生粋のレコードディガー、キングジョー氏よりタイの60〜80年代の音源を使ったミックスCD「Godfather Of Thailand」が到着しております。(サンプル音源は冒頭、前半部分から抜粋しています。ガレージパンク的視点を原点に、ご本人からのコメントとも届いているのでチェックみてください。)
60〜80年代のタイのレコード(THAI FUNK、POP、DISCO、ルークトゥン、モーラム等)のレコードでMIX CDを作りました。 古巣・日本橋RHBの開店前、無人のフロアにSTUDIO MOJO(たかおくん)が高感度ステレオマイクを立ててライブ録音したミックスCD "THE GODFATHER OF THAILAND"、マスタリングはDEVIL TOMATO(VIVASHERRY)、ジャケデザインはDR.SATOMATA(実験的談話室 主水)。 10年近く集め続けたタイのレコードから吟味を重ねた1トラック70分22曲収録です。
ガレージパンクの奇妙なコンピで育ってきた自覚があるので、レコード選んでる時は「VA/BIG ITCH」シリーズを思い出...もっと読むしたり、録音時のワイルドにたたみかけるミックス前半は「VA/I WAS A TEENAGE CAVEMAN」の気分だったり、何よりも「VA/BACK FROM THE GRAVE」のような、まだ誰も知らない、体系化されていない<沼>のようなタイ音楽の世界のカッコよさと楽しさそして狂気のようなものを、ワールドミュージック愛好家よりもガレージ好き、ソウルリスナー、ロックファンに聴いてもらい、ショックを受けていただきたい・・・! たとえば本ミックス8曲目、Suang Santiによる「Khao Mai Rak Rao Rhok」という曲を聴いて欲しい。Suang Santiは「ルークトゥン・アンダーグラウンド」という新しい概念を標榜したロッカーだという。もしもルー・リードがタイに生まれていればベルベット・アンダーグラウンドのセカンドアルバムはこんな音になってたのでは?というくらいに凄まじい緊張感が迸るトラックであります(歌よりブレイクの方が長いのもシビれる)。
SOFT,HELL! Presents… "THE GODFATHER OF THAILAND" All Thailand vinyls Selected and Mixed by DJKJ
Live recorded at RHB (Nippombashi,Osaka) on 18th,july,2025 One mic recording by STUDIO MOJO Mastered by DEVIL TOMATO Artwork by DR.SATOMATA (Experimental Salon MONDO) English notation by Guitarow Hakaba (TENPARI TEMPLE) Selected and Mixed by Kingjoe
EM RECORDSからイサーン、モーラムの歌姫アンカナーン・クンチャイ名盤再発。『(モーラム:モーは達人、ラムは声調に抑揚をつけながら語る芸能。つまり“語りの達人”で、その歌手とジャンル両方をさす名称。)』当時16歳だったというアンカナーン・クンチャイの独特のモーラムの節回し。ケーンやソーの民族楽器に、シンセサイザー等の電子音も融合された伝統的音楽。ダンス/舞踊の感覚があって亜熱帯の天然サイケデリックの魅力溢れる一枚。映画「バンコクナイツ」での占い師/シャーマン的役として出演し、啓示めいた語りがそのままラム(歌)になっていくシーンは深い印象を残す。 (サイトウ)
本コンピには空族の『バンコクナイツ』出演のアンカナーン・クンチャイ、映画『Y/OUR MUSIC』に登場したポー・チャラートノーイという二人の人間国宝モーラムが登場!タイ東北地方イサーン出身で長年活躍してきた大御所だけに仕事リストにはイサーンのスターのきらびやかな名前が並ぶわけですが、今回はPVやTVメディア露出なしで音楽そのもので勝負していた時代、インタノン・プロダクションがギラギラしていた70s〜80sのモーラム/ルークトゥン/タイファンク・ナムバーをヒット曲レア曲交ぜて選抜。これが自動的に現代タイ・ポップスをイサーン側からひも解く教科書にもなります。彼が作って流行らせたモーラム型「ラム・ペーン」の記念すべき第一作も初お目見え!ドイ・インタノン仕事をみるとき「イサーンから中...もっと読む央(バンコク)に攻め入った」という表現がはまるわけですが、常識破りの鬼の商売人ドイ先生がどれだけ暴れ回ったのか実地見聞しましょう!(先生、無茶しよる〜by EM RECORDS )
マフト・サイ主催のイベントParadise Bangkokから派生し、来日もしているバンドの現時点での最新作。本作ではより深くイサーン音楽のルーツへと分け入り、ヴォーカルや木琴系のポンラーン、リード笛ピー、弓奏リュートのソーといった伝統楽器奏者を迎えたアンサンブルを展開。「Zud Rang Ma」ではNYポストパンクへのオマージュを、「Psych Lam Kor」ではインド洋周辺地域のサウンドへの接近を見せ、バンド独自のモーラム解釈をいっそう豊かにした到達点。親交の深い、『バンコクナイツ』でもおなじみ映像制作集団空族の新作公開と特集上映も近々ありますね。 (足立)