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Book Kankan Press(Vol.1)
Republique Du Mali
東京かんかん
- Cat No.:
- 2024-03-03
2010年にモンゴルのホーミーがユネスコの無形文化遺産に登録されたのを受け、そのレファレンスワークたるべく編まれたものとのことで、この伝統芸術を巡る多様性にも配慮しつつ、口琴やトブショール、馬頭琴、ヤトガ、オーケストラ、伝統楽器アンサンブル。そして、1950年代や60年代のアーカイバルな録音、ホーミーの現代的展開の背景ともなる都市の環境音/フィールドRECも収録。ロングボックス2枚組CDに全43トラック、1954年から2016年までの録音(28トラックは未発表)を収録時間150分以上にわたって集成。写真も綺麗です。ワールド・ミュージック名門BUDAからの贈り物。DONATO DOZZYも口琴でアルバム一枚作ってましたね・脳の奥底 / 記憶を刺激するこの音色は、ダンス・ミュージックリスナーにも瞑想アンビエントとして使えそうです。フロアでも試してみてっください。 (Shhhhh)
DAVID LEWISTONと並んでアジア、南米を中心に民族音楽のフィールド・レコーディングを行い、前衛音楽と同列にとらえられるような素晴らしいワールド・ミュージックの録音を残す、民族音楽のフィールド・レコーディング・アーチスト、ジェファ。SHHHHHや山辺氏も大好きなアーチストです。最新作品は韓国。朝鮮時代の氏族村の伝統を残す歴史の村、安東河回村と慶州良洞村での録音。中国とのつながりも見えるようなパーカッションとチャントによる演劇的なサウンド。そして独特のリズム感覚。このリズムの感覚は、西洋音楽ではありえないような不思議な感覚です。素晴らしい。中華文化に影響を受けたアジア諸国の中でも独特です。 (サイトウ)
sublime frequenciesやKing Gongもアジアもの連発してますがその辺とシンクロしてますね。はたまたOOIOO "GAMEL"や滞空時間にも繋がるエイジアン・フォーク・パラドックス。dope且つ面白いです。このシリーズ音もばっちりなんでフロア対応可、もちろんリスニングとしてもシネマティックな展開にトリップしてください。2CDのボリュームですがその価値アリ。 (Shhhhh)
台湾の人口の大半は漢民族ですが、それ以外にも50万人ほど原住民がいるそうで、その彼らの起源は5000年前に海を渡ってきたオーストロネシア人だと言われています。それぞれの民族は各々言語を持ち、殆どは東側の山岳に棲んでいたとのこと。お祝い事だけでなく、雨乞い、精霊との会話に用いられた原住民たちの声楽を集めたのがこちらのコンピレーションCD。アミ族、タイヤル族、ブヌン族、パイワン族、プユマ族、ルカイ族、タロコ族、ツォウ族、ヤミ族の9種族の声。そして口琴、太鼓、竹笛などの伴奏も。オーストロネシア語族はマダガスカルから東南アジアまで分布されるそうで、そのせいでしょうかアジアのフォルクローレというより、海の記憶の音楽というか、ニューカレドニアやインドネシアのそれと近い、殆ど一緒。と思ったらアイヌ音楽のような響きのものまで。位置は日本のお隣ですが、ここまで全く文脈が違う音楽があったとは驚き。個人的にも声楽は好きで世界中のを集めてますが、台湾だけでここまで豊潤なものがあるとは。曲名も"太古のラブソング"などロマンチックですなあ。一生聴きましょう。 (Shhhhh)
KINK GONGも幾度か取り上げたヴェトナムの中部高原の少数民族のGONG CULTUREをフィールド・レコーディング。少数民族に焦点を当てたフィールド・レコーディング・アーチストで写真家で映像も手がける日本人のEisuke Yanagisawa監修です。特にGONG ENSEMBLE OF KON KOTU VILLAGEの音源は、アジアの音楽の魅力の重要な鍵があるのではないかと思ってしまうような素晴らしさです。 (サイトウ)
推薦盤。JUZU aka MOOCHYが主宰するCROSSPOINTから、アイヌの伝統歌「ウポポ」を受け継ぐ女性グループ、マレウレウの7インチ。入荷しました。DUB AINU BANDでお馴染みのOKIさんがプロデュース。音響やリズムのユニークさ、ダブのマジックを交えながらアイヌ・フォークロアの幻想的な情景。宮沢賢治の童話の世界に紛れ込むようです。言葉は解らないのだけど、音の楽しさが伝播するような魔法のような一枚。名盤誕生。 (サイトウ)
JUZU aka MOOCHY主宰のCROSSPOINTからOKI DUB AINU BAND7インチ。アイヌのアイデンティティをダブやフリーロック的サウンドと融合させたドメスティック民族音楽! (サイトウ)
Track List
SUBLIME FREQUENCIESの57番としてCDで2010年にリリースされていた「Music of Xinjiang」が限定でアナログリリース。KINK GONGが中国政府による支配が続くトルコと中国西端の間に位置するシルクロードの街イリ・カザフを訪れ録音した音源。ウイグル族、カザフ族、モンゴル族ら少数民族の演奏で、ペルシャ、トルコの文化の色濃い、伝統民族楽器を使った演奏。KINK GONGらしい録音の素晴らしさもある名作です。 (サイトウ)
LAURENT JEANNEAUの民族音楽の録音の出発点となるタンザニアでの録音。歌と、ムビラ/親指ピアノ、弦楽器のような民族楽器ゼゼをベースにしたものなど。音質、質感の心地よさもLAURENT JEANNEAUならでは。〈SUBLIME FREQUENCIES〉の「Music Of tanzania」に収録されている録音もあります。 (サイトウ)
〈SUBLIME FREQUENCIES〉の「Ethnic Minority Music」シリーズに音源を提供し、〈DISCREPANT〉から、民族音楽とエレクトロニックをコラージュした作品もリリースしているKINK GONGことLAURENT JEANNEAUによる少数民族の音楽のフィールド・レコーディングをアーカイヴしたCDRをストックしました。ベトナム/ラオスのもっとも小規模の少数民族ブラオ族による音楽で、仏教や中国、元の時代の芸能等を背景に、アジアの各地で様々なヴァリーエーションを持つ、東南アジア音楽の主要な楽器GONG(銅鑼)を使った演奏。背後の自然の音や、会話、気配も録音したLAURENT JEANNEAUの録音も魅力です。 (サイトウ)
〈SUBLIME FREQUENCIES〉の「Ethnic Minority Music」シリーズに音源を提供し、〈DISCREPANT〉から、民族音楽とエレクトロニックをコラージュした作品もリリースしているKINK GONGことLAURENT JEANNEAUによる少数民族の音楽のフィールド・レコーディングをアーカイヴしたCDRをストックしました。眉を剃り、鮮やかな赤色の頭巾のようなものと、黒をベースにした民族衣装を身にまとうベトナム北部の山岳民族赤ザオ族。アカペラでの独唱や、拍をずらした輪唱のような歌。 (サイトウ)
アジア少数民族のフィールド・レコーデイングのスペシャリストで前衛電子音楽家でもあるLAURENT JEANNEAUのKINK GONG名義の新作アルバム、入荷しました!文化においても圧倒的な影響力をもっていた中国の影響をうけ、東南アジアの各地でも主要な楽器として受け継がれる「Gong」(ドラ)。「KINK GONG」とは、「ねじれた(奇妙な)銅鑼」の意。カンボジアやラオスの少数民族の独特のミニマリズムやリズム構造をもった演奏を、コンピュータープロセスした、快楽の周波数とコラージュのユニークさサイケデリック・メディテーショナル、幻想的情景的な音楽です。開かれる。 (サイトウ)
サブライム・フリークエンシーズのアジアの少数民族のフィールド・レコーデイング、シリーズ、当店でも自主リリースのCDを販売していたKINK GONGことLAURENT JEANNEAUによる録音。今回は、数年前に滞在していた南中国。ヴェトナム、ラオス、ミャンマーに接する南西部。YOSHIMIOのYUNNAN FREECOLOURでも紹介された雲南省の少数民族の民族楽器や伝承歌。一曲目「Hani Cryng Song」。HANIとはミャンマーに接するチベット民族の流れを汲む雲南の民族。5人の女性と2人の男性による「娘が結婚して遠くへいってしまう」と泣きながらに悲しみを表現する演劇的要素の強いポリフォーニーの歌で幕明けます。録音の質感も独特です。LAURENT JEANNEAU。この人の録音には個人的にもかなり影響受けました。今、最も刺激的な音との出会いの一つでしょう。今回も素晴らしすぎます。音楽の力。 (サイトウ)
Track List
エチオピアの少数民族を取り上げた「Staring Into The Sun」とハイチのブードゥーを追った「The Pierced Heart & The Machete」をSUBLIME FREQUENCIESからリリースしてきたOLIVIA WYATTの新しい映像作品。 アンダマン海、タイ、ミャンマーの近海で船上生活を送る海洋民族モーケン族のドキュメンタリー。鮮烈な色彩、水、光、音。海の中の神秘、自然、生活、後半は、トランス憑依的な儀式の映像も交え中ががら、生命にスポットを当て、生の美しさ熱烈さを捉える。OLIVIA WYATTらしい映像作品。必見です!!!フィールド・レコーディングも交えながらBITCHIN BAJASの音楽も素晴らしい。リージョン・フリーのDVD(英語字幕)とサウンドトラックのLPのセット。 (サイトウ)
ボルネオ島の1000人にもみたいない少数民族ダヤク族に伝わる、BENUAQと呼ばれる(魂)に関する信念体系にまつわる儀式「Kwangkay」の音楽、葬儀のための音や、深夜の自然界のフィールド・レコーディングなども交えながら〈SUBLIME FREQUENCIES〉らしいディープなアルバムになっています。ヴェトナムやアジアに滞在し、少数民族と彼らの楽器ゴングにまつわる研究と演奏を行なっているイタリアのVINCENZO DELLA RATTAが録音やテキストを手がけています。自然、アジア特有の文化、特に音楽と生活のなかの霊性。とても意味のあるレコードそうだと思えるので買ってじっくり聴く。ここ数年の重要な音楽との出会いは、少なからずSUBLIME FREQUENCIESによってもたらされています。 (サイトウ)
SUBLIME FREQUENCIESのアジアの少数民族の音楽を録音した「The Ethnic Minority Music of 」シリーズの録音、監修者でもあり、DISCREPANTからのアルバム「VOICES」も当店ベストセラーのフランスの音楽家KINK GONGことLAURENT JEANNEAU監修によるタンザニアの録音。親指ピアノとそのままフィールドの音を交えた奇跡のような音で幕開けます。霊的で超絶の身体感覚の音楽です。AFRICAN GEMSほど洗練されてはいないけど、人間の躍動です。すごい。今月はこれ推します。 (サイトウ)
生まれたての赤ん坊を蟻に食べさせる「精霊返し」や、DMTを含むヨポの粉末を鼻からの摂取、シャーマンの儀式などが取り上げられるなど、アマゾン先住民の神秘としてセンセーショナルな扱いをされてきたヤノマミ族のフィールド・レコーディング。ON-U周辺の仕事でもお馴染みの英国の実験音楽家DAVID TOOP教授が、78年にヤノマミのシャボノ(集落)を訪れ録音した記録。DAVID TOOPのレーベル〈QUARTZ PUBLICATIONS〉からリリースしたアルバムをSUB ROSAが再発。40ページにわたるブックレット付き。アナログはLAWRENCE ENGLISHが再編集、マスタリングを手掛けています。 (サイトウ)
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創業46年アフリカンアートのパイオニア的存在である、株式会社東京かんかんの代表・小川弘が長きに渡り収集した西アフリカに分布する少数民族の様々な民具。それを西アフリカの国ごと部族ごとに仕分けし、それぞれが持つ祭具や民具の用途や小話などを旅の道中に撮影した写真と合わせて説明した目にも楽しいビジュアルブックです。
第1弾はマリ共和国。ドゴン族の仮面舞踏やバンバラ族の儀礼についてなど現地のリアルな写真と共に分かりやすくまとめています。
口頭伝承で内密に受け継がれてきた祭礼のしきたりに沿って作られる、舞踏用の仮面の造形美や、まじないの意味が込められた彫刻付きの生活品などをまとめています。巻末にあるQRコードからストリーミング出来るDJ Shhhhh監修のマリ音源のみを集めたミクスチャーミュージックを聴きながら、現地の様相に思いふけってお楽しみください。