LP Recommended Masayuki Takayanagi New Direction Unit APRIL IS THE CRUELLEST MONTH Blank Forms Editions Cat No: BF-008 updated:2020-04-08 Format LP ---- JPY Wishlist Out Of Stock Sample1 Sample2 Sample3 大友良英氏の師であり日本を代表するフリーインプロヴィゼーションの伝説、高柳昌行の幻の音源が初のレコード化!! 暫次投射 (グラジュアリー・プロダクション) による ‘We Have Existed’ では、高柳と井野はほとんど具体音のみに演奏を留めている。拡散から次第に熱を帯びた音群へと変貌する過程で内なるエネルギーの蓄積が次第に姿を表す様は、暫次投射の性格を色濃く反映した圧巻の演奏となっている。同じく暫次投射にでの ‘What Have We Given?’ は、ドラム、ベース、リードが渾然となり騒音を放なち、そこへギターの不協和が楔のように打ち込まれる。この鬼気を放つ異様なアンサンブルにフリー・ミュージックの果てを聞くことができるだろう。唯一の集団投射 (マス・プロジェクション) となる ‘My Friend, Blood Shaking My Heart’ での、フィードバックと打ち乱されるパーカッションが生み出す圧倒的な疾走感は凄まじいの一言である。そして今回のCD化にあたり、オリジナル盤には収録されていなかった ‘We Have Existed’ のオルタネイト・テイクを収録している。フリー・ミュージックの別テイクと言うと不思議な気もするが、実はこの作品は高柳作品の中でも珍しいスタジオ録音アルバムなのである (‘My Friend, Blood Shaking My Heart’ の演奏も納得がいかず取り直しがなされている)。 #EXPERIMENTAL #IMPROVISATION
暫次投射 (グラジュアリー・プロダクション) による ‘We Have Existed’ では、高柳と井野はほとんど具体音のみに演奏を留めている。拡散から次第に熱を帯びた音群へと変貌する過程で内なるエネルギーの蓄積が次第に姿を表す様は、暫次投射の性格を色濃く反映した圧巻の演奏となっている。同じく暫次投射にでの ‘What Have We Given?’ は、ドラム、ベース、リードが渾然となり騒音を放なち、そこへギターの不協和が楔のように打ち込まれる。この鬼気を放つ異様なアンサンブルにフリー・ミュージックの果てを聞くことができるだろう。唯一の集団投射 (マス・プロジェクション) となる ‘My Friend, Blood Shaking My Heart’ での、フィードバックと打ち乱されるパーカッションが生み出す圧倒的な疾走感は凄まじいの一言である。そして今回のCD化にあたり、オリジナル盤には収録されていなかった ‘We Have Existed’ のオルタネイト・テイクを収録している。フリー・ミュージックの別テイクと言うと不思議な気もするが、実はこの作品は高柳作品の中でも珍しいスタジオ録音アルバムなのである (‘My Friend, Blood Shaking My Heart’ の演奏も納得がいかず取り直しがなされている)。