- 2LP
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Reinhold Weber
Complete Electronic And Phonetic Works 1968-74
Sub Rosa
- Cat No: SRV492
- 2022-09-28
ドイツの電子音楽家REINHOLD WEBERの初期作品集を2LPに収録し再発!SUB ROSAの歴史的資料価値のあるこのシリーズはどれもお勧めですが、今作のスペーシーな電子音がツボにハマる人も多いのでは。1枚目は彼の1stアルバムを収録しており、ミニマルな長尺スペースサウンド。2枚目はバリエーションに富んだ7曲を収録。クラシック上がりの初期電子音楽家はコンセプト重視なものが多いですが、本作はフェティッシュに電子音の良さを追っているように感じれるのが素晴らしい!
Track List
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Elektronische Musik (1968-70)
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A. Schöpfung (Part 1)
21:49 -
B1. Schöpfung (Part 2)
4:04 -
B2. Musica Mundana, 1969
15:14 -
B2. Elektronische Und Phonetische Kompositionen (1973-74)
15:14 -
C1. Phönix4000 (2nd Version)
11:34 -
C2. Kosmische Vision II (Cosmic Vision II)
6:35 -
C3. Kleines Requiem Zum Gedenken Der Toten Des 2. Weltkrieges (Little Requiem To Commemorate The Victims Of World War II)
4:57 -
D1. Protuberanzen (Protuberances, 2nd Version)
5:00 -
D2. Rauschetüde (Noise Etude)
4:16 -
D3. Missa Fonetica (Für Eine Elektronisch Verfremdete Stimme) - MIssa Fonetica (For An Electronically Transformed Voice, 1973)
9:15 -
D4. Gammaexpress
4:15
REINHOLD WEBERは元々クラシックの12音技法という厳格な作曲を行っていたが、1970年頃からは電子音楽に傾倒。こちらは電子音楽と出会った衝動をそのまま収録したような1stアルバム「Elektronische Musik (1968-70)」と2ndアルバム「Elektronische + Phonetische Kompositionen(1973-74)」をまとめた作品となります。1枚目は朗読を中心に構成された長尺「Schöpfung」と、いくつかのオシレーターのシーケンスをエコーでひたすら飛ばし続ける「Musica Mundana」の2曲を収録。2枚目は比較的短い曲群で構成されており、ところどころでユーモアも感じられる親しみやすさを持っています。もしかするときっちり作曲されているのかもしれませんが、衝動的に電子音を楽しんでいるように感じられる良さを感じられます。 (日野)