00年代初頭のディープ・ファンク大豊作の時期に〈Now-Again Records〉からリリースされ高い評価を得た『Wildflowers 』。本作は2016年にはB面、EPカット、そして保管庫からのレア音源が追加収録され、CDのみのリリースであったものを20周年を記念してヴァイナル化した、当時のファンにもグッとくる品。ファンクやソウル、アフロなどをHIPHOPのビート視点で表現するスタイルは〈BIG CROWN〉や〈COLEMINE〉などの現行USファンク・シーンにも多大な影響を与えたのでは。各メンバーが BreakestraやOrgone、Dengue Fever、The Lions などのメンバーでもあり、今このラインナップを見ると凄みを感じます。 (AYAM)