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Blood Rushing

  • Cat No: FOUR-115
  • 2020-06-30

Format

CD 2310 JPY

ANDA JALEO / PERLAS」でスペインの伝説の詩人ガルシア・ロルカが20世紀初頭に採集した古謡のカバー、アンダルシアで録音した楽曲でアメリカーナ/フォーク/オルタナの定義と可能性を押し広げたジョセフィン・フォスターの2012年作!

今作は故郷コロラドに戻っての録音。オペラもやってたという独得ながら霊的で、時折神懸かったボーカルとアコースティック・サウンドがメイン。ゲストはヴィクトール・エレーロ(「ANDA JALEO / PERLAS」に参加)のスパニッシュ・ギターの幽にエキゾな響き、フジロックにも出たエントランス・バンドの紅一点パズによるヴァイオリン、インディアン・フルート、コーラスの暖かみのある空間性。オルタナ、ノイズ/ジャンクと90年代/00年代を通過したあとに残る夢。現代アメリカに漂う後戻りできない病と、それでも残る土着性、そして洗練。それは日本のリスナーやパーティ・ピープルにも皮肉にノスタルジックに、そして感動的にきこえてしまいます。ジョン・ケージやギンズバーグも出入りしてた、亡命チベット人の創った大学構内のヨガ・ルームで録音されたとのことで、ヒッピーイズムの良心と最期の意地も垣間見られる。南米センティミエントとは違う悲しさ。イギリスのWIRE誌では表紙を飾ってます。時代の寵児となりつつあるのかな。モッキーやトオヤマタケオ、ハウシュッカらジャンル分け不明の感動作のリリースを続けるドメスティック・レーベル、windbellから。何度も聴いたら抜けられなくなった。 (Shhhhh)

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