- 12inch
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Gratien Midonet
A Cosmic Poet Revisited
Time Capsule
- Cat No.: TC 011
- 2025-04-01
マルティニークの詩人であり音楽家グラシアン・ミドネの音源をTIME CAPSULEがリミックス企画。Kuniyuki、Kay Suzuki、Khidja。
Track List
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1989年マリ・バナコで生まれ、狩猟民族ドンソウの一員で、最初の師匠Yoro Sidibéから、その後Diakaria DiakitéとOumar Sidibéに弟子入りして西アフリカ・マリ・マンデ地方の伝統楽器ハープ8弦楽器ドンソ・ンゴニを学んだ新世代を代表するドンソ・ンゴニ奏者Nfaly Diakitéによる2020年にパマコでレコーディングされた記念すべきファースト・ソロアルバムにして、ストーリーテラーで詩人レジェンドToumani Konéへのオマージュ・トリビュート・アルバムとなっている。 (コンピューマ)
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EM RECORDSからイサーン、モーラムの歌姫アンカナーン・クンチャイ名盤再発。『(モーラム:モーは達人、ラムは声調に抑揚をつけながら語る芸能。つまり“語りの達人”で、その歌手とジャンル両方をさす名称。)』当時16歳だったというアンカナーン・クンチャイの独特のモーラムの節回し。ケーンやソーの民族楽器に、シンセサイザー等の電子音も融合された伝統的音楽。ダンス/舞踊の感覚があって亜熱帯の天然サイケデリックの魅力溢れる一枚。映画「バンコクナイツ」での占い師/シャーマン的役として出演し、啓示めいた語りがそのままラム(歌)になっていくシーンは深い印象を残す。 (サイトウ)
Shidaiqu(シダイク)は文字通り「時代の歌」を意味し、1920年代後半に国際都市上海で初めて浸透したハイブリッドな音楽ジャンルを表す言葉で、西洋のポップス、ジャズ、ブルース、ハリウッド映画のサウンドトラックを中国の伝統的な要素と融合させたシダイクは、音楽と文化の融合であり、戦前戦中の中国大衆歌謡と映画の黄金時代を形成することになった。
ただし、これらシダイクの音楽は、1950年代初頭頃に終焉を迎えることになり(この時期、中国共産党はshidaiquを「黄色い音楽」と非難し、ナイトクラブやポップミュージック制作を違法とし、西洋風の楽器を破壊した。)1920年代後半から1950年第初頭までという、わずか25年ほど四半世紀の期間のみでしか存在できなかった、かけがえのない文化交流から中国・上海で生まれた奇跡のような艶やかで豊かなエキゾチック・オリエンタル・ムーディーな音楽世界でもあり、今、この時代にあらためて中華歌謡シダイクにテーマを当ててコンパイルされる意味も深く重要であると考えられる。Vol.1全20曲を収録。 (コンピューマ)
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クラブ・ミュージックを原点に、伝統音楽や世界各地の民族音楽を模索し、未知のものと出会い、伝統的な音楽の奥深さ、思想や感覚の違い、ダンスの精神性やトランス感覚、音楽そのものの意味を見出そうとするムーチーのクロスポイント。 (サイトウ)
1986年「未来派野郎」の翌年1987年にリリース。通算7枚目のソロアルバムの今作は、世界リリースを前提にビル・ラズウェルとの共同プロデュースで制作され、スライ・ダンバー、ブーツィー・コリンズなど、異なるジャンルのトップ・ミュージシャンたちが参加。当時の最先端のソリッド・エレクトロニックなダンスミュージック・サウンドをベースにしつつも、沖縄音楽やバリの伝統音楽などオーガニックでエスニックな音楽要素を融合し、東京とニューヨークでレコーディングが行われ、世界20ケ国以上でリリースされたソロ・キャリアの中でもマイルストーン的な作品にして、「NEO GEO」(新しい地)とタイトルされた、異色作の2024年リマスタリング・アナログLPリリース。
Iggy Popの歌声が沁み入るマスターピース名曲「RISKY」(sample1)、スライ・ダンバー、ブーチー・コリンズ、デヴィッド・ヴァン・ティゲムまで参加した沖縄民謡とワシントン・ゴーゴーの融合の問題作アルバムタイトル曲A2「NEO GEO」(sample2)、子猫物語、ラストエンペラーなどのサントラでも片腕となったサウンドクリエーター野見祐二の楽曲「アジアの恋」をインストカバーしたA4「FREE TRADING」、スライ・ダンバーによるドラム、ブーチー・コリンズのベース、窪田晴男のギターによるAXIOM、マテリアル・マナーのビル・ラズウェイル節炸裂のエネルギッシュなガムランの旋律も印象的なエレクトロ・クロスオーバー・ファンクB1「SHOGUNADE」、ベルナルド・ベルトルッチ監督へのオマージュB2「PARATA」、琉球民謡「ちんぬくじゅうしい」をモダン・エレクトロニック・クロスオーバー・ダウンテンポに仕立て直したB3「OKINAWA SONG-CHIN NUKU JUUSHII」(sample3)、トニー・ウィリアムスの繊細なドラミングも印象的、コンピューターに打ち込んだ即興演奏を組み合わせたアルバム・ラストB4「AFTER ALL」全8曲を収録。 (コンピューマ)
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DJやラジオパーソナリティとしても活動するパスカルと、ギタリストのリッチーのアダムス兄弟によって結成されたグループOdisseyの1988年唯一作が2023年初再発。当時スローやボレロが主流の中、プロデューサーJolème Narayadouとの出会いから生まれた本作。当時マルティニーク島で大ヒットを記録した、マルティニーク島を舞台にインド系の女性に恋する男性を描いたズーク名曲「Marie Hélène」(sample2)を収録。カリブの風に乗った軽快なリズムに、ヤマハDX7を駆使した様々な冒険と遊びが楽しい推薦盤。 (足立)
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1929年から1995年の間のフィールドレコーディングを使い民族音楽学研究所(CNRS)によって作成された「Voices of the World: An Anthology of Vocal Expression」というアンソロジーアルバムを元に作られており、曲によってはその音源と共に演奏したり、他の曲も恐らく原曲から採譜し再解釈を加えた作曲を行っていると思われます。現地のプリミティブな感覚と、研究を元に再構築された知性と本能が交わった特殊な音楽。CD盤もストックしました。 (日野)
インドネシアと一言いっても多言語/多民族、タイトルを聞いた時どうやってまとめるんだろうって思ってましたが、なるほどこれは彼が赴くまま旅して出会い録音、録画した場面瞬間を徒然につなぎとめたロードムービー。学術的な要素よりも、現地の音と映像そのものに驚いて繋げた現場感が伝わり、そして下手な文章の解説よりも饒舌にフォルクローレ・現象が伝わります。曲目を見るとFuture Terrorや橋の下世界音楽祭にも出演したSENYAWAや、クロンチョン(ポルトガル領の影響下で進化した世界最古のポピュラー音楽)の現役グループ、ORKES KERONCONG CAFRINHO TUGUの名前もあり、そこにいきなりバリ島のケチャが入ったり。そこを細かくクレジットしないで並べてるのもVincentらしい編集でしょう。彼はVoodoohopのフェスでもvjしたり色々繋がってますね。ロシア、ペルーに続いての一風変わった外側の不思議なフィールド作品。ワールド系興味あるけどどこから聴いてみれば?みたいな方にもこの辺からどうでしょうか。ベルギー/フランスの変わったレーベルLe Sauleからのリリースというのも面白い。末長くレコード棚に置いておきたい一枚。尚、ここに収録の音源は彼の主催のPetites Planètesのウェブサイトで全編を確認できます。 www.petitesplanetes.earth (Shhhhh)
プロモで聴かせてもらってすっかり魅せられてしまったエジプト60sのコンピレーション。1959年に民間のレコード会社として設立され60年代半ばにエジプト政府の管理へと移ったエジプト最大のレコード会社SONO CAIROからのライセンス。「カイロが中東の活気ある文化の中心であり、一流オーケストラの壮麗さが比類ないものであった時代の豊かな音楽の肖像」。アメリカのジャズやラテン音楽にも影響を受けているであろう、エチオピア、服部良一やカンボジアのポップス黄金期にも通じるようなエキゾチックでリッチなサウンド「60年代カイロの華やかなナイトライフへといざなう」。すべて7インチでリリースされていた音源のリマスター再発2018年リリース。そのほかにもRadio Martikoのバックカタログ、過去にも入荷していた名作や今回初となる入荷もいくつか(どれも魅力)ストックしています。是非チェックしてみてください。 (サイトウ)
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南アフリカ産、知られざるジャズファンクとディスコのハイブリッド音楽発掘の旅を続ける〈MATSULI MUSIC〉より素晴らしい一枚が届いております。VINCENT SEGALやTOUMANI DIABATÉとのコラボレートでもお馴染みのコラ奏者BALLAKÉ SISSOKOとギタリストDEREK GRIPPERが2022年に3時間かけてレコーディングした音源がアルバムとしてリリース。ひたすらに楽器を聴かせるミニマルな構成、インストでありながら感情が表現された美しい音色。臨場感あふれるエアー録り、演奏だけでなく高い録音技術にも注目の一枚。ワールドミュージックが持つ抒情的側面を深掘りした作品。個人的にも年間ベストにも入れたい内容です。これはレコードで是非! (Akie)
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ギリシャのブルースとも呼ばれる、港の売春宿や、バー、ハシシの巣窟で演奏されていたという大衆歌謡レベティコの巨人マルコスの音源のコンパイル。オレゴンのハーシュノイズのミュージシャンでもあるGordon AshworthのOlvido Recordsと戦前ギリシャ音楽のスペシャリストStávros Kouroúsis、Tony KleinとMississippi Recordsが協力してリリース。レアなSP盤をもとにリマスターし160gバイナルでの再発です。当時の写真やリリックの翻訳、ライナーノーツなどで構成された8ページの12インチサイズのブックレットも付属。 (サイトウ)
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20世紀の終わりまであとラスト1ミリというタイミングで彗星のように出現し、アルゼンチンの音楽という聴きなれない括りを知らしめ、我々今の耳を作ったのはこの盤(とモノ・フォンタナ"CIRUELO")です。この不思議な色気と浮遊感はあらゆる00年代~のSSWに影響を与えたであろうもちろん今に通じるスタンダードへ。土と星の匂いのするサイケデリック感はむしろダンスミュージック好きに先に受け入れられました。ノスタルジック感ゼロ。21周年らしいが、そんな時間の感覚さえ掴み切れず逃げていく。
"バルセロナのソナー・フェスに出演後にアレハンドロ・フラノフ(アルバム参加)はそのままマヨルカにいる弟に会いに行き、先にブエノス・アイレスに戻り予定されていた公演の準備をしていた彼女は不安になり、アレハンドロに電話すると「もう独りでステージに立ったほうがいい」と言われ、激怒。アレハンドロは90年代にシンセサイザーを持って私の前に現れ、扉を開けてくれた。そして、私を置き去りにして、次なる扉を開いてくれた。"
という寓話のようなエピソードなど。 (Shhhhh)
英語、アイルランド語、ゲール語、ノルウェー語、ブルトン語、日本語、イタリア語、スイス語、バスク語、フラ語、サルデーニャ語、エストニア語、グルジア語、ギリシャ語、トルコ語、ユダヤ・スペイン語、ポルトガル語、フランス語、中国語、ロシア語、ハウサ語、トゥアレグ語、インド語、コルシカ語、エチオピア語、ルーマニア語、ワロン語、フラマン語、ドイツ語、カビレ語、ブルガリア語、マケドニア語、ボスニア語、カリブー・エスキモーの民謡と踊りを、ルーマニアの民族音楽学者のパイオニア研究者がフィールド録音したもの。さまざまな言葉の世界各地の貴重フォーキー民族音楽がめくるめくA面(38:39)B面(35:05)に広がり続ける、ミックステープならではの流しておくBGMとしての心地よさに溢れる快適カセットミックス作品。 (コンピューマ)
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USジャズシンガーSomiが2007年にリリースした作品をJoe Claussellがリミックスしたパワー溢れる強力ダンストラック。素晴らしいです。
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1983年に制作、ソ連時代のロシアで発売、1980年代後半にモスクワを訪れたBrian Enoが、その後All Saintsより1992年にあらためて世界リリースされた彼の記念すべきデビュー・アルバムにして、スピリチュアルなドゥドゥクによる密教的サウンドスケープ・メディテーションの傑作「I Will Not Be Sad In This World」、今回の再発では1983年当時のアートワークを再現、33年ぶりにレコード化されたこの作品。中近東ともいえず、北アフリカともいえず、ユーラシアともヨーロッパともいえない世界観の、どこか物悲しい響きと憂いが心に沁みる。全8曲。DLコード付き。 (コンピューマ)
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フラメンコ歌唱の原型とされるカンテ・ジョンドのスタイルに焦点を当てたもので、1900年代初頭から1930年代後半にかけて録音された、フラメンコ歌唱の初期のスターたちの貴重な音源をコンパイルしたもの。呪術的にして哀愁、どこかブルージーな世界観も伝わってくる全14アーティスト14曲を収録。 (コンピューマ)
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踏切での鉄道の駆け抜ける音、馬の駆け抜けるような音、鐘の音、様々な街の雑踏、鳥の鳴き声、波の音、そしてエレクトロニクス。ノーザン・イングランド東海岸にあるハンバー河口近くの街、Oxmardykeに何度も足を運び、この場所の音が、6世紀のアングロサクソン時代からテンプル騎士団まで、この地域の古い歴史と物語、時代の音、リズム、テクスチャーが現代の風景にどう息づいているかを調査、妄想、そして、チャールズ・ディケンズによる怪談「信号手」や19世紀の風景画家ジョセフ・ターナーの絵画「雨、蒸気、速度 - グレート・ウェスタン鉄道」からインスピレーションを得て制作されて、Philip Jeck亡き後にChris Watsonが作品として完成させたイマジナリー圧巻音響によるロマンチック/ドラマチックなフィールドレコーディング力作にしてソウルフル・エモーショナルな傑作。そして、Philip Jeckの才能とその仕事ぶりの凄さへのリスペクトをあらためて再確認させてくれる入魂の遺作となっている。全9トラック。ここ最近のTouchリリースでは定番となっているDVDサイズ長方形デジパックCDでの装丁も美しい。フィールドレコーディング音による魔法。 (コンピューマ)
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落ち着いたトーン。小気味良いリズムワーク。演奏。傑作。 (Hamon)
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昨年〈TIME CAPSULE〉からコンピレーションも編まれたGRATIEN MIDONETをKUNIYUKI、KAY SUZUKI、KHIDJAの3者がリミックス。 (サイトウ)