巨大なシロフォン。地面に溝を掘り、その上に木琴を配して、共鳴増幅装置として演奏するという伝統楽器「エンベール」を演奏する残り少ないグループのひとつだというNakibembe Embaire Group。アフリカの音楽の最大の魅力、ポリリズムの卓越したダンス感覚の素晴らしいフィールド・レコーディング。2020年にはインドネシアの前衛グループGabber Modus OperandiとHarsya Wahonoとともにベルグハインに出演しており、今作でもGabber Modus Operandiたちが3曲参加していて、ケチャの流れも汲むようなアヴァンギャルドな録音も収録されています。 (サイトウ)
東アフリカムーヴメントのコア〈NYEGE NYEGE TAPES〉から未来へ繋がる特別な一枚が到着!ジンバブエ北東部のショナ文化における伝統打楽器であり、親指ピアノの一種である”マテペ”(カリンバに似て非なるもの)の貴重な使い手である音楽家CHAKA CHAWASARIRA。催眠的シーケンスをオーバーダビングすることで変化するコード進行が生み出される独特な技法、連動するポリリズム、プリミティブなミニマルミュージック、これらの絶滅の危機に瀕したマテぺ音楽とCHAKA CHAWASARIRAの独自技法を後世に正しく伝えるべく録音された貴重な音源。リズメロディックの奥深さ、万華鏡的とも称される複雑なコードを記した、まさに貴重な資料にもなり得る作品。美しいです。トラックリストからも是非! (Akie)