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Various
Voodoohop Entropia 1.5
El Folclore Paradox
- Cat No.: ELP-002
- 2017-12-04
サンパウロ地下で毎回1500人を集めるアンダーグランドパーティ集団&レーベル、”Sonido Trópico”を代表する、DJ Spaniolによるブラジリアン・クラシックのリエディットが初ヴァイナルカット。A面はカエターノ・ヴェローゾの97年発表の隠れ名曲。B面はブラジル北部パラー州の”カリンボ”と、子どもたちが踊るための”シランダ”、いずれもブラジル・北部アマゾン伝統リズムをミックスした、現地ではスタンダード曲のエディット。voodoohopの首領トーマッシュらもプレイするこのシーンのクラシックです。チリアン・ミニマルやデジタル・クンビアといった、00年代南米ダンス現象の影響下、ネクストレヴェルの動きの萌芽。その中でもDJユースだけじゃない、いい曲を選んでみました。 (Shhhhh)
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いよいよ、サンパウロのパーティ・コレクティヴ、VOODOOHOPのコンピレーションの12inch の2枚組です。Shhhhhとして、ブエノスアイレスのレーベル、"デジタルクンビア"の牙城であるZZK Recordsのコンピレーションの選曲をさせてもらって7年。ZZKの種が世界の地下にばら撒かれ、欧米の進行形のダンスミュージックと交配して生まれた、摩訶不思議なスローグルーヴが世界地下で沸き起こっています。雨後の筍のように、soundcloudやBandcampといったオンラインで、南米のトラックメーカーの楽曲が毎日アップされ続けています。それは、VOODOOHOPコレクティブ主催のトーマッシュの衝撃のDJを体験して知ることになりました。 その、トーマッシュ以下、奇才揃いのコレクティブの名曲、迷曲、冥曲たちを12inch x 2でコンパイル。主催トーマッシュの他に、FRUE FESTIVALで来日のピーター・パワー、シロサンプルズ、ウルブ・マリンカ、マカカetcの他にも、大阪からGr◯un土 a.k.a DJ GROUNDが参加。 元はBandcamp上に同タイトルのプレイリストがアップされてますが、それと未発表曲とを大幅に入れ替え、ほぼ彼らの新アルバムといってもいいかと思います。タイトルにある、"1.5"の意味するところはそういうことです。 マスタリングも綺麗にハマり、フィジカルで出す意味と魔法がさらに加わりました。 選曲と曲順は、私とトーマッシュでしました。 ベルリンやチリアン、ルーマニアン・ミニマルと、ブラジル、ラテン/ワールド・グルーヴ、デジタルクンビア/トロピカル・ベースなどが奇怪に融合して生み出された、霊界とのチャント、またはシャーマニック且つオーガニックな酩酊するスロー・グルーヴ。根っこは欧州発レイブカルチャーに沿った快楽性と、南米フォルクローレのセンティミエント。2020年代のトロピカリズモか、はたまた一夜の夢か。このジャケ柄のLSDを太陽に透かして、そのまま口に放り込んで。全12枚、ぜひお試しください。(Shhhhh)