今作もノンタイトル、素性もあまり明かされていないストックホルムのプロデューサー・FARBROR RESANDE MACの孤高に彷徨うバレアリック・エクスペリエンス。ひたむきにクラウトな電子バラッドのラスト曲”Vattern”(sample1)や瞑想シャッフルビートな”Achilles”(sample2)から、サイケなチルダンス” Tidens Tand”(sample3)。B面の大人の慕情サンセット・ビーツもはまります。

ベルリンを拠点に活動するデュオSPLEENによるちょっとアダルティな雰囲気漂う一枚が新興レーベル[BACK TO THE BALEARICS]2作目として登場。アフロ、ジャズ、ファンクの要素を組み入れながら生演奏を主体に高品質なバレアリックサウンドをメイクしています。おすすめはハウステンポで繰り広げられるAサイド、ロウでオーガニックな質感のグルーヴは絶品です。SPLEENバレアリック周辺の注目株ではないでしょうか。 (TETSUO)