オランダ産ガラージハウス・クラシック”Jam On It”で知られるBLACK TULIPやWENDELL MORRISONといった面々をリリースしてきた、'90年から続くオランダのレーベル＜TINK!＞の復活にも一躍貢献した、レーベルのホンチョ・TIMES ARE RUFFによる、オーセンティックなディスコループとフィルター・ストリングスの緩急でフロアーを煽る”Vanilla Ice”(sample1)と”Eyes To See”の２トラック。そして、リリース自体も久々となる＜TIEFFREQUENT＞のボス・SIGGATUNEZによる、埃のかぶった古いジャズ・レコードなどからの素材を巧みにパッチワーク、MPCで走らせたビートにシンクしてジャジーなメロディーを生成した疾走感のある”Rush Hour”(sample2)や、芳香なウッドベースのグルーヴ感とモーダルにマッチした”The Upper Room”(sample3)の２トラックからなるスプリット！

BUNKERのI-FやLEGOWELT、INTERGALACTIC GARYといったアンダーグラウンドの歴史のあるハーグのもう１つの顔、多人種なミックス・カルチャーのもとで活動してきた地下ハウス・コミュニティ・TIMES ARE RUFFによる、パーティをジャイブさせる悦楽なサキソフォーンのジャジー・ヴァイブス”Ghettomiles”(sample1)、”I Get Deep”感のあるヴォイス・サンプルがイイ調子のパーカッシヴ・フィルターな”Dr. Zanbar”(sample2)、そしてシチリアのNUTYPE+1984からなるライヴ・デュオ・ IL GARAGEによる、スピーチを合図したブレイクでのボイスループからのサックスが印象的な心地よい浮遊感の”Croccante”(sample3)もナイス！