昨年のデヴュー以降瞬く間に、その深いムードを醸し出せる美しく時間を引き出すモーダルな演奏力と、時に現代のブラックミュージックを吸収する機転の利いたミュージシャンシップを持ち合わせる、ヒューストン出身のピアニストROBERT GLASPER率いる４人組クァルテット。すでにメディア各所やヒップホップファンの間で話題となっている、活動を再開させたFALL OUT BOYのPATRICK STUMPと、同じくシカゴのCOMMONの掛け合いが聴ける冒頭の"I Stand Alone"や、先行公開されたJILL SCOTTの声が切なく響くラヴソング"Calls"を筆頭に、正統派R&B歌手、ANTHONY HAMILTONがコンポーズに関わった染み入るバラード曲"Yet To Find"(sample2)や、ディーヴァFAITH EVANSがしっとり歌い上げた"You Own Me"(sample3)など聴き応え充分な楽曲揃い。ほか、NORAH JONESコンポーズによる人力ドラムンベース、ロンドンの新星EMELI SANDEによるメロージャムなど、新旧のフェイマス・シンガーを全編にわたってフィーチャーした傑作JAZZ/R&Bアルバムになっております！そしてラストナンバーは、あのダニー・ハサウェイの実娘であるLALAH HATHAWAYによるスティーヴィー・ワンダーの名歌をカバーで幕を閉じる、じっくりと濃密に綴られた内容。一家に一枚、是非どうぞ！