1920年代後半に誕生、1950年代初頭には終焉を迎えることになった、戦前戦中の中国・上海で誕生したハイブリッドな音楽ジャンルとして音楽と文化の融合した中国大衆歌謡として黄金時代を築き上げたShidaiqu(シダイク)にスポットをあてたDeath Is Not The Endから2023年にリリースされた入魂コンピレーション名作カセット第一弾がめでたく初ヴァイナルLP化!!!
1929年から1995年の間のフィールドレコーディングを使い民族音楽学研究所(CNRS)によって作成された「Voices of the World: An Anthology of Vocal Expression」というアンソロジーアルバムを元に作られており、曲によってはその音源と共に演奏したり、他の曲も恐らく原曲から採譜し再解釈を加えた作曲を行っていると思われます。現地のプリミティブな感覚と、研究を元に再構築された知性と本能が交わった特殊な音楽。CD盤もストックしました。 (日野)
Death Is Not The Endが今年2024年5月で10周年を迎え、そのお祝いの一環として、NTS Radio内でのDINTE番組から選りすぐりの内容をミックステープ・スタイルでカセット化するシリーズ第二弾リリースは、2017年7月に放送されたコンスタンチン・ブライロワウのワールド・コレクション・オブ・フォーク・ミュージックのアーカイヴ!!
中近東アジアと西ヨーロッパ、ロシアのユーラシアとの間にある小国アルメニアの伝統楽器である木管楽器ドゥドゥクの名手Djivan Gasparyan(ジャヴァン・ガスパリヤン)のAll Saintsからリリースされていた密教的サウンドスケープ名盤2作が同時アナログLP復刻。こちらは1983年デビューアルバム「I Will Not Be Sad In This World」
1983年に制作、ソ連時代のロシアで発売、1980年代後半にモスクワを訪れたBrian Enoが、その後All Saintsより1992年にあらためて世界リリースされた彼の記念すべきデビュー・アルバムにして、スピリチュアルなドゥドゥクによる密教的サウンドスケープ・メディテーションの傑作「I Will Not Be Sad In This World」、今回の再発では1983年当時のアートワークを再現、33年ぶりにレコード化されたこの作品。中近東ともいえず、北アフリカともいえず、ユーラシアともヨーロッパともいえない世界観の、どこか物悲しい響きと憂いが心に沁みる。全8曲。DLコード付き。 (コンピューマ)
戦前ブルースから世界各地の古く貴重な音源、80年代90年代のロンドンやブリストル海賊ラジオCMカットアップ集などを発掘カセット音源を中心に続々と貴重音源をリリースする名レーベルDeath Is Not The Endからまたしても興味深い作品がリリースされた!今作は1900年代初頭から1930年代後半にかけて録音された、呪術的で陰鬱なフラメンコの録音集カセットテープ作品。
1989年マリ・バナコで生まれ、狩猟民族ドンソウの一員で、最初の師匠Yoro Sidibéから、その後Diakaria DiakitéとOumar Sidibéに弟子入りして西アフリカ・マリ・マンデ地方の伝統楽器ハープ8弦楽器ドンソ・ンゴニを学んだ新世代を代表するドンソ・ンゴニ奏者Nfaly Diakitéによる2020年にパマコでレコーディングされた記念すべきファースト・ソロアルバムにして、ストーリーテラーで詩人レジェンドToumani Konéへのオマージュ・トリビュート・アルバムとなっている。 (コンピューマ)