深海宇宙へ深く深くズブリズブリと潜っていくかのような、テクノ・エクスペリメンタルも通過した、ディープ&ドープでモノクローム・メディテーショナルなアトモスフェリック・ルーツ&ダブワイズ気品。Bob Marly名曲「Sun Is Shining」カヴァーも静謐秀逸。音質音圧もバッチリ。全9トラック。 (コンピューマ)
リリース毎に幅広いジャンルのフォロワーを獲得し話題になっているトロント拠点のニューエイジダブポップ専科〈SPIRITUAL WORLD〉による素晴らしい復刻仕事が到着!英国フリーフェスティバルやレイヴカルチャー黎明の草分け的存在の実験バンドプロジェクトTHE ULLULATORS、彼らの40年にわたるアーカイブから選りすぐった2曲をカプリングし復刻。1986年のテープ作品『Beyond the Gates of Ull』に収録された「Simply Conscious Dub」(sample1)。過激なダブエフェクトと重厚ベース、シャッフルドラムやボーカルもサイケに散布するダブトリップ。1985年のカセット『Share A Calm With The Ullulators』に収録された「Ete...もっと読む (Akie)rnal Now」(sample2)はコスミッシェの影響感じる一曲。E2-E4も彷彿とするループの魔術とスケール、ミニマル構造。 (Akie)
ショーン・ペン監督によって映画化、アカデミー賞にもノミネートされた、”アラスカの荒野を一人で歩き、命を落としたアメリカ人青年、クリス・マッキャンドレスの物語”、ジャーナリスト/作家/登山家ジョン・クラカワーによるノンフィクション作品「Into the Wild(荒野へ)」にインスパイアされた音響作品。BIOSPHEREの真髄的手腕に魅了される静謐イマジナリーなエレクトロニクス/フィールドレコーディング・ミニマリズム・ダビー・アンビエントな精神的な安らぎを与えてくれる傑作。2LP全17トラック。 (コンピューマ)
約3〜5分のエレクトロアコースティックなアンビエントトラックと、短尺のリズムの実験スケッチが交互に現れる構成のアルバム。虫の声や水の音からパーカッションまで、フィールド録音かと思うと人工的に模したものであったり、合成音のように聴こえるものがフィールド音であったり。また人為的に模したものかと思うとそうではなかったり。有機音と無機音が互いに模倣し合い、遊ぶように編み込まれたユニークな逸品。虚実不明の、温かくミニマルで濃密なポリリズムによって深いところで揺さぶられる幻惑の音楽。やはりこの人面白いです。マスターはGiuseppe Ielasi。アートワークはMorgan Cuinet。グラフィックデザインにDmytro Nikolaienkoという納得の顔ぶれ。DLコード付き。 (足立)