南アフリカ産のジャズを再発して来た英国〈MATSULI MUSIC〉の最新ワーク！南アフリカジャズ界のウェス・モンゴメリーとも謳われたギター奏者ALLEN KWELAの代表作として名高い入手困難盤「Black Beauty」(1975)が遂に再発。レジェンドKIPPIE MOEKETSIの他、BARNEY RACHABANE、GILBERT MATTHEWSなどの豪華客演を迎えて1日でスタジオ録音。キャッチーなフォークメロディーに乗った繊細なソロギター、バンド内のコールアンドレスポンスが印象的なタイトル曲「Black Beauty」(sample2)を筆頭に、繰り返しが盗聴の南アフリカ固有の音楽”マラビ”を基礎に作り上げた優雅なタウンシップサウンド。 (Akie)

南アフリカから亡命し、各地を流浪しPHIL COHRAN,AACMとも交流のあったアフリカン・ミュージシャンNDIKHO XABAが、後にJUJU/ONENESS OF JUJUへと発展するNDIKHO XABAとJUJUのLON MOSHEとPLUNKY NKABINDEらとともに録音した1971年のアフロ・レヴォリューショナリー・ジャズ。素晴らしい一枚です。 (サイトウ)

BATSUMIやPACIFIC EXPRESSなどの南アフリカ産のキラーなジャズを再発して来たイギリスの〈MATSULI MUSIC〉から、ターキッシュサイケ、ジャズのパカッショニスト大本命オカイ・テミズと、南アフリカのベーシスト/マルチ・ミュージシャン、ジョニー・ダイヤニの76年のコラヴォレーションアルバムを再発！Khan Jamalやアブドゥーラ・イブラヒム(Dollar Brand)とも録音している人で、南アのピアニストMongezi Fezaを加えたトリオでも３作リリースしている。オカイと、ジョニー・ダイヤニはドンチェリーとも多数共演していて今作でもDON CHERRYの「Marimba (Mother Of Music)」、トルコ民謡など自分たちのルーツとなる伝統的な音楽もプレイしています。アフロ＋イスラムのスピリチュアリズム、強力！ (サイトウ)

BATSUMIやPACIFIC EXPRESSなどの南アフリカ産のジャズを再発して来た英国〈MATSULI MUSIC〉の最新ワーク！〈ATLANTIC〉よりリリースされた原盤は、マイルス・デイヴィスやリターン・トゥ・フォーエヴァーなど、70年代USジャズへの南アからのアンサーとも言える一枚。パワフルなヴォーカルと躍動感、当時の北米ジャズの最新のスタイルと南アのミュージシャンのスタイルが融和した革新的サウンド。オリジナルは入手困難なだけにありがたい再発。フランシス・ゴーディンによる新規ライナーと貴重な写真を掲載したライナーノーツ付！ (Akie)

2011年のジャズリイシューで最も素晴らしいと言い切れる一枚が届きました。南アフリカのアフロジャズBASTUMI。崇高と言える領域まで高めたブラックネスを恍惚と陶酔で放つ。その土台となったものには自身らの歴史背景がある。そういうある種のジャズマナーですが、ここまでの領域に達しているものはそうないんじゃないでしょうか。今現在で言うとハイライフやもっとひん曲がった音の方が時流ですが、この盤においてはブラックネスの強度がガチガチすぎて文句のもの字も出ませぬ。完璧かもしれない。これまでもComet RecordsやSTRUTのコンピレーションとして収録されてはいましたが、オリジナルテープを使用したリマスターでの180g、ゆえにこの音圧は初。お値段高いですが十分にその価値のある一枚。大推薦。500枚限定。 (住友)