出だしから加工ヴォーカルやヴォイスサンプルを絡ませながら疾走するジャングルビート、トランシーなシンセにはめられるAサイド「Fever」(sample1)は、中後半からのスウィートなリフ展開に陶酔。曲中盤まではゆったりとした80sR&Bジャムを展開しながら最終的にはアーメン炸裂のBサイド「So Fine (VIP)」(sample2)。 (Akie)

２年前に本レーベルから主宰COCO BRYCEとのスプリットを発表、自身が主催する〈WESTERN LORE〉を拠点に〈DEXT〉からもリリースする実力派・DEAD MAN'S CHESTの新作がドロップ！MCやチャントがキラーな「Drum Shanty」(sample1)中盤のピュアなシンセフローテイングの挿入が美しい。かなりユニークなリフのループに驚いた「Blue Mountain」(sample2)はメロディラインとビートの絶妙なラグ、不意の休符まで良い個性。 (Akie)

〈MYOR MASSIV〉そしてCOCO BRYCEが先月オープナーを務めた〈FACES OF BASS〉と並ぶ〈MYOR〉サブレーベル〈DIAMOND LIFE〉から新作が到着！ヘヴィなベースラインが鮮やかに躍動するイントロからハードコアなシンセでブレイク、開けた後のビートの疾走感が気持ちいいArk X「X2LV」(sample1)のパーカッションの音色の豊かさは流石。信頼のFFFはシンセサイザーに純度と感傷を加算、クリアなパッドにソリッドなドラムンビートが映える「Know How」(sample2)を提供。4/4ビートを差し込んだり、展開の”ひねり”も素晴らしい。 (Akie)

異彩を放つUKベース〈GRANHOLME〉レーベルからのデビュー,〈STYLES UPON STYLES〉からのトライバル怪作で注目を集中させた豪奇才KLOKEの新作EPはクリアな質感を有したドラムンベース。程よくラガ感のあるトリッキーなビートの応酬をクリスタルクリアなシンセで夢幻の世界観に昇華した「Artificial Memories」(sample1)と、フローティングする光彩アンビエンス内で繊細で鋭いビートをスパークさせた「Other Worlds」(sample2)。両トラック共に妖艶神秘なシンセサイザーワークとサプライジングなビートトリックを組み込むことで、オールドスクールなドラムンを今の鳴りに。 (Akie)