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Julius Eastman
Stay On It
Week-End Records
- Cat No.: WE1
- 2023-11-15
アメリカの現代音楽シーンに属し、S.E.M.アンサンブルの創設時のメンバーで、メレディス・モンクやアーサー・ラッセルの作品へ参加。アフリカン・アメリカンであることと、同性愛者であることをアイデンティティの核に、「Evil Nigger」, 「Gay Guerrilla」といった作品を残しながら、過度のドラッグアディクトで、ホームレスとなり1990年に生涯を閉じる。ポスト・ミニマリズムの作曲家、パフォーマンス・アーチスト、ジュリアス・イーストマン。
Track List
Julius Eastmanは、DJ Ruptureにより再発見され脚光を浴び、NYC前衛音楽のミステリアスな才能として愛され、近年〈Blume〉や〈Frozen Reeds〉といったレーバルから彼の作品が復刻されてきた。このLPは、1973年録音の「Stay On It」と1983年の「The Holy Presence Of Joan D'Arc」をカップリングしたもので、ケルンの実験音楽〜電子音楽〜ジャズ、現代音楽のフェスティバル、Week-End Festがスタートしたレーベルからアナログ・リリース。「Stay On It」は、近年Bonnie 'Prince' Billyたちや、So Percussion、またAbdu AliがHorse Lordsと共に録音するなど、カバーされ取り上げられてきた曲で、Jim O' Rourkeもマスタリングに関わり〈Frozen Reeds〉から再発された「Femenine」と並ぶ彼の代表曲。祝祭感とゆがみがせめぎ合う。2022年にリリースされるも入手困難だった一枚が2023リプレス。 (サイトウ)