奏の第一人者となり、開発にも関わり、そのテルミンを通じて、それに触れることなく人間の精神性、深い感情までもをチャネリングしながら演奏することで電子音でありながらもアコースティックで人間的あたたかみも感じさせてくれるスピリチュアル摩訶不思議メディテーショナル豊かな音楽を奏で、世界中の群衆を驚かせた。これはその録音物としての貴重な記録。憂いと品格。クララ・ロックモアの芸術は、空気、電気、人間の優しさ、感情の構成が融合したほろ苦い瞬間に富み、時代を超えた新しいものを生み出している。
Timothy Stollenwerkによる入念なリマスター。オリジナル・ゲートフォールド・アートワークを再現した12×24両面ポスター付き。オールドスクール・チップオン厚紙ジャケット仕様。160g重量盤LP。デロス・インターナショナルとナディア・ライゼンバーグ/クララ・ロックモア財団から公式ライセンスによるMississippi Recordsの丁寧な名仕事。 (コンピューマ)
Track List
BBC1、NTS Radio、The Wire Magazineなど数多くのメディアがその才能を取り上げるLAILA SAKINIが、ANDY STOTTやDEMDIKE STAREのホームレーベルである名門〈MODERN LOVE〉にエントリー!高校/アマチュア演劇からインスピレショーンを得て制作された今作は、起承転結を感じるおとぎ話の世界観を表現。ピアノとリコーダーの二重奏のボーカルが囁く「The Light That Flickers In The Mirror」など、ピアノ、ヴァイオリン、グロッケンシュピール、ティンバレス、リコーダー全てを自らで操り作り上げたメランコリックなサウンドアート。 (Akie)
Track List
アップライトピアノだけでなく、グランドピアノやプロフェット08、ローランドのキーボードも使用した、何年も演奏されているお気に入りの楽曲をリ・アレンジしたもの。静謐モダン・クラシカルなスピリチュアル・ピアノ作。実験的ピアノ・ループによるA1「Hawaii Oslo」(sample1)から世界に惹き込まれる。長年のコラボレーターであるMateusz Miszczyńskiが撮影、Agata Dankowskaが録音、Piotr Wieczorekによるミックス、ベルリンのZino Mikoreyがマスタリングを担当。 (コンピューマ)
Track List
ジャズ系ギタリストの貴水玲央の作品。モノ・フォンタナ/スピネッタらの70`sジャズ・ロック/南米マジカルフュージョンの質感、または濱瀬元彦らのクラシカル/ニューエイジ解釈の日本人らしい意匠を凝らしたジャズといった趣で個人的にもツボすぎる。はたまたドビュッシーみたいなマジカルな19世紀音楽の現代盤?海外のレーベルからの日本人コンポーザーの発掘で思わぬ発見があったりしますがこれも好例。うつくしすぎる。ネオ・クラシカル?100年前か、100年後かわからない音楽ですが兎に角推薦であります。って今GONNO氏からの情報で、本盤はBEN UFOにもチェックされているとか。 (Shhhhh)
Track List
アップライトピアノだけでなく、グランドピアノやプロフェット08、ローランドのキーボードも使用した、何年も演奏されているお気に入りの楽曲をリ・アレンジしたもの。静謐モダン・クラシカルなスピリチュアル・ピアノ作。実験的ピアノ・ループによるA1「Hawaii Oslo」(sample1)から世界に惹き込まれる。長年のコラボレーターであるMateusz Miszczyńskiが撮影、Agata Dankowskaが録音、Piotr Wieczorekによるミックス、ベルリンのZino Mikoreyがマスタリングを担当。 (コンピューマ)
Track List
Matthew Halsall主宰のGONDWANA RECORDSからリリースされたポーランド出身、ロシアとベルリンを行き来しながら活動するピアニスト、ハニャ・ラニ2020年のアルバム。来日時にふれた茶道に影響され〈物事が自然のままの状態であり、何の影響も受けていないこと〉という英語の説明文が添えられていた「天然」という言葉をタイトルにした曲、エレクトロニクスを導入し、自身のヴォーカルや、ベーシスト、ドラムをフィーチャリングした曲も。Nils FrahmやÓlafur Arnaldsも手掛けた技師Zino Mikoreyがマスタリング。見開きスリーヴ2LP、ダウンロードコード付き。 (サイトウ)
Track List
アーチスト、GOGO PENGUINによる彼らの魅力が全開の2曲、クラシカル・ミニマルなピアノ旋律に情熱的ドラミング・ブレイクビーツなSide-A「Garden Dog Barbecue 」(sample1)、彼らならではの至福グルーヴSide-B「Hopopono 」(sample2)を収録。 (コンピューマ)
Track List
アンビエントテクノの巨匠BIOSPHERE、ゲイル・イェンセンが、ベートーヴェンの「 弦楽四重奏曲 第14番」をベースにしたアルバムをリリース。ノルウェーコンテンポラリーダンス・カンパニー、Ingun BjØRnsgaard Prosjektのために2019年に制作したものを元にアルバムに仕上げた作品。 (サイトウ)
Track List
2011年米「フォーブス」が選ぶ「世界を変えた30歳未満の30人」にも選出された写真家のエリック・マディガン・ヘックと、 Will & Ink、Bobby Donny主宰のスティーブ・メンシック FRITS WENTINK のコラボレーション。デレク・ジャーマン監督作品の諸作で登場し、「オルランド」、「ナルニア国物語」の白い魔女、近年では「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」等々のジム・ジャームッシュ監督作から、「サスピリア」リメイク等々、なんと女優ティルダ・スウィントンが参加してます。制作期間中に母親が他界したことが大きく影響をしているというエリック・マディガン・ヘック、喪失感と希望をテーマに、彼の作品からサウンドをイメージ。FRITS WENTINKの音、ティルダ・スウィントンの言葉でのナビゲート。現代的シャーマニック、サイケデリックともいえうるような聖の音楽。ゲストアーチストによるデシタルオンリーのリミックスを添付してます。ホワイトバイナル、見開きスリーヴのアートワークと 40ページのフォトブックレット。 (サイトウ)
Track List
1956年のブルースOne String Samから、1957年La Monte Young、1957年のクラシック・ワーグナー、チベット密教、1959年のスチールギターSanto & Johnny、Bo Diddley、Howlin’ Wolf、Miles Davis、1960年のクラシック・ハイドンまで20曲をDisc-2に収録したThe Roots Of Droneコンピレーション2枚組CD。最高です。 (コンピューマ)
今作はなんとプロデューサーFRANCO BATTIATOに迎えたイタリア人デュオによるアルバムです。クラシックピアノの奏者であるMICHELE FEDRIGOTTIとDANILO LORENZINIはスタジオミュージシャンとして他の人の作品に参加する事がほとんどでしたが、70年代から80年代にかけてBATTIATO関連のものに広く参加。GIUSTO PIOの名盤Motore Immobileでも演奏しているようです。ほぼオルガン、ピアノのみの演奏で、瞑想的な持続音と残響音が印象的な曲や、オルガンの神々しい圧倒的な曲などバリエーションに富んだアルバム。ほんとに素晴らしいです。 (日野)
オリジナルは91年のCDリリース。ほぼピアノだけではありますが表現の幅が広く、身を任せてじっくりと音の中に入り込むことができる作品。それぞれの曲にストーリーがあるかのような構成で、多幸感溢れるものやエモーションが染みる感動的な曲などなど2LPの中にたっぷりと収録されています。そしてラストのD面はピアノとシンセを重ねた45回転長尺曲(tracklistから試聴可能)。ROEDELIUSの精神世界に入っていく深みのある素晴らしい作品です。 (日野)
シンガー、ダンサー、パフォーマーなどの顔を持つMARCO DALPANEと、ダンス作品や映画などの作曲を行うピアニスト/作曲家のTIZIANO POPOLIの二人によって制作されたScorie。時間をかけてゆっくりと構築して音数を増やしていくミニマルな展開。スティーブライヒやフィリップグラスから影響を受けたような部分もあり、アカデミックに作られながらも固くなりすぎず少し頭を柔らかくして作られているのが良い。B1(sample1)は特に素晴らしく、展開の驚き、感動があるのでサンプル音源フルで聴いてみてほしいです。やはり80年代のイタリアのミニマル/アバンギャルドな作曲家たちは本当に素晴らしい。イタリアのレーベル〈SOAVE〉はレーベル買い必須です!こちらも大推薦! (日野)
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フランコ・バッティアート、ジュスト・ピオ、リノ・カプラ・ヴァチーナ、フランチェスコ・メッシーナなどと共に、1970年代のミラノのアヴァンギャルド・シーンを代表する重要人物の一人であり、音楽院で学んだ後、RAIのStudio of Musical Phonology(ドイツのNDR/WDR、フランスのGRM/IRCAM、BBCラジオフォニック・ワークショップに似た電子音楽研究所)で働いていた、イタリアの作曲家、ピアニストRoberto Cacciapaglia(ロベルト・カッチャバーリア)による1979年にリリースされた彼にとってのセカンドアルバムにして傑作「Sei Note In Logica」がUS名門Superior ViaductよりLPリイシュー。スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス、テリー・ライリー、ムーンドッグらの巨匠によるアカデミックでアウトサイダーなミニマル・クラシックスにも負けず劣らず、室内楽的オーケストラ・アンサンブルとヴォイス&コーラス、コンピューター電子音による牧歌的なミニマルの調べ。エバーグリーンな異彩を放っている奇跡の名作。彼の同時期に制作されたフューチャリスティックなテクノ・ポップ名盤「The Ann Steel Album」のメインヴォーカルにして主人公Ann Steelも何気にコーラスで参加しているのもうれしいですね。今作もジャケットのアートワークも秀逸で美しい。ジム・オルークはじめ多くのアーチスト達に影響を与え続けているマスターピース。 (コンピューマ)