• CASSETTE
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Angklung Suling / Sendon

  • Cat No: B 538
  • updated:2017-01-21

Format

CASSETTE ---- JPY

バリ島北部にシガラジャというガムラン・ゴンクビャール発祥の町がある。昔は貿易港として大変栄えた。そんなシガラジャ町にダルマ クルティ楽団がある。

ガムラン アンクルンとは主に1オクターブ中4音を選んで鍵盤配列された楽器である。そしてこのアンクルン音階のことをバリではスレンドロ音階という。音階は沖縄のヨナ抜き音階に近いせいか、中国的な響きというか、カラッと明るい雰囲気の音階で聞いていて楽しくなってくる。そこにスリン(竹笛)がいい雰囲気で音の波に乗っている。アンクルンはお葬式、大切な儀式等で演奏されることが多いのにカラッと明るい楽しくなるガムランが演奏されることはとても興味深い。バリ人は親族が亡くなった時にその親族の魂が心地よく輪廻できるように、この地上に後悔させないようにと、涙を流すものはほとんどいない。皆本心では悲しいのだが泣いてしまったら魂が輪廻できずに戻ってきてしまう。このアンクルンと言われるガムラン音楽は、バリ人にとっては、悲しみと涙と明るさというプラスとマイナスの愛極まった感情(バリ人の心)の音楽なのである。 (辻 圭介)

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