ベルギーのアヴァンギャルド老舗名門〈SUB ROSA〉より。アジアの神話地理学において不可欠な役割を果たしてきた銅鑼(ゴング)、長年研究・音源化をしてきた異なる民族による伝統的なゴング音楽を記録するフィールドレコーディング・プロジェクト”Massif And Archipelago”がレコード化!和音を交互に使用するリズミカルな線形技法ホケットなどの技法で、時間軸と共に広がるメロディ、歌唱そして反復の催眠。シンプルながらもミステリアスで包み込むような音楽。 (Akie)
Track List
Massif (Mainland Southeast Asia)
1-1. EDE - Hail
1-2. CHAM HROL - Celebrating The Festival
1-3. MA /PUNONG - Funeral Music
1-4. JARAL - Buffalo Sacrifice
1-5. MA - Kids Routine After School
1-6. COHO - Duet Gongs
1-7. CHURU - Funeral Music
1-8. EDE - Ghet Khil
1-9. PUNONG - Offering To The Spirits
1-10. MA - Sre Don
1-11. JARAL HO GRONG - Preparation For The Buffalo Sacrifice
1-12. BAHNAR - Chasing Birds To Protect The Rice Fields
1-13. M\'NONG PRANG - Cutting The Bamboo
1-14. EDE BIH - Song For A Dead Man
1-15. MNONG - Harvesting
1-16. SE DANG - Funeral Music
1-17. TAMPUAN - Harvesting
1-18. JARAI - Buffalo Sacrifice
1-19. TAMPUAN - Melody For Funeral Music By Mouth
1-20. EDE BIH - Threshing
1-21. EDE - Hail
1-21. EDE - Archipelago (Maritime Southeast Asia)
2-1. ISNEG - Rooster Dance
2-2. SUMBA - Music For Funeral Ceremony
2-3. LAMAHOLOT - Hedung Dance
2-4. KENYAH - Gong Music Ensemble
2-5. IBAN - Manang Sirang Ritual
2-6. SUMBA - Tau Todu (Welcome Song)
2-7. LAMAHOLOT - Soka Dance (Beitoken)
2-8. IFUGAO - Harvesting (Pagaddot)
2-9. KALINGA - Tadok
2-10. SUMBA - Harvesting (Kandingngang)
2-11. IGOROT - Eagle Dance (Turayan)
2-12. LAMAHOLOT - Cole Oha Ritual
2-13. BISSU PRIEST - Ritual For Calling Back Spirits
REINHOLD WEBERは元々クラシックの12音技法という厳格な作曲を行っていたが、1970年頃からは電子音楽に傾倒。こちらは電子音楽と出会った衝動をそのまま収録したような1stアルバム「Elektronische Musik (1968-70)」と2ndアルバム「Elektronische + Phonetische Kompositionen(1973-74)」をまとめた作品となります。1枚目は朗読を中心に構成された長尺「Schöpfung」と、いくつかのオシレーターのシーケンスをエコーでひたすら飛ばし続ける「Musica Mundana」の2曲を収録。2枚目は比較的短い曲群で構成されており、ところどころでユーモアも感じられる親しみやすさを持っています。もしかするときっちり作曲されているのかもしれませんが、衝動的に電子音を楽しんでいるように感じられる良さを感じられます。 (日野)
Track List
Elektronische Musik (1968-70)
A. Schöpfung (Part 1)
21:49
B1. Schöpfung (Part 2)
4:04
B2. Musica Mundana, 1969
15:14
B2. Elektronische Und Phonetische Kompositionen (1973-74)
15:14
C1. Phönix4000 (2nd Version)
11:34
C2. Kosmische Vision II (Cosmic Vision II)
6:35
C3. Kleines Requiem Zum Gedenken Der Toten Des 2. Weltkrieges (Little Requiem To Commemorate The Victims Of World War II)
4:57
D1. Protuberanzen (Protuberances, 2nd Version)
5:00
D2. Rauschetüde (Noise Etude)
4:16
D3. Missa Fonetica (Für Eine Elektronisch Verfremdete Stimme) - MIssa Fonetica (For An Electronically Transformed Voice, 1973)
現行のエレクトロニックミュージックと敢えて逆行するかのような音色だったり派手さを控えた静けさですが、欲しいところにちょうど良い電子音が入ってくる絶妙さがあります。全4曲となるアルバムで、質感も全体を通してテープのような丸みを持つ方向性で、それがとてもしっくりくる。因みにTOBIAS GREWENIGは当店で人気のThe Knob, The Finger & The Itのメンバーでもあります。 (日野)
ベルギーにおける電子音楽の父であり、シュトックハウゼンらと並ぶ初期電子音楽を代表するオリジナーター第一人者レジェンドのひとり、Henri Pousseurの1954-61年までの最初期の代表的名作群をセレクト&ヴァイナルオンリーのボーナス楽曲として20分にもおよぶ1972年の大作「Ex Dei In Machinam Memoria」を収録した2枚組アナログ盤。(電子音楽通信2016.04.08)
名門Sub Rosaから1965年、NYオールドスクール電子音楽の秘宝発掘。ワイルドスタイル。初期ベルベット・アンダーグラウンドのドラマーであり、La Monte Youngの永久音楽劇場のメンバーでもあった、ドローン・エクスペリメンタル電子音楽家パーカッショニスト詩人Angus Macliseの60年代中期から70年代にかけての貴重な記録。(電子音楽通信2014.12.27)
Tony Conrad、John Caleとの共作「Trance」「Two Speed Trance」「Four Speed Trance」も収録。サイケデリック前夜の非常に都会的で不良な、研ぎすまされた洗練された60年代USアバンギャルド電子音楽の最高峰。かっちょいい!!!彼の死後に発見されたテープからセレクトされた貴重な記録2CDからのセレクション・アナログ盤。祝!アナログ盤リプレス。 (コンピューマ)
Joris De Laet設立のSEM(Studio voor Experimentete Muziek)のメンバーであり、ベルギーの電子音楽黎明期の重要アーチストのひとりでもある。まろやかで幽玄ジェントル深淵なエレクトロニックの響きがじんわりとサイケデリックに深く浸透する、じっくりと向かい合いたい電子音楽秀作集。レーベルすでに在庫無し。廃盤。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
〈Sublime Frequencies〉に提供したアジア各地の少数民族の音楽を収集した「Ethnic Minority Music ..」シリーズで知られるLaurent Jeanneauによるカンボジア北東部の山岳農耕民族ジャライ族による葬儀の音楽のフィールド・レコーディング。2003年から2004年にかけて、「まだジャングルがゴムのプランテーションに取って代わられていない時期」の貴重な録音。ガムランの洗練とは、ちがったゴング・ミュージックの魅力。その場の空気感をそのまま封じ込めた録音の素晴らしさ。自身のアーチスト名をKink(ねじれた) GONG(銅鑼)と名付ける、GONGに魅せられた男の、「学術目的ではなく、冒険心が産んだ結果だ」という、先鋭ミュージシャンとしての感覚で収集した音源。ベルギー、名門、〈Sub Rosa〉からのリリース。 (サイトウ)