- CD
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- New Release
カフカ鼾
nemutte
Felicity
- Cat No:
- 2018-07-17
ジム・オルーク、石橋英子、山本達久という世界最高峰のミュージシャン3人によるインプロヴァイズドトリオ、カフカ鼾。即興演奏ではあるものの、瞬間瞬間に作曲していくような演奏でありものすごく完成度が高い驚きの作品です。素晴らしい。
ジム・オルーク、石橋英子、山本達久。世界でも注目される3人によるスペシャル・バンド、『カフカ鼾(いびき)』、初のスタジオ・アルバムが完成。三位一体のトリオによる最高の演奏を、ジム・オルークが愛情と時間をかけて再構築した、極上の一品!
世界を股にかけて活躍する3人がメイン・プロジェクトとしているのがこの『カフカ鼾(いびき)』。ジム・オルーク(Jim O'Rourke)は、昨年、じつに13年半ぶりとなるヴォーカル・アルバム「Simple
Songs」をリリースし、海外のメディアでも年間べストに選ばれるなど、日本を拠点として世界中に衝撃を与えました。石橋英子は、Merzbowとのユニット「公園兄弟」で世界有数の電子音楽レーベルEditions Megoデビューを果たし、さらには星野源、坂本慎太郎の作品・ライブ参加や、映画音楽を手掛けるなど活動の幅を広げています。そして山本達久は、各国のアーティストたちとの即興演奏を始め、劇団マームとジプシーの音楽担当やUAの作品・ライブ参加など、多岐に渡って活躍する日本を代表するドラマーとして、重要な役割を担っています。
1曲39分。まるで映画のように紡ぎだされる音のストーリー。3人は、彫刻を掘りつづけるようにゆっくりと、1つの作品を極めて美しいフォルムに仕上げました。多彩な音が、ときにはECM諸作の凛としたミニマリズムと強く共鳴し、ときにはダンスミュージックのように素早いリズムを刻み、テンポやジャンルにとらわれず自由に形を変えていきます。ひとたび耳にすれば、決して難解ではない、気持ちの良い音楽の渦に取り込まれるのです。変幻自在のトリオだからこそできる生演奏ならではの魅力が、ダンスミュージックファンをはじめ、様々な音楽ファンを虜にすることでしょう。
初のスタジオ・アルバムとなる本作は、3人の即興演奏の空気をエンジニアのジム・オルークが新鮮なまま封じ込め、その最高の素材を料理家のように切り刻み、テクニックを駆使して再構築。最初の録音からは約3年、トリオ演奏と、ジム・オルークによるレコーディング~ポスト・プロダクション~ミックスが究極の音楽作品へと昇華したのです。ステレオ・ミックスながらまるで映画館で体験するドルビー・サラウンドのような音の奥行と広がり。より良いスピーカー、音楽環境で聴いた時に、驚きの世界を体感するでしょう。CDと高音質配信、2つのフォーマットでの発売となります。これまで彼らの音楽を未体験のリスナーにこそ聴かせたい、名作を作り続けるジム・オルーク諸作の中でも革新的な作品が誕生しました。
世界を股にかけて活躍する3人がメイン・プロジェクトとしているのがこの『カフカ鼾(いびき)』。ジム・オルーク(Jim O'Rourke)は、昨年、じつに13年半ぶりとなるヴォーカル・アルバム「Simple
Songs」をリリースし、海外のメディアでも年間べストに選ばれるなど、日本を拠点として世界中に衝撃を与えました。石橋英子は、Merzbowとのユニット「公園兄弟」で世界有数の電子音楽レーベルEditions Megoデビューを果たし、さらには星野源、坂本慎太郎の作品・ライブ参加や、映画音楽を手掛けるなど活動の幅を広げています。そして山本達久は、各国のアーティストたちとの即興演奏を始め、劇団マームとジプシーの音楽担当やUAの作品・ライブ参加など、多岐に渡って活躍する日本を代表するドラマーとして、重要な役割を担っています。
1曲39分。まるで映画のように紡ぎだされる音のストーリー。3人は、彫刻を掘りつづけるようにゆっくりと、1つの作品を極めて美しいフォルムに仕上げました。多彩な音が、ときにはECM諸作の凛としたミニマリズムと強く共鳴し、ときにはダンスミュージックのように素早いリズムを刻み、テンポやジャンルにとらわれず自由に形を変えていきます。ひとたび耳にすれば、決して難解ではない、気持ちの良い音楽の渦に取り込まれるのです。変幻自在のトリオだからこそできる生演奏ならではの魅力が、ダンスミュージックファンをはじめ、様々な音楽ファンを虜にすることでしょう。
初のスタジオ・アルバムとなる本作は、3人の即興演奏の空気をエンジニアのジム・オルークが新鮮なまま封じ込め、その最高の素材を料理家のように切り刻み、テクニックを駆使して再構築。最初の録音からは約3年、トリオ演奏と、ジム・オルークによるレコーディング~ポスト・プロダクション~ミックスが究極の音楽作品へと昇華したのです。ステレオ・ミックスながらまるで映画館で体験するドルビー・サラウンドのような音の奥行と広がり。より良いスピーカー、音楽環境で聴いた時に、驚きの世界を体感するでしょう。CDと高音質配信、2つのフォーマットでの発売となります。これまで彼らの音楽を未体験のリスナーにこそ聴かせたい、名作を作り続けるジム・オルーク諸作の中でも革新的な作品が誕生しました。
スタジオで録音した即興演奏を数年寝かせ、忘れた頃に楽器を持ち替えるなどしてもう一度即興演奏を重ね、そこからジム・オルークによってエディットやポスト・プロダクション、オーバーダブされ生み出された作品となります。その方法もあり、即興というよりかは作曲されているものを聴いているような感覚に近く、CDというフォーマットである事に意味があると感じる奥行のあるサウンドのMIXも驚くべき点です。 (日野)