1979年に「Darker Then Blue」のカバー（sample1）に始まり、1981年には「Move On Up」（sample2）を制作、「Give Me YOur Love」カヴァー(sample3）も極上。1993年にBlood & FireのSteve Barrowによる制作で。長年の年月を経て完成された珠玉の唯一無二の名カバー・アルバム。ソウルフル・ファンキー・ラヴァーズとでも呼ぶべき唯一無二の世界観、コンピュータライズドいなたいリディム、音の空気感粒具合のイびつながらアーバンまろやかさが只事でない。スライ・ダンバー、キング・タビーズ・ファイヤーハウス・クルーによる名演も素晴らしい。2曲のボーナストラックを収録した全12トラック。 (コンピューマ)

Charles Stepneyプロデュースのサイケデリック・ソウル・バンドRotary Connectionにバックコーラスとして在籍していたミニーが解散後にリリースした初ソロ作。同じくCharles Stepneyプロデュース、ピアノにはラムゼイ・ルイス、ドラムにマーカス・ホワイトと豪華な顔ぶれ。Rotary Connectionの人気曲であり、ATCQサンプリングでお馴染み「Memory Band」(sample_2)カヴァーや、2001年に4heroが脅威のカヴァーでファンを驚かせたラムゼイ・ルイス原曲のオープニング「Les Fleur」(sample_1)など、このアルバムを当時のスティービー・ワンダーも愛聴していたことから共同プロデュースに至り、のちの「Lovin' You」収録の特大ヒットアルバム『Perfect Angel』が誕生することに。天使のような歌声、ドリーミーなハープとラグジュアリーなオーケストレーション、上質な才能とクオリティの結晶と言える美しき名作。 (AYAM)