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Man Ya Pyi U Tin
Music Of Burma - Virtuoso Of Burmese Guitar ~Man Ya Pyi U Tin And His Bama Guitar
Rollers
- Cat No.: ROL-004
- 2024-01-25
面白いことに、ミャンマー伝統音楽ではピアノはメインの楽器だそう。チューニングもオリジナルで、こんなピアノ音楽は聴いたことがないが、後に残るアジアの素朴な情感が美しすぎる。大号泣。マスタリングも有効でより今ぽい響きで耳に入ってきます。 (Shhhhh)
ミャンマーといっても100を超える民族がいる多民族国家。このナガ族とは、ミャンマー北西部インド国境の丘陵地帯に棲む民族です。チベットやモンゴルから移住してきた人々されているが詳細は不明で、地理的条件で70年代までは裸で生活していたり首刈りまで残っていたとか。そして今も農業と森で狩りをする自給自足の生活とのこと。古くからの精霊信仰と、後にやってきたキリスト教や仏教が共存しています。
今作はそんなナガ族の生活音から、ナガ族が長年受け継いできた巨大ドラム(!!!)の音を収録した3CD。DISC1はナガ自治州のラヘー、DISC2はレシーという地域で録音された歌と生活音。そしてDISC3では巨大ドラムの録音のために滞在したサパロー村で聴こえた音とドラム。謎の絶叫から、素朴で美しい歌声。個人的にも興味があるオーストロネシア語族の声楽やアイヌ、シベリア、ピグミーの声ものとも比べてもまた違う不思議な声集でもあります。
2019年、フィールド/民俗学的蒐集音アートの最高の成果の一つでしょう。険しい山々をバイクで録音機材背負って回った井口氏の労作。そんな彼の視点からでしか撮れなかったであろう美しい写真のポストカードも素晴らしすぎる。
尚、ロングセラーのミャンマーピアノ(https://www.newtone-records.com/label/ROLLERS/MYANMAR/)らの続きのシリーズです。旧作も一生聴ける素晴らしさ。同時にどうぞ。 (Shhhhh)
Track List
ミャンマー・スライドギターの生き証人、ウー・ティンさんの作品。
乾いた音色とミニマル感と、不思議な不思議な旋律。
いろんなレーベルでミャンマーものってたまにでますが、パッケージとマスタリングの丁寧さで究極盤といえるのでは。 (Shhhhh)
Track List
ハワイアンスティール・ギターが元ネタ(!)らしいスライドギターの不思議な調べ。マダガスカルのギターにも通じる気も。
現地盤の荒い音色ではなく、レーベルオーナー井口氏のマスタリングで耳触りも現代的なスムーズさ。 (Shhhhh)
ミャンマーの民族音楽を国内外のアーティスト達がリミックス。プロデューサーShhhhhの呼びかけに、"music without borders"を掲げ、エレクトリック・フォルクローレの総本山であるレーベル/コレクティブShika Shika からBarrio Lindo、El Buho、Andi Otto、Bardaが、東南アジアからはAsa Tone, PRABUMI、そして日本からはOORUTAICHI, KOM_IとChurasima Navigatorが参加。数百年の歳月をかけて積み重なってきた摩訶不思議なミャンマー音楽を、今を生きる世界中のリミキサーが独自に解釈し、新たな地平を示す。長い時を跨いだ壮大なリミックス集が出来上がりました、必聴です!(ROLLERS)
最初に話しをもらったときに思いついたのが盟友Barrio LindoとEl Buhoのレーベルで"Music without Bordes"を謳うShika Shikaとのコラボでした。そして日本からのメンバーはYAKUSHIMA TRESUREの時にデモ送ってもらってひっくり返ったオオルタイチ&コムアイと沖縄からは長年の先輩シンキチくんのChurashima Navigator両組。アジアからはインドネシアのトラックメーカーPrabumiと、米西海岸LEAVING RECORDSから素晴らしきアルバムを出したAsa Toneにオファー。バランスを考えました。ミャンマー情勢は大変な事になってますが、私は何か力になることは出来ず、力強い言葉も情報力もない。せめてこういうプロダクションで彼の地に対してみなさんの想像を巡らせるきっかけになればと思います。ミャンマー音楽を紹介する"Rollers Recording"と、
https://www.mynameisrollers.net/
私"El Folklore Paradox"のコラボという形になります。通して聴いて楽しめる素晴らしい内容になりました!
試聴はOORUTAICHI, KOM_I(sample1),Asa Tone(sample2),EL Buho(sample3)、です! (Shhhhh)
Track List
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この盤はミャンマー独自の打楽器、サインワイン(旋律打楽器)の美しくて可愛いらしい音色が堪能できます。
水琴窟のような調べのサインワインの音源は、知ってる限りほとんどなく、素晴らしきマスタリングでまた新たな響きに。歌声も素朴で素晴らしいですね。この盤は詳細な解説がついてます。 (Shhhhh)