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Ayu-Chan-Ching
Ba’dansa -Hidden MP3s from Taxi Drivers in South Africa-
Arrround Wicked Sound Maker
- Cat No: ARCD-005
- 2023-08-09
Noolioによる「Side-C Classics」シリーズ等々、快進撃を続けるARROUND Wicked Sound Makerからの最新MIXCDは、赤い土埃舞う南アフリカ・タウンシップ発ダンスミュージックのリアルをダンサー感覚を存分に効かせてMIX!現地タクシードライバーから手に入れたUSB収録音源を中心に、都会的でメロディアス、セクシー&ムーディーな南ア産DEEP HOUSEをスムースに紡いだBad gal DJ=Ayu-Chan-Chingのデビュー作!!!入荷いたしました。遅ればせながらnewtoneでも紹介させてください。
〈ARRROUND Wicked Sound Maker〉最新リリースはなんと南アフリカHOUSE MIX!手がけるのはAyu-Chan-Ching、DJとしては聞き馴染みのない名前かもしれないがそれもそのはず、彼女がDJをはじめたのはごく最近で、これまで長くラテン、レゲエ、アフロなどのダンサーとして活動してきた(asuka ando 「今夜がトロピカル」のMV出演やLIVEでの振り付けを担当しているのは意外と知られていない事実)。主催するパーティー〈NICE 1〉ではOBRIGARRD、KEN2D SPECIAL、BUN BUN the MC、TUCKERなどをゲストに呼び、サブカル臭皆無のダンサーならではのフィジカル感とアンダーグラウンドDJ/クラブ・カルチャーが、東京の夜を遊びまくってきた彼女ならではのセンスでMIXされた稀有なパーティー空間を作ってきた。とかくお教室的になりがちなダンサーシーンに中指を立て(ホントにBad Galなんです…笑)イケてるダンス&パーティーをメイクしてきたそんな彼女がダンスを通していつしか音楽の深みに取り憑かれ、気づいた時にはDJを始めていました。
そのDJ Ayu-Chan-Chingとしてのデビュー作となる本作「Ba’dansa」(ズールー語で「They’re dancing」の意味)は、彼女が2016年、2017年と単身南アフリカに渡りタウンシップ(アパルトヘイト時代の非白人居住区。今でもほぼ黒人が住むゲットーエリア)へ直行、現地のUberドライバーからゲットしたUSBに収められた音源を多数使用したHOUSEミュージックMIX。南アのダンスミュージックというと近年はGQOMが脚光を浴びているが、ここに収められているのは、タウンシップのコミュニティでは(日本におけるJ-POPのような感覚で)ポピュラーに親しまれているというメロディアスでジャジーなDEEP HOUSE。赤土の埃舞うゲットー発なのに、この驚くほど都会的でセクシー&スムースな音の数々はどうですか…!ダークでアンダーグラウンドなGQOMなどに比べると幾分ソフトでコマーシャルな音と捉えられるかもしれませんが、軽やかなビートやメロドラマ的な旋律と、やはり欧米とは異なる独特なリズム感覚、ずっと聴いていられる/踊っていられるこの気持ち良さこそ、Ayu-Chan-Chingを「どうしてもこの良さを形にしてみんなに伝えたい」と衝き動かした大きな魅力。スティールパンを使った曲などラテン/カリビアンな雰囲気も所々に現れたり、ごく一部の耳の早いダンスミュージック好きは注目している新興ジャンル=Amapianoまで、知られざる南アフリカのダンスミュージックのリアルをダンサー感覚を存分に効かせてMIXした1時間となっております。
タクシードライバーから手に入れたUSBに入ったShazamしても出てこないMP3音源はビットレートの低いものもありましたが、e-mura (BIM ONE PRODUCTION)マスタリングで艶のある音に。
ジャケットアートワークはwacky&密林東京、MIXCDのジャケでここまでやる!?ってぐらいのキャスティング&撮影を経た特殊な仕上がり!
ぜひ手に取り、聴いてみてほしい。
(NOOLIO)
————————————————
【推薦コメントいただきました】
強烈な個性と抜群のダンススキルで人々を魅了するAyu-Chan-Chingの感性と視点は、やはりこのアルバムの最大の魅力の1つ。わかりやすい商業的でライトな盛り上げは1mmもなく、ジワジワくる沸点、上げすぎず、狙いすぎず、時々訪れる大胆な展開と着地に、これぞダンスを愛する人が発信するMIXだと思った。
南アミュージックといえば、世界で最も注目を集めるダーバン発のGQOM。ここ近年、一気に音楽最先端シティーにのしあがった背景には、ヨハネスブルクとダーバンの2大音楽都市がもたらした、バリエーション豊富な音楽環境と、タウンシップ(ゲットー地域)の貧困と隣り合わせの生活から生まれてくる濃厚で素晴らしい音楽がゴロゴロしている環境がある。今作はあえてGQOMを極限に抑えて、ハウスMIXにすることで、南アの音楽潜在能力の高さと深い魅力を最大限伝えてくれちゃってる作品なのです。
2016年に他界した南アを代表するハウスDJ Dukesoulから始まり、ラテン系ハウスMi Casa のLa Vidaへ突入するくだりは、現地で実際に体験してきた彼女だからこそできる説得力のある越境感。後半戦には、2018年に話題になったGQOMダンスMakheのハウスver.も登場し、近年の南ア音楽事情もしっかりキャッチできてしまったり、痒いところに手が届きまくりの作品。名曲Dj Toxic feat Absolute/We As Oneへ着地した際に訪れる、爽快感とエモーショナル感は言葉にできない感覚に陥っちゃいます。タウンシップに住むリアルダンサー達との思い出や、そこに横たわる旅でしか味わえない情景が自分のことのように目に浮かぶ。
そう。これは、旅をして出会った全ての人たちへの彼女なりの感謝と愛の作品なのだと悟りました。彼女の人柄らしく、真っ直ぐに全力で愛を伝えに行ってる作品だと感じました。朝から晩まで、どんな場面でも聴きたくなる中毒性と公共性を感じさせながらも、とてもパーソナルな作品であり、どことなく懐かしいロマンチックな心情に、心が共鳴してしまうスーパー魅力的な作品です。このようなMIXに出会えたことは至高の幸せだと思う。リリースおめでとう。
愛を込めてダーリンSAEKOより
————————
完全に夜!!!!!湾岸!!!!!!!!!
入り口でいきなりトレンディなSAXの調べが調べまくり!!!!!!!
砂まじりのサウダージが胸を締め付けまくる!!!!!!!
始まりそうで始まらないと思いきや、もう、すっかり始まってる!!!!!!!!!!!
小学4年生くらいの時にシャカタクのチューン(Night Birds)を父親の車で初めて聴いた時の懐かしい都会的な潤んだビジョナリーが呼び起こされる!!!!!!!!!!
俺も父親になった今ならわかる,,,あの時かけてくれたシャカタクは間違いなく俺に向けた今一番オススメのチューンだったんだって!!!!!!!!!!
そして、ハンドルを握る父親の後姿と対向車線のハイビームに照らされた南アフリカのタクシーの運ちゃんの影が今、一つになる!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンセサイズされた管楽器がむせび泣き続ける心の奥の深~いゾーンから君は抜け出すことができるのか!?!?!?!?!?
Ayu-Chan-Chingさんが南アフリカのタクシー運転手と車内で取引した眩い輝きを放つMP3の数々が俺たちの夜をイルミネイトする!!!!!!!!!!!!!!!
こんなチューンでジワッときとる人 どんくらい おる???
NONCHELEEE
語り継ぐ人もなく,吹きすさぶ風の中へ
紛れ散らばる星の名は,忘れられても
ヘッドライト・テールライト
旅はまだ終わらない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
中島みゆき
————————
曲作ったりDJしたりする時僕は自分を全く信用出来ないのでこれ、あの人だったらどう思うかな?って想像して良し悪しの判断する事が多いんだけど最近は専ら、最初に思い浮かぶのAYUちゃん。
さて、このMIXは南アのダンスミュージックをテーマにしてる訳ですが聴き始めて目の前に拡がったのはなぜか夜の東京。
平日深夜の六本木通りをタクシーで渋谷から六本木に向かってる感じ。
彼女のイメージ通りの実は、「東京」の音。
ピーチ岩崎
そのDJ Ayu-Chan-Chingとしてのデビュー作となる本作「Ba’dansa」(ズールー語で「They’re dancing」の意味)は、彼女が2016年、2017年と単身南アフリカに渡りタウンシップ(アパルトヘイト時代の非白人居住区。今でもほぼ黒人が住むゲットーエリア)へ直行、現地のUberドライバーからゲットしたUSBに収められた音源を多数使用したHOUSEミュージックMIX。南アのダンスミュージックというと近年はGQOMが脚光を浴びているが、ここに収められているのは、タウンシップのコミュニティでは(日本におけるJ-POPのような感覚で)ポピュラーに親しまれているというメロディアスでジャジーなDEEP HOUSE。赤土の埃舞うゲットー発なのに、この驚くほど都会的でセクシー&スムースな音の数々はどうですか…!ダークでアンダーグラウンドなGQOMなどに比べると幾分ソフトでコマーシャルな音と捉えられるかもしれませんが、軽やかなビートやメロドラマ的な旋律と、やはり欧米とは異なる独特なリズム感覚、ずっと聴いていられる/踊っていられるこの気持ち良さこそ、Ayu-Chan-Chingを「どうしてもこの良さを形にしてみんなに伝えたい」と衝き動かした大きな魅力。スティールパンを使った曲などラテン/カリビアンな雰囲気も所々に現れたり、ごく一部の耳の早いダンスミュージック好きは注目している新興ジャンル=Amapianoまで、知られざる南アフリカのダンスミュージックのリアルをダンサー感覚を存分に効かせてMIXした1時間となっております。
タクシードライバーから手に入れたUSBに入ったShazamしても出てこないMP3音源はビットレートの低いものもありましたが、e-mura (BIM ONE PRODUCTION)マスタリングで艶のある音に。
ジャケットアートワークはwacky&密林東京、MIXCDのジャケでここまでやる!?ってぐらいのキャスティング&撮影を経た特殊な仕上がり!
ぜひ手に取り、聴いてみてほしい。
(NOOLIO)
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【推薦コメントいただきました】
強烈な個性と抜群のダンススキルで人々を魅了するAyu-Chan-Chingの感性と視点は、やはりこのアルバムの最大の魅力の1つ。わかりやすい商業的でライトな盛り上げは1mmもなく、ジワジワくる沸点、上げすぎず、狙いすぎず、時々訪れる大胆な展開と着地に、これぞダンスを愛する人が発信するMIXだと思った。
南アミュージックといえば、世界で最も注目を集めるダーバン発のGQOM。ここ近年、一気に音楽最先端シティーにのしあがった背景には、ヨハネスブルクとダーバンの2大音楽都市がもたらした、バリエーション豊富な音楽環境と、タウンシップ(ゲットー地域)の貧困と隣り合わせの生活から生まれてくる濃厚で素晴らしい音楽がゴロゴロしている環境がある。今作はあえてGQOMを極限に抑えて、ハウスMIXにすることで、南アの音楽潜在能力の高さと深い魅力を最大限伝えてくれちゃってる作品なのです。
2016年に他界した南アを代表するハウスDJ Dukesoulから始まり、ラテン系ハウスMi Casa のLa Vidaへ突入するくだりは、現地で実際に体験してきた彼女だからこそできる説得力のある越境感。後半戦には、2018年に話題になったGQOMダンスMakheのハウスver.も登場し、近年の南ア音楽事情もしっかりキャッチできてしまったり、痒いところに手が届きまくりの作品。名曲Dj Toxic feat Absolute/We As Oneへ着地した際に訪れる、爽快感とエモーショナル感は言葉にできない感覚に陥っちゃいます。タウンシップに住むリアルダンサー達との思い出や、そこに横たわる旅でしか味わえない情景が自分のことのように目に浮かぶ。
そう。これは、旅をして出会った全ての人たちへの彼女なりの感謝と愛の作品なのだと悟りました。彼女の人柄らしく、真っ直ぐに全力で愛を伝えに行ってる作品だと感じました。朝から晩まで、どんな場面でも聴きたくなる中毒性と公共性を感じさせながらも、とてもパーソナルな作品であり、どことなく懐かしいロマンチックな心情に、心が共鳴してしまうスーパー魅力的な作品です。このようなMIXに出会えたことは至高の幸せだと思う。リリースおめでとう。
愛を込めてダーリンSAEKOより
————————
完全に夜!!!!!湾岸!!!!!!!!!
入り口でいきなりトレンディなSAXの調べが調べまくり!!!!!!!
砂まじりのサウダージが胸を締め付けまくる!!!!!!!
始まりそうで始まらないと思いきや、もう、すっかり始まってる!!!!!!!!!!!
小学4年生くらいの時にシャカタクのチューン(Night Birds)を父親の車で初めて聴いた時の懐かしい都会的な潤んだビジョナリーが呼び起こされる!!!!!!!!!!
俺も父親になった今ならわかる,,,あの時かけてくれたシャカタクは間違いなく俺に向けた今一番オススメのチューンだったんだって!!!!!!!!!!
そして、ハンドルを握る父親の後姿と対向車線のハイビームに照らされた南アフリカのタクシーの運ちゃんの影が今、一つになる!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンセサイズされた管楽器がむせび泣き続ける心の奥の深~いゾーンから君は抜け出すことができるのか!?!?!?!?!?
Ayu-Chan-Chingさんが南アフリカのタクシー運転手と車内で取引した眩い輝きを放つMP3の数々が俺たちの夜をイルミネイトする!!!!!!!!!!!!!!!
こんなチューンでジワッときとる人 どんくらい おる???
NONCHELEEE
語り継ぐ人もなく,吹きすさぶ風の中へ
紛れ散らばる星の名は,忘れられても
ヘッドライト・テールライト
旅はまだ終わらない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
中島みゆき
————————
曲作ったりDJしたりする時僕は自分を全く信用出来ないのでこれ、あの人だったらどう思うかな?って想像して良し悪しの判断する事が多いんだけど最近は専ら、最初に思い浮かぶのAYUちゃん。
さて、このMIXは南アのダンスミュージックをテーマにしてる訳ですが聴き始めて目の前に拡がったのはなぜか夜の東京。
平日深夜の六本木通りをタクシーで渋谷から六本木に向かってる感じ。
彼女のイメージ通りの実は、「東京」の音。
ピーチ岩崎
Ayu-Chan-Ching彼女自身が、2016年、2017年と単身南アフリカに渡りタウンシップ(アパルトヘイト時代の非白人居住区。今でもほぼ黒人が住むゲットーエリア)へ直行、現地のUberドライバーからゲットしたUSBに収められた音源を多数使用したHOUSEミュージックMIX。南アのダンスミュージックというと近年はGQOMが脚光を浴びているが、ここに収められているのは、タウンシップのコミュニティでは(日本におけるJ-POPのような感覚で)ポピュラーに親しまれているというメロディアスでジャジーなDEEP HOUSE。赤土の埃舞うゲットー発なのに、この驚くほど都会的でセクシー&スムースな音の数々、ダークでアンダーグラウンドなGQOMなどに比べると幾分ソフトでコマーシャルな音と捉えられるかもしれませんが、軽やかなビートやメロドラマ的フュージョニック/ジャジーな旋律と、やはり欧米とは異なる独特なアフリカン・カリビアンなリズム感覚がなんとも最高に心地いい。とにかく最高です。よろしければぜひ聞いてみてください!!!南アフリカン・トロピカル・カリビアンなテイストはもちろんのこと、それらを軽く内包したエレガント・スムーシー・クロスオーバー・R&Bソウル・インフルエンスなジャジー・ディープハウス珠玉。少々チープな鳴り、音の悪さにもグッとくる。大推薦盤MIXCDとさせていただきます。 (コンピューマ)