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Various
スリン・パークシリの仕事2:特選モーラム集 1960s-80s
Em Records
- Cat No: EM1198LP
- 2023-12-16
日本に細野晴臣、ジャマイカにソニア・ポッティンジャーやハーマン・チン・ロイがいるように、タイにはスリン・パークシリがいる。彼がプロデュースした現代モーラムの宝物を詰めた世界初コンピレーション。
Track List
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1. ラムヤイ・サンカマニー「ラム・プルーン カッコイイ男」
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2. ショームサワイ・セーンタウィースック「ラム・プルーン わたしを指名して下さい」
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3. トーンミー・マライ「ラム・プルーン 女の子をたしなめる」
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4. ゲーオター・プラヤーレー「ゲーオターのラム・プルーン」
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5. チャム二ァン・ミットプラチャー「ラム・プルーン 俺とつきあって下さい」
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6. チャバープライ・ ナームワイ「ラム・プルーン なだめてくれないと愛さないわ」
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7. チャバープライ・ ナームワイ「ラム・プルーン サウジアラビアへの思い」
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8. ソンタヤー・カラシン「 ラム・プルーン 親友と親友」(インスト)
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9. ホームファン・サクサクン「ラム・プルーン 若いバツイチ男 」
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10. パイリン・ポーンピブーン「ラムプルーン カティナ祭り」
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11. パイリン・ポーンピブーン「パイリンのラム・タンワイ」
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12. バーンイェン・スリーウォンサー「 ラム・プルーン サコンナコーン」
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13. ソンタヤー・ カーラシン「ラム・タンワイ ジゴレット」
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14. ソムティン・チャルーンチャイ「ラム・プルーン 民謡」
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15. チャバープライ・ ナームワイ「ラム・プルーン 野外映画の物語」
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16. バーンイェン・スリーウォンサー「ラム・プルーン ナコーンパノム」
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17. サックチャイ・ペッチウボン「ラム・プルーン 別れの前に」
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18. チャウィーワン・ダムヌーン「ナコーンパノムへようこそ」
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19. カンプン・フンスック「ラム・トゥーイ 愛のラムウォン」
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20. チャム二ァン・ミットプラチャー「 ラム・プルーン 森の散策の物語」
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21. ナリー・ルンルアン「ラム・プルーン 愛しましょう」
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22. カンプン・フンスック「ラム・トゥーイ イサーン女の約束」
パークシリはアンカナーン・クンチャイ「イサーン・ラム・プルーン」で、タイの伝統芸能と西洋ポップスを折衷し、タイ歌謡の方向を変えてしまったゲームチェンジャー的な革命児ですが、彼の生まれ育ったタイ東北地方イサーンの伝統的語り芸、モーラムの発展には人一倍の熱意と創意でとりくみました。 本作はレコードからカセットテープへと媒体が移っていく1970年代から80年代、パークシリが手がけた現代モーラム作品をコンパイルした、タイでもいまだ編纂されていない音源集です。この曲群が長らく手付かずだった理由は、彼が独立プロデューサーだったことと、作品のほとんどが7インチ・シングル盤で流通していたことにあります。
1曲単位の制作だったシングル盤時代からカセットテープ時代に入り、フォーマット上の要請で音源をより多く供給する必要がうまれ、多くのプロデューサー達は格式ある難しいモーラムの型を崩し、芸能技術の敷居を下げて対応しました。これが80年代のモーラム・ブームを駆動させましたが、パークシリの流儀は、芸能の型は崩さないかわりにサウンド(オケ、バンド演奏)で革新を追求することにあり、新旧・有名無名のモーラム達を相手に音楽的バリエーションを生み出すことに成功。これはモノ・コードで演奏も楽器も固定され、ワンウェイになりがちな同ジャンルでは驚異的です。
今回、優雅でオーセンティックなものからラディカルな実験作まで、モーラムという伝統音楽をアヌラック・レ・パッタナー(タイ語で「保存と改革」の意)して継承した彼の手腕を聞く22曲をセレクト(デジタル版は18曲のみ)。ほとんどの曲が初再発・初CD化で一部は初レコード化となります。これまでコレクターしか耳にできなかったタイ・イサーン音楽の秘宝がここに開放されます。みなさま長らくお待たせしました。
*注釈:
モーラム:東南アジア/ラーオ系の伝統的な語り芸。モーは達人、ラムは声調に抑揚をつけながら語る芸能。つまり「語りの達人」で、その歌手と芸能の両方をさす名称。モーラムは「歌」ではない。
=作品仕様=
+ 12インチLP2枚組
+ 5mm背スリーブ、8頁中綴じインサート封入
+ 解説(日本語・英語併記):Soi48
+ 装丁デザイン:高木伸介(Soi48)
EMレコと、旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド監修でもお馴染みのsoi48が送るタイ音楽の再発シリーズ最新ワークス。ルークトゥンやモーラムの本場イサーンの名プロデューサー、スリン・パークシリのコンピレーション第2弾。モーラム、ラムプルーンに焦点をあてた60s-80sセレクション。 (サイトウ)