- BOOK + DJMIX
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- New Release
Book Kankan Press(vol.2)
Côte D'ivoire
東京かんかん
- Cat No.:
- 2025-05-08
創業46年アフリカンアートのパイオニア的存在である、株式会社東京かんかんの代表・小川弘が長きに渡り収集した西アフリカに分布する少数民族の様々な民具。それを西アフリカの国ごと部族ごとに仕分けし、それぞれが持つ祭具や民具の用途や小話などを旅の道中に撮影した写真と合わせて説明した目にも楽しいビジュアルブックです。
第1弾はマリ共和国。ドゴン族の仮面舞踏やバンバラ族の儀礼についてなど現地のリアルな写真と共に分かりやすくまとめています。
口頭伝承で内密に受け継がれてきた祭礼のしきたりに沿って作られる、舞踏用の仮面の造形美や、まじないの意味が込められた彫刻付きの生活品などをまとめています。巻末にあるQRコードからストリーミング出来るDJ Shhhhh監修のマリ音源のみを集めたミクスチャーミュージックを聴きながら、現地の様相に思いふけってお楽しみください。
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コートジボワールの音楽を一つのカテゴリーにまとめるにあたって最初悩みました。。現在のコートジボワールという国の枠組みは、19世紀後半からフランスによって作られ、1960年に独立した。それ以前からそこにあった音楽文化は、西アフリカ全体の流れの中で育まれてきたもの、決して”コートジボワール独自の民族音楽”と言い切れるものではない。
それを踏まえてこのMIXでは、コートジボワールの多様な民族音楽を調べ上げまとめてみました。この国には60を超える民族が暮らし、それぞれのリズムや楽器、旋律がある。例えば、バウレ族は精巧な木彫りの仮面(今回のブックにも写真が掲載されているはず)とともに、儀式や祭りで音楽を奏でる。セヌフォ族のバラフォン(木琴)は、どこか跳ねるような独特のリズムを持ち、ドゥンドゥンの太鼓と共鳴する。ボボ族の音楽は、仮面舞踊と切り離せない。それらの音源をまとめました。
タグバナ族には、グボフェと呼ばれる横吹きトランペットの伝統があるが、探しまくったが唯一この音源は見つからず。。自分で録音しに行きたいなと思いました。
そして少し今回はモダンな録音も入れました。
カマレ・ンゴニ(西アフリカに伝わるハープ型の弦楽器)やジャンベを奏でるBachir Sanogoが奏でるカマレ・ンゴニやジャンベの響きも取り入れ、現代のコートジボワール音楽として、Dobet Gnahoréや有名人Tiken Jah Fakolyの楽曲も選びました。
ラスト後半には、村の子どもたちの歌声が入ってます。中西部クプーエボとカノウウクロの村でrecされた子どもたちの歌声で終わりです。
アーカイブぽくまとめましたが、ラジオぽく、時にはアンビエントにも聴こえます。お楽しみください。
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BOOK KAN KAN PRESS vol.2 発売のお知らせ
アフリカの少数民族による祈祷具や民具など、
国別・部族別にまとめたアフリカ美術のZINE型図録「BOOK KAN KAN PRESS」。
待望の第二弾が、5月1日に発売となります!
今回の特集は、コートジボワール。
バウレ族のプレプレ仮面をはじめ、
コートジボワールにはアフリカ美術を代表する
多彩な造形表現が息づいています。
長年フランスの植民地支配を受けながらも
受け継がれてきた、独自の文化的伝統は、
総体として非常に豊かな個性を形づくっています。
パリの骨董ギャラリーから譲り受けた貴重な仮面を含め、
現在東京かんかんが所蔵する個性豊かな仮面の数々も多数掲載。
西アフリカの文化を知るためにも、また仮面の図録としても、非常に濃密な内容に仕上がりました。
さらに今回も特典として、
西アフリカ音楽に造詣が深いDJ Shhhhhによる、
本誌限定のコートジボワール音楽オンリーのDJ MIXをお楽しみいただけます。
(Shhhhh)