ポーランドのプロデューサーMIECIO ASKANASYがブラジルを訪れ作曲家だったJOSÉ PRATES達と制作した1958年のアルバム。ポリリズム、アフロ・ブラジリアンな感じと、ミュージカル的な様相もあるような、コーラス、ビックバンド・ジャズ、オーケストラ。カンドンブレなんかのラテンアメリカの黒人の霊性と、非ラテンの西洋的な霊性がミックスされたような特異なサウンド。あの「マシュ・ケ・ナダ」に、元ネタがあったことにも驚きだけど、アルバム・トータルのエキゾチックで高度な音楽性と音の情景の魅力、そして音楽の喜びに溢れている。マスターがなくレコード起こしですが、現時点でベストの盤からのマスタリングでの復刻。すでに廃盤のTRUNK RECORDSからのアナログ再発デッドストック発見しました。 (サイトウ)