デトロイト・ジャズ・シーンのキーパーソン、ベーシストTHE REAL SHOOBEEDOOことReggie Fields。モーター・シティ在住時にPharoah Sandersと共演したフィールズは、1970年代後半から80年代前半にかけて Sun Ra と活動を共にし、アフロ中心のレーベル＆アーティスト集団〈TRIBE〉とも親交が深く、Phil Ranelinの 『The Time Is Now. 』やRanelin & Wendell Harrisonの 『The Time Is Now. 』など、TRIBEの重要なセッションにその名を残しています。本作のライブでの編成が非常に豪華で、Roscoe Mitchell や Sun Raとの共演やレコーディングで有名なドラムのTani Tabbal、Donald Birdとの共演で知られるRobert Barnes、Dinah WashingtonやWes Montgomeryなど数々のアーティストと共演をしてきた、デトロイトのピアニストEarl Van Riperという、クレジットだけで期待の膨らむ布陣。このメンバーでスタンダードを演る面白さ。オーディエンスとのコールアンドレスポンス「Do You Call That Friendship」からファンキーに歌う「Oo Shoobee Doo」(sample_1)から、息をのむ美しさの「Crazy She Calls Me」(sample_2)への流れがたまりません。ライヴ盤ならではの会場の温かさも感じられる素晴らしいライブ盤。 (AYAM)