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Visible Cloaks
Reassemblage
Inpartmaint /- Cat No: AMIP-0097
- 2019-08-14
アンビエント/NEWAGE、モダン・エレクトロニックの素晴らしいアルバム。VISIBLE CLOAKSのRVNG Intl.からの名作。
『光と波がただそこにあり、戯れ、泳ぎ、会話し、理解を深め、そして明日に消えていく、、、澄みきったアンビエントの世界』
『光と波がただそこにあり、戯れ、泳ぎ、会話し、理解を深め、そして明日に消えていく、、、澄みきったアンビエントの世界』
”ニューエイジ”の再興で新しい電子音楽とアンビエント観がうまれ、近年ではGigi MasinやAriel Kalmaをはじめとする巨匠たちの再評価が巻き起こり、ダンス層も取り込んで新旧世代が活発化していくなか、ニューヨークの名門RVNGが送り出すのは、Spencer DoranとRyan Carlileによるポートランドの2人組Visible Cloaks。2014年のデビュー作ではコンピューターとシンセサイザーがオーガニックに草原を駆け回り、おもちゃのような愛くるしい空気をもっていて、熱心な愛好家のあいだで話題となった。今作は更にその延長にあり、より瑞々しいアンビエントの泉をつくっている。
ゲストの顔ぶれも注目のポイントで、Dominoから発表した1stアルバムが各所で絶賛爆発中、Co Laのサウンドプロダクションをつくる裏方プロデューサーの面もあるMotion Graphixや、Golden Retriever (Thrill Jockey) としての活動がめざましいシンセシストMatt Carlson、シングル『On Retinae』がMusic From Memoryから再発され、ニューエイジ、バレアリック、アンビエントな耳から世界的な再評価がおこったdip in the pool (!) が参加。
メンバーのSpencerは日本のレーベルEaselから何枚ものCDをリリースしていて、それだけでなく、世界中の音楽とともに大の日本音楽の愛好家である。過去には『1980年〜1986年の日本の音楽』というテーマのミックスを発表しており、敬愛する細野晴臣や小野誠彦、清水靖晃らをアンビエントの心でとらえたそのミックスは、あまりにも穏やかな時間と大きな再生数を生んだ。本作ではそのプロデューサーたちと同じ時代から活動する至宝、dip in the poolとコラボレーションを行っている。
アートワークは注目があつまる新進気鋭のBrenna Murphyが担当。鉄筋状にひろがる虹のようなヴィジュアルが、Visible Cloaksの静けさをいっそう特別なものにした。この作品は繋がるところに繋がっていて、あるべきときに現れた。珠玉のアンビエント盤である。
ゲストの顔ぶれも注目のポイントで、Dominoから発表した1stアルバムが各所で絶賛爆発中、Co Laのサウンドプロダクションをつくる裏方プロデューサーの面もあるMotion Graphixや、Golden Retriever (Thrill Jockey) としての活動がめざましいシンセシストMatt Carlson、シングル『On Retinae』がMusic From Memoryから再発され、ニューエイジ、バレアリック、アンビエントな耳から世界的な再評価がおこったdip in the pool (!) が参加。
メンバーのSpencerは日本のレーベルEaselから何枚ものCDをリリースしていて、それだけでなく、世界中の音楽とともに大の日本音楽の愛好家である。過去には『1980年〜1986年の日本の音楽』というテーマのミックスを発表しており、敬愛する細野晴臣や小野誠彦、清水靖晃らをアンビエントの心でとらえたそのミックスは、あまりにも穏やかな時間と大きな再生数を生んだ。本作ではそのプロデューサーたちと同じ時代から活動する至宝、dip in the poolとコラボレーションを行っている。
アートワークは注目があつまる新進気鋭のBrenna Murphyが担当。鉄筋状にひろがる虹のようなヴィジュアルが、Visible Cloaksの静けさをいっそう特別なものにした。この作品は繋がるところに繋がっていて、あるべきときに現れた。珠玉のアンビエント盤である。
個人的にも愛聴盤な一枚。日本の電子音楽にも造詣の深く、日本のEASELMUSICからクロークス、ホワイト・サングラシーズとエクペリメンタルな冒険を続けてきたSPENCER DORANとETERNAL TAPESTRYのメンバーでもあるRYAN CARLILEが組んだエレクトロニック・アルバム。細野晴臣や清水靖晃、DIP IN THE POOL等の日本のニューエイジ/エレクトロニクスに影響を語り、サンプリング使用許可のやり取りからはじめり、実際にコラヴォレートすることに発展したDIP IN THE POOLの甲田益也子の参加をはじめ、MOTION GRAPHIXやMATT CARLSONもゲスト参加しております。デジタルでありながら、意識に作用する様な開かれるリラクゼーション・サウンド。多くの人に聴いてほしい。素晴らしいアルバムです。 (サイトウ)