ロボット制御工学を学んだ経験が制作にも大きく反映されているという神戸在住のトラックメイカーJALのデヴューとなる、深く這い回るベースリズムが圧倒的でありながら、キャッチーにクラウドを奮わせる微細な電子音などが擦り込まれたディープテクノ”Unconscious”(sample3)と疾走感と中域のひそやかな蠢きがたまらないラグなトランシー・テクノ”Liquid Spot”の２トラック。そしてスプリット反対面は、こちらも初登場となるプロデューサー、〈Modularz〉や〈Fullpanda〉からのスプリットで頭角をあらわしたウクライナのSTANISLAV TOLKACHEVによる、コンクリートなブレイク・テクノ〜ハードなミニマルに傾倒したリズム・ループを下地に、デトロイトテクノからの影響も感じさせる、意識に入り込んでくるような独特の甘美的メロディーをウワ音に繰り広げた”Not Even Once”(sample1)、”Not Even Once”(sample2)の両トラックのセルフリミックス！さらに一歩、アンダーグラウンドに踏み込んだかのような意欲的リリースです。