これまでも錚々たる前線アクトをラインナップさせ、最近ではPRINCE DE TAKICARDIEのフルアルバムも発表している〈EXARDE〉大好評のコンピレーションシリーズから新作!カリスマBINHによる〈TIME PASSAGES〉からEPリリースも果たしたSANCRAが90年代レトロテクノとSF質感を掛け合わせた「Obscure Consciousness」や、マンチェスターJ6のアシッドグルーヴァー「Cyber Crisis」、新鋭DisSociEtISocietYのブレイクビーツを効かせたヒプノテック「Oda a d.houle」など。レーベルカラーをそれぞれ自身のフィールドで巧みに噛み砕いた2x12inch。 (Akie)
〈NUMERO GROUP〉の素晴らしいコンピレーションのひとつ、架空のノワール映画の未発表OST音源集『You're Not From Around Here』が、ジャケット・リニューアル/リプレス!
' 1964年のノワール映画『You're Not From Around Here』の未発表サウンドトラックが55年ぶりに発掘された 'というコンセプトで2019年にリリースされた本作。トワンギーなトレモロや、リヴァーブ、エコーに満ちた夢のようなサイケデリック音像。サーフロック、カントリー、サイケ・ロカビリーなど、廃退的でノワールな世界観が表現されています。〈NUMERO GROUP〉でのソロ作リリースでもお馴染みの Charlie Megira「Tomorrow's Gone」(sample_3)がラストを飾っているのもグッときます。 (AYAM)
〈NUMERO GROUP〉の素晴らしいコンピレーションのひとつ、ルイス・ウェイン・ムーディー・ピクチャーズという架空の映画会社による、ノワール映画の未発表OST音源集シリーズの第二弾! 今回は、1966年作、兄妹の逃避行を描く『The Move In The Night』という作品をイメージ。
ルイス・ウェイン・ムーディー・ピクチャーズの保管庫で、58年後に発見された未発売のサウンドトラック。悲痛なギター、物悲しいサーフ・ミュージック、呪われたようなヒスノイズ、カントリー、サイケ・ロカビリーなど、廃退的でノワールな世界観が表現されています。トレモロを効かせたギターが憂鬱でドリーミーな Branko Matajaによる「Tuzna Je Nedelija」(sample_1)、The Infernosの「Restless Tides」(sample_2)。2000年にリリースされたインディ・ティーンエイジ・バンド、X-Cetraの音源がヴァイナルとしてプレスされるのは初ではないでしょうか(2019年に発掘&データリリースのみ)。「Wasn't There」(sample_3)、この曲に着地させるための壮大な設定作りにも感じられます。NUMEROの美意識が集約された素晴らしい一枚。推薦 (AYAM)
ジャム&ルイスとして不動の地位を確立するプロデューサー Jimmy Jam の高校生時代のバンドMIND & MATTERによる7inchのみでリリースされたメロウ・ソウル/ディスコ「I'm Under Your Spell」をオープナーに、Princeが在籍していたミネアポリスのファンクバンド94 Eastによるモダン・ソウル「If You See Me」、NYの学生・インディーファンク・バンドUNIVERSAL TOGETHERNESS BANDによる、リズム・チェンジがユニークなファンキー・トラック「Dreamality」、ブルックリン/NYのシンガーCLIFTON DYSONによるカッティングギターが込み上げる極上モダンソウル「I'm Giving Up」(sample_2)、オハイオ州コロンバスを拠点にローカルで活動していたWEEによる、サイケデリックなソウル・ディスコ「Take To The Sky」(sample_3)まで、どの曲もローカルや自主制作ならではの歪さや隙がとても良い上に、ソングライティングが素晴らしい。これぞ珠玉のラインナップ。大推薦です! (AYAM)
レフトフィールドなディスコ、ポストバレアリックな様々な音源ん発掘で定評のある〈Isle Of Jura Records〉から、プログレッシヴロック、前衛音楽の伝統もあり、ディスコ、ポップ、アフリカやカリビアンのディアスポラも存在するフランスの音楽の深部を探るコンピレーション「Archipelago - Cosmic Fusion Gems From France (1978-1988)」がリリース。
PUGILIST、OM UNIT、FOREST DRIVE WEST、 AIR MAX '97、COCKTAIL PARTY EFFECTら、ベースサウンドを前衛的に切り開く重要アーティストが参加!バルセロナのアートプラットフォーム"LAPSUS"傘下に設立した〈CEE〉からコンピレーションミニアルバム。ブロークンリズムからハーフ、ポリリズム、シンゲリ、フットワークまで、リズムの可能性へ挑戦。
SUZANNE CIANIのライブ音源のアナログカットや、METAMATICSの再発も手掛けるコレクティブ"LAPSUS"から誕生した、表現変革を志す次世代アーティスト集団〈CEE〉新作!PUGILIST & FOREST DRIVE WESTタッグによるポリリズミカルワークアウト「Polygon」(sample1)、AIR MAX '97手がける精密ブロークンビート「Marginalia」(sample2)、OM UNIT & DELAY GROUNDSのルーツ系譜のアヴァンベース「Ease」(sample3)など。幅広いリズムフォーマットに確変を加える未来派ベースサウンド。 (Akie)
バルセロナに新設された〈EDICIONES ESPECTRO OCULTO〉第一弾。〈ARTIFICIAL DANCE〉〈TRAXX〉なども潜り抜けるハードウェア名人TRENTON CHASE手掛けるダークなニュービートインフルエンスな「Evacuate」(sample1)で幕開け、アルゼンチンのデュオHAPPY707が催眠術のようなリスニング体験を生み出す低BPMトラック「Where Does That Noise Come From」(sample2)など、EBMはもちろん、スローテクノやトランス、オールドエレクトロマニアに刺さるマシンマニアックなサウンドばかり。 (Akie)
テクノ界のゴッドファーザーJUAN ATKINSが主宰、デトロイトテクノ黎明期よりシーンの指標として君臨する名門〈METROPLEX〉記念すべき50枚目のリリース!発売時はJUAN ATKINSの作品として発表、しかし実際は全曲にJUAN ATKINSがキュレーション・プロデュース参加するという形で制作されたコンピレーション作品。同じくモーターシティのレジェンドMIKE HUCKABYによるスムースで温かいソウルフルテクノ「Urban Tropics」(sample1)を筆頭に、REEL BY REALとANTHONY SHAKIRの共作でメロウディープな「Serene」(sample2)など、デトロイト第二世代レジェンドたちにレーベルの理念をそれぞれの解釈で表現させた4曲。 (Akie)