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- New Release
Yui Onodera
Kiso Three Rivers
Field
- Cat No.: Field 36
- 2025-05-22
日本とオランダの「水」にまつわる関係を考察するサウンドスケープ的な側面を持ち合わせたField Records「Waterworks」シリーズ第3弾は、岩手県出身、音楽と建築を学び、建築音響設計に従事の後、国内外の映画/舞台音楽CMからプロダクトサウンドデザインなど幅広い表現領域のプロジェクトを手掛けるYui Onoderaが、愛知、岐阜、三重の3県にまたがる木曽三川の水利工学の影響を検証した環境音楽アンビエント作品。
Track List
木曽三川とは、長野県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県の5県にまたがり、岐阜県の濃尾平野にある木曽川、長良川、揖斐川の合流点を指しており。19世紀後半、日本の当局は、オランダ人技師ヨハネス・デ・ライケと協力し、木曽三角州の下流部で3つの川を分離した。1912年に完成したこの大規模な改修は、名古屋市を定期的な洪水から守ることに成功したと言います。
今作では、微細なフィールドレコーディングと、日本の伝統音楽、鐘の音、ギターやシンセパッドからなるアンビエンス、ミニマリズムが、ゆったりとした川の流れのように柔らかく漂いながら、ミニマルなパレットと空間的なサウンド・デザインへの繊細なアプローチ6パートからなる「木霊(Kodama )」2つからなる「水鞠(Mizumari)」トータル8曲のコンテンポラリー静謐なるアンビエントな環境音楽として凛と佇んでいる。 (コンピューマ)