レーベル常連のマルチ奏者Lyckle de Jongを中心に結成されたアムステルダムの「フォーク・ミュータント集団」を名乗るFrom 2が初登場。〈South of North〉らしいねじれた感覚とユーモアをベースに、インディーロックの姿を借りながら静かに崩していく迷宮的作品。
インディーロックのフォーマットを踏まえつつも、内側から軽やかに逸脱していく『Indie Stock』。穏やかなフォークの響きに身を委ねていると、スラッカー的な脱力と微妙にズレた音像が忍び込みリスナーを煙に巻く異形のポップ・アルバム。フォークやロックの親密さと実験性が緩やかに混ざり、浮遊しそうで地に足がつく曖昧な魅力。ユーモアと違和感、作り物めいた質感と妙に生々しい手触りが交錯する中毒性を孕んだ一枚。5月にダフニアで行われる関西ローカルアクトとSouth of Northのコラボレーションパーティーも合わせてチェックしてみてください。 (足立)
北欧ノルウェイの大人気ドリーミー・フォーキー・デュオ The Kings Of Convenience の片割れ才人ERLEND OYE(オーランド・オイエ)が2024年にリリースした(なんとレゲエ名作「Legao」からは10年ぶりとなる)移住先イタリア地中海の現地ミュージシャン達とスタートした新プロジェクト Erlend Oye & La Comitivaによるファーストアルバム名作「La Comitiva」アナログLPを入手できました。このタイミングではありますが、あらためてレコメンド大推薦盤とさせてください。
イタリア地中海シチリアの町シラクーサに移住した彼が、2019年から現地のミュージシャン達と共にスタートさせた新プロジェクトErlend Oye & La Comitivaが2024年に自身レーベルBubblesよりリリースしたファーストアルバム「La Comitiva」アナログLP。 ”Lα Comitiva”(イタリア語で「木の置けない仲間たち」を意味する)と共に奏でられた、地中海フォーキーでリラクシンなアコースティック・ラテン・トロピカル・グルーヴと、やはりポップ・マエストロ、アーランド・オイエならではの愛すべき最高のポップスの玉手箱がふんわりとやさしく胸キュン青春に広がっている。ほっこり陽気で開放的なアコースティック・アレンジの心地よさと、柔らかな木漏れ日の音楽、洗練のメランコリアがたまらなくグッとくる13曲。珠玉の名作が誕生している。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
Markus & Micha Acher、Cico Beckの3人を中心に、ライブ編成メンバー全員がスタジオに集まり録音したアルバムとしては、1995年作『12』以来となる作品。さらにEnid Valuがボーカル、Haruka Yoshizawaが大正琴とハルモニウム、Tianping Christoph Xiaoがクラリネット、Mathias Götzがトロンボーンでゲスト参加。ローカルとコスモポリタンの空気が交差し、ラフさも残した生々しく温かみのあるバンド・アンサンブル。タイトルやいくつかの歌詞では、B級映画やホラー映画のイメージが散りばめられています。舞台作品のためにアレンジしたNeil Youngの「Red Sun」と、ジョージア州アセンズのフォークポップバンドLoversの「How...もっと読む (足立) the Story Ends」の2曲のカバーも収録。穏やかなポップソングに始まりますが、A2「X-Ray」(sample1)はじめ疾走感の炸裂が白眉。良質なインディペンデント映画を観ているような感触の全11曲。 (足立)
北欧ノルウェイの大人気ドリーミー・フォーキー・デュオ The Kings Of Convenience の片割れ才人ERLEND OYE(オーランド・オイエ)がベルリンで結成した4人組バンドThe Whitest Boy Aliveが2009年にリリースしたセカンドアルバム「Rules」アナログLPを入手できました。
カルフォルニアのHer Space HolidayやTiger Style周辺、US SAN DIEGOのTristezaなど2000年前後のSLOWCORE、インディーロックの発掘を推進する〈Numero Group〉が、スコットランドのTacoma Radarの再発に着手。Arab StrapやBelle and Sebastianなども存在していた2000年前後のスコットランド、グラスゴーのシーンのバンド、ドリームポップ、LO-FIスランバーポップ。同郷のCamera ObscuraやMaps Of Jupiterといったバンドの流れも汲んだメンバーによってスタートし、1996年から2004年まで活動していたバンド。Camera Obscura関連の音源をリリースしていた〈Andmor...もっと読む (サイトウ)esound Records〉からリリースされたアルバムやシングルをコンプリート、ライブ音源も追加して2LPアナログリリース。 (サイトウ)
オリンピア・インディーの総本山〈K〉主宰、Beat happeningカルヴィン・ジョンソンのサイド・プロジェクトDub Narcotic Sound System。後にThe Jon Spencer Blues Explosionとのコラボレーションも産まれる、LOW-FIガレージ・ファンク、インディーロック。最高だった一曲。B-SIDEは、SOUP DRAGONSのSean Dickson によるHifi Sean Mixに差し替えての再発。こちらもビックビートみたいで楽しい。 (サイトウ)
ミレニアル世代の倦怠感と逃避を映し出したかのような、ドリーミーと微量のサイケデリック。未だインディ・ロック/宅録/エレクトロニカ・ファンの心に残り続ける2000年名作。ハードコア・バンドのキャリアを持つカリフォルニアのMarc Bianchiによるソロ・プロジェクトHer Space Holiday の1stアルバム『Home Is Where You Hang Yourself』('00)が、Y2K 25周年エディションとして〈NUMERO GROUP〉からリイシュー!
Indian SummerやCalmといったエモ/ポスト・ハードコア・バンドを離れ、ひとり4トラックレコーダーにスイッチを入れたMarc Bianchi。少年時代を過ごしたカリフォルニア州サンマテオのベッドルームから生まれた本作は、当時のミレニアル世代の倦怠感や逃避、焦燥や投げやりなメンタリティを想起させる何か、遠くでうっすらと鳴るノイズ、逆再生、メランコリックなギター、聞き込むほどに抜け出せなくなる作り込まれたレイヤー。この20周年記念エディションには、同じくヌメロから再発さている90年代カルト人気インディ・バンドDusterによる瞑想的なリミックス(sample_3)や、Bright Eyes、Micromars、Mahoganyによるリミックスを新たに収録。2LPゲートフォールド・ジャケット、内ジャケに歌詞記載でじっくりと楽しめる仕様。 (AYAM)
Dennis Bovellもその才能に惚れ込んでいる、南米コロンビア・クンビア、そして、中近東から東欧等、世界各地の伝統音楽からインスパイアされた怪しく妖しいアウトサイダー/レフトフィールド/アヴァン異色エレクトロニクス・レゲエ&ダブUK鬼才Elijah Minnelliによる2リミックスを収録。ファナ・モリーナの歌声をフィーチャーした幽玄に美しくユニークな味わいのスロー・クンビア・ダブワイズSide-A「Al Sur (Elijah Minnelli Remix) 」(sample1)、スロー・ダンスホール幻想的ダブワイズSide-B「Exit Strategy To Myself (Elijah Minnelli Remix)」(sample2)もレフトフィールド・インディーロック・ダブ...もっと読む (コンピューマ)ワイズに狂おしい。 The Notwistのアルバム「Vertigo Days」からのダブをテーマにしたリミックス10インチ・シリーズ。DLコード付き。 (コンピューマ)
Tyler, The CreatorやThe Internetの遺伝子から生まれた、バンコク発のミュータント・オルタナ・R&B・バンド!daynim初期の名曲をカップリングした初アナログ盤7インチ!!
海外の気鋭インディ・アーティストを次々に紹介し、日本のアーティストとのコラボレーションも企画してきた7インチ専門レーベルTYP!CALから久々の新作。バンコクを拠点とするシンガー、ソングライター、プロデューサー、大学の音楽サークルで結成されたメンバー達で構成される4人組バンドdaynim。US西海岸のヒップホップやインディ・シーンを影響源としながらも、R&Bやベッドルームポップ、ヒップホップを軽やかに横断し、充実するタイのインディーズ・シーンでも一際に洗練されたセンスを感じさせる新世代。 この7インチに収録されたのはいずれも2020年に発表されたキャリア初期の人気曲で、紅一点のPLANGがメイン・ボーカルを務める気怠くレイドバックしたR&BナンバーのA面「In Your Bad Day...もっと読む (コンピューマ), PT.1」(sample1)、カラフルに弾けたローファイ・ソウル・ポップ・チューンのB面「In Your Bad Day, PT.2」(sample2)を収録。どこか90年代の日本語ラップや渋谷系にも通じる、ゆるやかなセンスや雰囲気、肩の力の抜けた軽やかな佇まいも心地いい。 (コンピューマ)
インディーロックのフォーマットを踏まえつつも、内側から軽やかに逸脱していく『Indie Stock』。穏やかなフォークの響きに身を委ねていると、スラッカー的な脱力と微妙にズレた音像が忍び込みリスナーを煙に巻く異形のポップ・アルバム。フォークやロックの親密さと実験性が緩やかに混ざり、浮遊しそうで地に足がつく曖昧な魅力。ユーモアと違和感、作り物めいた質感と妙に生々しい手触りが交錯する中毒性を孕んだ一枚。5月にダフニアで行われる関西ローカルアクトとSouth of Northのコラボレーションパーティーも合わせてチェックしてみてください。 (足立)