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Tirta Sari
レゴン・ラッサム(完全版)
Jukung Music
- Cat No.: JKN-004
- 2017-11-04
本拠地はバリ島中部のウブド王宮の東に位置するプリアタン村にある。ガムランの種類は30種類ぐらい存在すると言われるが、「ティルタ サリ」はプレゴンガンというガムランを演奏楽団である。2曲目「ペンデット」(奉納演奏で村人が踊る女性舞踊)は、バリでは満月の夜にお寺での奉納演奏でよく演奏される。5曲目「レゴン・ジョボグ」も宮廷レゴン舞踊劇で「ティルタ サリ」の得意とする楽曲。 (辻 圭介)
ガムランの種類は30種類ぐらい存在すると言われるが、「ティルタ サリ」はプレゴンガンというガムランを演奏楽団である。その音色は、近年バリ島で流行っているゴン・クビャールよりも甘く美しい。しかも「ティルタ サリ」楽団の所有するプレゴンガンはバリ島でも最も美しい音色と言われている名器中の名器だ。1曲目の「プスパ・メカール」(歓迎の踊り)から始まり、3曲目「タルナ・ジャヤ」(女性の踊る男性舞踊の最高補)、6曲目「レゴンラッサム」(ラッサム王の悲劇の恋物語)まで、「ティルタ サリ」楽団の得意とする名曲を収録している。 (辻 圭介)
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バリ舞踊師でもあるジュクン・ミュージック/ウロツテノヤ子代表の小谷野哲郎氏の尽力のもとハイクオリティな録音がなされた労作です。ってこれは驚きましたよ。高音質で録音されたガムランの音の塊∞粒を浴びた瞬間、「伝統」「体験」「現地」といった前提の世界観が全て吹っ飛びました。 音にイメージと思考がとある方向へ機能的に導かれ、と同時に衝動的かつ暴力的にそれが潰されさらに遠くへ。再生時間は10進法で表現するのは不可能ですが、一応ある時間になったら音は止まってくれます。 もちろんガムランの幻想的な調べに浸れる快楽的な音源でもあるのも確か。エアコンと電気消して闇の奥で聴きましょう。 (Shhhhh)