Aubrey、IAN O'BRIEN、Bjørn Torskeなどが参加し、デトロイトテクノやシカゴハウス愛好者たちに支持されてきた老舗テクノレーベル〈FEROX〉。そこから95年にリリースされた、Filippo MoscatelloのプロジェクトNAUGHTY & TOLISによる一枚を入手しました。突き刺さるような電子音とシカゴライクなリズムによるエレクトロ・テクノA2.Electricity（Sample1）。デトロイティッシュなサウンドでありながら、ミニマルなベースと抜けの良いキックに引き摺り込まれるAA1.Move Your Feet（Sample2）など。

Jamie LidellとのSuper_Colliderでも知られる電子音楽家Cristian Vogel。スカンジナビア・エジンバラの重鎮エレクトロ奇才NEIL LANDSTRUMM。2人によるユニットBlue Arsed Flyの95年リリース作品。錯綜するSEとコミカルに跳ねるメロディによるUKテクノB2.In The Bag（Sample2）。それをダビーなディープハウスへと変容させたA.収録のRuss Gabrielリミックス（Sample1）は、美しく奏でられるメランコリックな旋律が素晴らしい。必聴です！！

アンダーグラウンド・ディスコシーン周辺で活躍し、〈Ruff Draft〉や〈COTTAM〉といった自主レーベルを運営するCOTTAM。「攻殻機動隊」のサントラ「謡」をサンプリングしたトラックConsciousnessなどで知られるUKの気鋭によるミニマル・テックハウス2トラック。ずっしりとしたボトムの上で、レトロテイストなストリングスを軸とした上音が煌びやかに展開していくエレクトロ・テックハウスA1.Last Of A Batch（Sample1）。鉄琴で奏でたようなエレクトロニックなメロディが中心でひたすらリフレインなか、周辺でベースやドラムスがにわかに変化していくB1.Damp Corner（Sample2）。2トラックとも良いですが、A1は特に現行テックハウスと混ぜても遜色のないクオリティ。ぜひ！

Floating Pointsによる復刻レーベル〈Melodies International〉が、再発に着手したことでも知られるSYNCROJACK。その再発盤にも収録されているトラック900th Lifetime（Sample1）を含めた95年リリースEPを入手しました！（ちなみに再発盤に収録されているもう一つのトラックDaylightはFloating Pointsもプレイ）。シカゴやデトロイトから受けた影響を、見事にUKブリープへと昇華させた4トラック。充実の内容。お見逃しなく！！

Aubrey、IAN O'BRIEN、Bjørn Torskeなどが参加し、デトロイトテクノやシカゴハウス愛好者たちに支持されてきた老舗テクノレーベル〈FEROX〉。98年にリリースされた第30番は、〈Palette〉を主宰するベテランJOHN TEJADAによるディープ／テックハウスEP。マジカルなメロディと軽やかなリズムが交差するA.Sonic Life（Sample1）。デトロイティッシュなストリングスとリズムが最高なディープハウスB2.No One's Right（Sample2）など。ガラージハウスやデトロイトハウスとの影響関係も伺える3トラック。ぜひ！